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【エッセイ】なぜ私はnoteで投稿することさえ不安なのか

私は、小説家を目指していた過去もあり、文章を書くのが好きだ。
自分で、つたない文だと思い、noteに投稿することを恥じているが、投稿が怖いのは、その理由だけだろうか。

言葉や文章には、影響力がある。
自分では大した文章ではないと思っていても、確実に人の脳に作用し、心にまで届く。
ちょっとマイナスの言葉をつづれば、いやな気持ちになる人だっている。
もちろん、つらいときはマイナスの言葉を吐いたっていい。
しかし、私はなるべく苦しい気持ちのときはnoteやSNSに向かわない、と決めている。
自分の言葉が人に与える影響を考え、投稿を恐れる気持ちはかなり強い。

他にも、自分の性格や過去の経験などを事細かに書くのにも抵抗がある。
noteやSNSで、自分をさらけ出すのは、私には案外難しい。
具体的に語ると、誰か知り合いの目にとまり、私だと特定される、という恐れもわりと強い。
(私は隠れゲイなので、特定されるのは怖い。)
そんなことはあまり起こらないかもしれないが、理屈で分かっていても、その恐れが脳裏に浮かんでしまう。

そういったいくつかの不安が心にからまり、エッセイや小説をnoteでつづることを恐れているのだ。
とはいえ、現在は「つぶやき」も使って、かなり投稿している。
怖いからといって、まったく行動しないわけにはいかない。
私はやはり、何かを書いたり表現したりすることが好きなのだ。

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