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カサンドラ症候群10 神田さんは発達障害の味方?って言われちゃった(´;ω;`)ウッ…

発達障害とグレーゾーン、そしてそのご家族やパートナーが陥る「カサンドラ症候群」のカウンセリングをして30年、オフィスレアリーゼ神田裕子です。

1 近況報告

  ①娘の話

こんな記事を書きました。娘のことを宝物だと書いておきながら、次に日にはもうケンカをしているのですが、それでも楽しくにぎやかに、子育てをしています。

娘を産んだのは42歳の時でした。まさか妊娠していると思わず、でもなぜか家にあった検査薬を試すと陽性!その驚きと言ったら・・当時の秘書にすぐに電話をして「子どもができた」と告げると、「誰が、ですか?」とまったくわけがわからない様子の返事が返ってきました(笑)

それはそうですよね。ずっと子どもができなくて、放置していたら突然できたのですから周りもびっくりです。若いうちに出産しておくのもいいのでしょうけれど、私みたいに、ある程度仕事への達成感を得てから産むのも、仕事への未練?がなくてよかったです。

娘を習い事に連れて行きながら、私も小さい頃に戻って習っているような感覚になりました。生き直しのような感じとでもいうのか、まるで自分が学んでいるようで、彼女が終わるまで見守っているのが楽しかったのです。全部で10種類を軽く超えていたと思います。体操、新体操、水泳、英語、そろばん、乗馬、日舞、バイオリン、ピアノ、右脳教育、速読、アートスクール、パズル道場、ロボット教室、サイエンス教室‥かけもちの日もありました。

そのうち、どれかをやめると言い出すだろうとママは高を括っていました。でも、すべてが新鮮だったようでなかなかやめません。授業料が続かないと音を上げたのは私のほうでした。適性を見て、取捨選択していきました。その結果、現在残っているのは、日舞と楽器です。

子どもの才能が、どこにあるのかを見極める”実験”でした(笑)もちろん本人の意向も汲みましたが。彼女の自信になっているようなので、悪くはなかったようです。現在は、韓流映画にはまって以来、韓国語の練習をしています。彼女の中学校で募集していた韓国の高校との交流プログラムに選ばれたため、それはそれは熱心です♪育児をしているお母さんたちには、もっと「子育てはこうあるべき」ではなく、それぞれの方針で自由に楽しみながら育ててほしいと思っています。

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  ②カウンセリングの料金改定

カウンセリングのシステムを改定しました。定額制(サブスク)にいたしました。実際にカウンセリングは1回では終了しません。その前後、メールによるお問い合わせや、カウンセリングで出した”宿題”へのコメントや指示、そして経過報告とアドバイス等、カウンセリング以外にしているサポートは山ほどあります。それで、すべてを”込み”で金額設定をしました。クライエントの皆さまにはその方が気持ちがラクだと言われています^^

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2 出る杭は打たれるけれど…の巻

カサンドラさんの、少しでもお役に立てればいいなぁ~と思って立ち上げた発達障害とグレーゾーン、カサンドラ症候群の支援団体『カサンドラ・ラボ札幌』ですが、意外と、身近に”足を引っ張る人”がいるものです。というのは、「私はカサンドラです」とご自身でおっしゃる人とやりとりをしていたのです。すると、「神田さんは、発達障害の方の味方ですよね」と嫌味を言われたのでした(´;ω;`)ウッ…

いや、あなた!敵・味方ってことではないでしょうという感じでした。私は二項対立が好きではありません。それについては、アメブロに書きました。

「味方」の対極には「敵」があります。「正義」の反対は「不義」「美」の反意語は「醜」男と女、平等と不平等、・・・等、なぜ人間は白黒つけたがるのでしょうね。どちらにも属さない、中間という状態があり得ると思っています。そこにドラマや歩み寄りもあるのじゃないかしら。

ブログには昼と夜の間にあるものを書きましたが、「間(あわい)」には、どちらとも決められない曖昧さの他に、時間の経過という「間(ま)」があるように思います。

カサンドラさん達にも考えてもらいたい課題があります。それは、ご自身の成育歴や価値観です。

そもそも、「発達障害だと知っていたら結婚していなかった」とおっしゃいますが、

●相手のどこかに魅力があるから結婚までされたのでしょう?
●どうして、そこに惹かれたのでしょうか?
●そのこととあなたの親子関係は、どこでどうつながっていますか?
●家庭や家族って、どんなものであってほしいですか?
●あなたが「愛」と呼んでいるものは、単なる自分にとって都合のいい状態(支配)なのではないですか?

なんてことを質問しながら内省いただいて‥気づきを促していきます。

離婚や別離、別居は結果です。そのことが重要なのではなく(いえ、もちろん大変なことではありますが・・)、結論に至るまで、これまでの状況や気持ちを整理して、分析し、決断することこそが大切なのです。出会いと別れはお互いに傷を残しますが、それだけではないはずです。ご縁があって一緒に過ごしたのですから、そこから何かを学び、成長へつなげていってほしいと考えています。

実は・・(ここから他のSNSには書いたことがないのですが)私は、20代にフェミニズムグループで活動していました。フェミニズムやジェンダーについて考えたかったのです。私に女性の自立を問い続けた母のこと、そして母子関係が何かしら人生に関与していると考えたからでした。でも、明らかに女性差別撤廃と平等社会の実現を目指す活動に、そのうち違和感を持ちました。

私は、心理カウンセラーです。クライエントは女性だけではありません。男性もまた、この社会の中で生きづらさを抱えて生活しています。女性ばかりが被害者とはどうしても思えなかったのです。男性と女性の間に、もっと混沌とした”社会の魔物”のような問題が、渦巻いているように思えました。(今になって思えば、女性差別をなくすことが男性を「らしさ」から解放することでもあったのだと思えます(*^。^*))

そしてここに来て今度は‥カサンドラ症候群に陥っている人たちを支援する際、「カサンドラVS発達障害」の図式を描いている人が大勢いることを知りました。どちらにもそれぞれの人生があり、そこで培った価値観や思考の”ものさし”があるのです。さらに発達障害のある方は、そうとしかできない特性を抱えています。その特性も含めて「その人」だから、まるごと愛してあげたいと思っています。定型発達にはないピュアさや感覚の鋭敏性、そしてすぐれた能力があります。

カサンドラさんにも、性格や気質傾向に愛着スタイルの影響があります。お互いのそれらの組み合わせによって恋人や家族が成り立っています。でもそのことに気づかずに、パートナーや家族が理解しあえず悩んでいる・・その葛藤を整理・調整して、両者が歩み寄ることのお手伝いをできたらうれしいと思っています。

カサンドラと発達障害の「間(あわい)」に、私たちカサンドラ・ラボ札幌がなれればいいなぁと考えています。

■愛着障害についてはこちらをお読みください^^

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