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主体性を育てるために「任せる」 その前にやる事がありますよ! No.625

先日井上塾メンバーのツジカセ有限会社様に訪問させていただきました。

プラスチックの射出成型の工場で機械化されている現場を見ていると、めちゃめちゃ血が騒ぎます!

やはり物作りの現場って男子はわくわくしますね。

今回訪問させていただきお話を伺う中で、私も以前悩んでいた事と同じ話を相談されたので、恩田社長にご了承を頂きシェアさせていただきます。

経営者の悩みは大きく分ければ3つで

・売上利益などの数字の話
・先代との葛藤、部下との関係などのコミュニケーション
・理念の浸透や自主性や主体性などの社員の育成

に分類されます。
もちろん上記3つを複合的に併せ持つ問題や、メンバーの家庭の問題などさらに多様になりますが、まったく問題がないという状況は基本的にはないと思います。

経営者はそういった悩みと向き合うのが仕事だといっても過言ではありません。

そんな中、今回お話させていただいたのは幹部の方の主体性の育成でした。普段からコミュニケーションはしっかりと取れていて、関係が悪いのではないですが自分の思った通りの行動をしてくれていないというお悩みです。

どこの会社にでもある悩みの一つですよね。

会話の中で恩田社長が言われていたのが、「私の思った通りに動いてくれない」という悩みなのですが、これは結論から言えばしょうがないんですよね。

というのも他人は自分とは違うので思い通りに動いてくれないのが普通で、言う通りに動いてくれるのは何か理由があるという前提で話をしなければいけません。

会社では雇用関係にあるのである程度の強制力はありますが、相手の思いを変えるほどの力はありません。

これはたとえ家族であっても、他人を変えることが出来ないのと同じです。相手が自分と同じ思いになるということは無いという前提で仕事を進めていきましょう。

その上で、出来るだけ同じ思いで仕事が出来るよう共感してもらえる環境を作ることが大切です。

主体性を育成するために任せるというのは良いのですが、まかせっきりでは彼が自分のやり方でやった時に「俺の思いと違う」という結論になり、その結果として「俺の思い通りに動いてくれない」ということになります。

例えばお腹が空いた時に奥さんに、なんかご飯作ってと言って奥さんが焼そばを作ってくれた時に「焼きそばの気分じゃなくてカレーが食べたい」って言ったら多分即離婚問題ですよね。いや、離婚にはならなくても喧嘩にはなりますね。

上記の例でいえば、少なくとも麺が良いのかご飯が良いのかを伝えておけば、大きなトラブルは避けられます

任せる前にまず自分がどう思っているか、どうしてほしいかをしっかりと伝え、相手の意見を聞き、合意を持ってスタートすれば大きくずれることはありません。

今回も勉強会を始められますが、始まる前にお互いの意見を交換し想いをすり合わせてスタートしていきましょう。

恩田社長、より良い会社目指して進んでいきましょう!
期待しています。

今日の一言
想いを共有し主体性を育てる
成長するための実践行動
・自分の想いを言葉にしてしっかりと伝える
・相手の意見をしっかりと聞く
・相手がやりたいことをするために自分が何が出来るかを考える
・お互いに合意をし、相手の行動をサポートしていく

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