見出し画像

羽藤ゼミ4期生の社会連携の成果 (瀬戸内カレッジ2019)

流通科学大学羽藤ゼミ4期生が3年次に取り組んだ社会連携プログラム、瀬戸内カレッジの成果がJR西日本のおでかけネットにて公開されました。学生が約1年かけて取り組んだプログラムの成果です。

瀬戸内カレッジとは

 JR西日本・自治体・大学が連携し、若者視点を活用した地域活性化、旅行需要の喚起、学生の成長機会の創出を目指す産官学のプロジェクトです。これまで北陸、南九州、新潟エリア等で内容に合わせて毎年実施してきました。
 一連の取組みを通して、参加学生と地元協力者の間で交流が生まれ、地域と連携強化の促進、大学生による若者目線での旅行プランや地元の課題解決に向けたアイデアの提案、および自主的な地元PRを展開してきました。
 2019年度は瀬戸内エリアを対象とし、「瀬戸内カレッジ」を実施します。(瀬戸内カレッジHPより)    

我々の調査・課題設定

今回、我々は松山市と広島市、呉市、廿日市市 (瀬戸内・松山ツーリズム推進会議) に協力してもらい、男子大学生をターゲットにした提案を行いました。
今回はそのなかで、課題に入るまでの導入部分を少し紹介します。具体的な提案はJRのHPを御覧ください。

まず、学園都市付近の大学に通う学生100人に対し、駅前で学生が街頭調査を行いました。そこでの質問は簡単なもので、「中四国へ旅行に行くなら、どういったルードで行くか」、そして、中四国への旅行についてです。

スライド04

調査を行ってみると、広島や愛媛に行くと答えた学生が多い一方で、松山と広島を周遊して旅行を楽しみたいと回答した学生が極めて少ない (6%) ことがわかりました。そこで、我々はこの地域が抱える一番の問題は、「学生には松山と広島を周遊して一度に旅行するという発想が無い」ことだと考えました。これは学生だけではなく、多くの社会人が抱く意識とも一致すると思います。

スライド05

実は、松山と広島はスーパージェット (船) を利用すれば1時間ほどで移動することができます。客観的にはすぐに移動することができる距離である一方で、精神的にはかなりの距離を感じてしまいます。実際、移動時間を学生に質問してみると、2時間ほどかかるとの回答が多くありました。このイメージと現実のギャップを埋めると同時に、こういった周遊旅行の存在、そしてその魅力を高めることが学生が解決していく課題であると彼/彼女らは考えました。

その他、発表会では色々と説明していますがここでは割愛


具体的な提案

以下のリンク、そして電子パンフレットから学生のおすすめスポット、提案を確認できます。

今回の連携を通じ、学生も学ぶ点が非常に多かったと思います。そもそも、学生にとってはアルバイトとは違う社会人との関わり方で、それだけでも学ぶことが多くあります。もちろん、協力してもらう自治体の方にも多くの負担を多くかけますが、その分学生には意外性のある"おもしろい"提案をしてもらいたいです。

画像3

この記事が参加している募集

いいね、フォローしてくれると学生のやる気につながります