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秋にそなえるシリーズ②お酢の優れた4つの効能

今日のテーマは「お酢」
「お酢=疲労回復」のイメージかもしれませんが、
それだけではありません!
東京にいた時に色々教えていただいた中医師の先生が
「女性はお酢を毎日摂ると良い」と言っていました。
その理由について今回は解説していきます。
*もちろん、男性にとっても良いものですよ!

✦お酢の性質✦
性味:酸苦/温
帰経:肝胃
効能:活血化瘀/消積/消腫/止血など


✦お酢の優れた効能①血行促進✦
薬膳では「お酢=血流を良くする」と考えます。
性質も「温性」なので、
▪️冷え性で血流が悪い
▪️生理痛がひどい
▪️冷えると痛み(腰痛や神経痛)が悪化する

こういったひとにはとてもおすすめです。


✦お酢の優れた効能②漏れるのを防ぐ✦
「酸味」には収斂・固渋(しゅうれん・こじゅう)作用があります。
収斂・固渋とはからだを引き締めて固め、
漏れるのを防ぐ(過剰な排泄を防ぐ)はたらきのことで
▪️汗をかきやすい
▪️頻尿
▪️下痢が止まらない
▪️不正出血

こういった時に取ると良いとされています。


✦お酢の優れた効能③イライラに良い✦
酸味は五臓の「肝(自律神経やホルモンバランス)」を整えます。

「肝」はストレスや緊張に弱く、
ダメージを受けると硬くなり「気」が滞ります。
気が滞ると
▪️イライラする
▪️怒りっぽくなる
▪️胸が張る

こういった症状が出やすくなるのですが、
お酢は硬くなった「肝」をやわらかくし、
気の巡りをスムーズにしてくれます。

女性はとくに生理前や更年期で「肝」が乱れやすくなります。
思い当たる…!という方はぜひお酢(もしくは酸味のあるもの)を
摂ってみてください。


✦お酢の優れた効能④酸甘化陰(さんかんかいん)✦
漢方には「酸甘化陰」という言葉があり、
「酸味に甘味を加えると陰液(潤い)に変わる」と考えます。
前回の投稿にも書いたように、
これから秋にかけては「潤わす」ことがとても大切です。

お酢にクコを入れた「クコ酢」、
山芋の酢の物、
ピクルスに蜂蜜を混ぜる…などなど。
*ちなみにお酢ではないけど、はちみつレモンも同様です。


* * *


世界最古の調味料とも言われている「お酢」
猛暑きびしい今から秋にかけてはとくにおすすめなので、
ぜひ積極的に使ってみてください!

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