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名刺代わりに本の話を~宮部みゆき先生編①~

Twitterで《#名刺代わりの小説10選》というタグでお気に入りの本を紹介しています。正直、10冊に絞るのは大変で(✘д✘๑;) ³₃なので、note記事に私の読書経歴をまとめてみることにします。第2弾は、私の原点の作家さんである、宮部みゆきさんのお話。

📖宮部みゆきさんとの出会いで彩られた新たな読書の世界

記憶にある限りでは、最初に読んだ宮部作品は「パーフェクトブルー」でした(ᐡ• ﻌ • ᐡ )児童書では物足りなくなってきて、「何か面白いの無いかなーっ」と探していた時に叔母が勧めてくれたんだったかな。
事件の内容はなかなかにショッキングですが、子どもながらにマサとかよちゃんの活躍を応援してました📣✊2冊しか出てないのが悲しい…続きが読みたいシリーズのうちの1つです。

ここから、宮部さんの過去作を手当り次第(笑)に読んでいき、今に至ります。
宮部さんは多作の作家さんで、ジャンルも多岐にわたるので“宮部作品で好きな本を、ジャンル毎に並べてみました。まずは、現代を舞台にした作品から。


*最新刊だけじゃない!過去の名作から選ぶ宮部作品おすすめ本

📖『ステップファザーステップ』
屋根から落ちた泥棒が中学生の双子の兄弟に助けられ、彼らに弱みを握られて偽りの家庭生活を送る父親のふりをするお話。設定がおもしろくて、笑える場面も(*´罒`*)。青い鳥文庫に収録されたのも納得です。泥棒主人公の性格の憎めなさや次第に双子に感情移入していく姿にほんわかする作品です。

📖蒲生亭事件

主人公は予備校受験のため宿泊したホテルで火災に遭遇する。そこで自分を助けた男が時間軸を自由に移動できる能力を持っていることを知る。彼らが避難した先は昭和11年の東京で、“二・二六事件”が起きようとしていた。初めて読んだ時は二・二六事件についてまったく知らなかったので“物語”としか見ていなかったのですが、歴史を学んだ今読み返してみると、色々と考えてしまいますね。

📖小暮写真館

あなたの写真(ひみつ)、解き明かします。商店街にひっそり佇む小暮写眞館へ、高校生の花菱英一が引っ越してくる。そこに女子高生が持ち込んだ不思議な写真を巡る謎に関わり、写真に秘められた物語を解き明かす。昔ドラマ化もされたこの作品。のほほんとした展開のなかで、写真に込められた“人の想い”がしっかり描かれていて心温まるお話です♪

📖誰か 
結婚の条件として、財界の要人でもある義父の命で、コンツェルンの広報室に勤めることになった杉村三郎。その義父の運転手が暴走する自転車に撥ねられて死亡する。三郎は梶田の娘たちから亡き父についての本を書きたいと相談を受け彼の人生を辿り始めるが意外な事実が見え始めて―。テレビドラマ化もされた人気シリーズの第1作目。このシリーズは本当に、“イヤミス”という言葉がピッタリだなと思います。人の心の暗~い部分をこれでもかと炙り出していきますが、それは杉村さんがどこまでも“好い人”だからより際立つのかも。続刊の『名もなき毒』『ペテロの葬列』『希望荘』『昨日がなければ明日もない』も要チェック✅です!

長くなってしまったので、続きはまた新しい記事にまとめます(◉ ω ◉`)時代劇編、ファンタジー編とするつもりです♪

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