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問題解決力を高めるたった1つの方法

仕事において切っても切り離せない問題解決。頭で考える仕事のほとんどが何らかの問題を解決する仕事だと思いますが、この方法を理解してるか、実践できているかで仕事における成果が大きく変わる大事なポイントです。
ただ、実践できている人はほんのわずか。逆に言えばこれを実践するだけで一歩突き抜けた仕事ができるようになること間違いなしです。

結論

先に結論から書くと、たった一つの方法、それは

「課題を正しく設定すること」

以上です。

何を当たり前にと思われる方も多いと思うので、解説していきます。


問題とは?

まず、言葉の定義からしていきます。問題とは何でしょうか?

問題=理想と現実のギャップ

と定義することができます。

例えば飲食店で提供時間が1時間かかると言う事実は問題でしょうか?

答えはお店によります。
理想の状態によるということです。

ファーストフードでハンバーガーの提供に1時間かかっていればそれは大きな問題です。

ただ料亭で1時間かけておいしい釜飯が出てきたらどうでしょうか。それは問題にはなりえません。
こういったように同じ事実であっても場面が違えば、理想が違えば問題になったり問題にならなかったりします。

課題とは?

では、課題設定の課題とは何でしょうか?
問題と似た言葉ですが明確に使い分ける必要があります。

課題=問題の中で優先順位の高いもの

問題は数多く出てきていますが、課題は1つもしくは2つに絞り込むことです。絞り込めていないというわ事は正しく課題設定ができていないということです。

まさにここがポイントで、正しく優先順位を付けられていないことで、対策が無数に出てきてやることが増え、集中できずに成果が出ないという負のスパイラルに入ります。まさによくある失敗例です。いかに課題を絞るかが最大のポイントです。

課題の特定ができれば問題解決は9割できたのと同様です。課題が明確であり、しっかりとした論拠に基づいていれば、後はそれを解決する対策行動計画を作るだけです。そしてそれを実行すれば問題が解決されると言うことになります。

逆に言うと、この課題が正確に設定できていないケースが非常に多く、ここが誤るとどんなに対策を打っても実行しても継続しても問題は解決をしません。

それでは事例で見ていきましょう。
ある飲食店においてさまざまなマイナス点があったとします。何が課題でしょうか?
・人不足
・店長とスタッフのコミニケーション不足
・スタッフの接客が素っ気ない
・提供時間が遅い
・店内が暗い

先ほど記載した通り、こういった問題のような事実が出てきても、お店の理想像によって変わります。お店の場合はどういう戦略で運営しているか、ということです。

例えば、スタッフとお客様との距離が近く、常連のお客様が多いお店であれば「接客が素っ気ない」ことが大きなマイナスとなります。

また、提供時間が勝負であるエキナカにある立ち食いそば屋さんであれば、提供時間が遅いことが致命的になるので、そこが課題と捉える必要があります。

整理すると、お店の運営方針に照らし合わせた上で、一番重要なポイントの中で問題が発生しているところが課題ということです。言い換えれば、「ボトルネック」や「センターピン」ともいえるかもしれません。

陥りやすいこと①理想を描いていない

一般的に良くやりがちなことは、問題だけを羅列して理想像を描かずに単に影響が大きそうな問題をピックアップするケースです。お店の戦略や今どのように売上を上げているかが違えば同じ事実であっても課題設定が異なります。

陥りやすいこと②すぐに対策を立てる

最も多いワナがこちらです。問題が出てきたタイミングですぐにそれを解決する対策に走ってしまうことです。店長とコミュニケーションが少ないということを聞いた途端に「定例ミーティングをしよう!」「定例個別面談をしよう!」ということです。もちろん、その問題の解決にはなるかもしれませんが、その問題の優先順位をしっかりと判断しないと無駄な対策となりやることが増えてしまうので、まったくもってNGです。

(ただし、私自身もこのワナにはかなりハマりやすく意識していてもすぐに対策の話をしたくなってしまいます・・・)

まとめ

整理すると問題解決の手順は下記のとおりです

①理想を描く

②理想と現実のGAPを探す【問題発見】

③優先順位が高い問題(課題)を設定する【課題選定】

④対策立案

⑤改善スケジュール作成

そして実行+継続ということになります。こう書くとすごくシンプルですがなかなか難しいです。是非実践してみてください!

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それでは、ありがとうございました!


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