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会社で起きるこんな間違い 社内のコミュニケーショントラブル① No.722


先週は「やりがいのある職場を作る」「リーダーシップ」「マネジメント」という内容で書かせていただきましたが、今週は社内のコミュニケーションについて書いていきたいと思います。

コミュニケーションで大切なポイントはいくつかありますが、

・対話
・共感
・傾聴
・オープンマインド

などがあります。

どのポイントもとても重要ですが、正しく理解されず、間違ったコミュニケーションが行われている例が多くあります。

会社内でリーダーが行うべきコミュニケーションの中でよくある間違いを参考にしながらコミュニケーションについて書いてみたいと思います。


今日は「なんでやってないの?」「なんでわからないの?」病についてです。

家庭でも職場でも起きる大きなトラブルの一つに「なんでやってないの?」があります。

社内でも聞いたことは無いでしょうか?

会議直前になって上司から

「会議資料出てないんだけど」「今月の数字が出てないんだけど」

って言われて、「ええ~~聞いてないんですけど」というコミュニケーショントラブルです。


これ、上司からは「やって当たり前」と思っているので確認をしていないんですが、部下からすれば「そんなの言われないとわかりません」って話ですよね。


これは、家庭でもよくある事例なのですが、長く一緒にいるので知っていて当たり前とか、「普通わかるでしょ」という期待から起きているんですよね。


私も以前よく妻に怒られていたので身に覚えがあります。毎月1ヶ月の予定を月初に伝えるのですが、出張の予定を伝える時にその問題は起こります。

泊りの時は全く問題ないのですが、日帰り出張が決まり妻に「今週水曜日は東京出張です」と伝えたとします。いざ水曜日の朝に「今日晩ごはんいらないよ」と言うと、「聞いてない」ということで怒られていました。

私の頭の中では「東京出張=夜遅くなるので食べない=晩ごはんいらない」

という図式が成り立っているので伝えないのですが、妻からすればそんなことは聞かないとわからないという話です。

こっちは「長く一緒にいるんだからそれぐらい察してよ」と思うのですが、言葉にしなければ伝わりません。


こういったミスは身近な人しかやらないのでかえって問題になります。

なぜそんなことが起きるかといえば、身近な人には甘えられるからなんですよね。

初対面の人にはお願いできないようなことも、長くいればいるほど甘えられる関係になり、つい甘えてしまいます。


その甘えが相手への期待となって、期待を裏切られると怒りの感情となり、自分が悪いのに相手に怒りをぶつけて関係が悪くなります。

感情の流れにはパターンがあり

期待:最初は相手に「○○してくれるよね」という期待から始まります

悲しみ:相手がしてくれないと「なんでしてくれないの」という悲しみの
    感情が出ます。しかし、この悲しみの感情を出すと相手に対して
    立場が下になるので、それを避けるために感情を変化させます。

怒り:悲しみの感情では相手の下になってしまうため、相手より上の
   ポジションを取るために怒りの感情で優位に立とうとします。

伝えていない自分が悪いのは棚に上げて、相手に怒りをぶつけるので相手も納得が出来ず対立が起こります。


思いは言葉にしなれば伝わらないということをしっかりと認識して、相手に伝えていきましょう。

「なんでやってないの?」「なんでわからないの?」ではなくしっかりと言葉にして伝えていきましょう。

今日の一言
身近な人にこそ甘えずしっかりと言葉で伝える
成長するための実践行動
・何事もしてもらってあたりまえではないと認識する
・常に感謝の気持ちをもち思いは言葉で伝える
・甘えの気持ちが期待になり、悲しみから怒りになるのを意識する


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