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NHK大河ドラマ『麒麟がくる』最終回「本能寺の変」

この世に正しき『麒麟』はくるのか!?

NHKの大河ドラマ。毎週楽しみにしておりました😊
放送が1か月もコロナの影響で中断し、一時はどうなることかと思いましたが完結して良かったです!

今回の主人公は『明智光秀』。当時、日本に来ていたポルトガルの宣教師 ルイス・フロイスは光秀の事を、

「謀略好きで、悪魔とお友達😎」

などと書いた文献を残しており、とんでもなくdisっております💦
他の歴史ドラマでも、光秀は裏切り者の印象が強いため、どうしても悪役、裏がある男、もしくは臆病な感じで、役者さんが務めていました。

しかし「麒麟がくる」ではクールな人物どころか、とても情に厚く、 忠義者で、弱きを助け強きをくじく。一言でいうと

ものすごくいいひと🥰✨

かつて、こんなにも「いい人」で描かれた明智光秀があったでしょうか。つねに誠実に事を運び間違ったことがあれば、相手がたとえ主君や将軍であっても物申す姿は、りりしい限りです。こういう方が会社の上司だと助かりますね。逆に部下にこのような方がいる場合は頼もしく思うことでしょう。うるさくて、めんどくさい時もあるかもですが😆

なんで、こんないい人が、本能寺の変を起こすのか...。
そこを最終回、どうやってドラマにするのか楽しみでした。

本能寺の変について、主演の長谷川博己さんが少しだけNHKのnoteにその心境を語ってくれています。

「古き悪しきものを壊し、新しき善きものをつくる」

たしかに今、世の中は大きく変わろうとしていると感じますので、このドラマは現代に通じるものがありますね🤔この時代の方々も、もがきながら、必死に生きていた事がよくわかります。人間ドラマが熱いです。

麒麟がくるのオープニング曲も素敵ですよね。ここからも、正義感に溢れる姿が想像されます。大河のオープニングは、ドラマの顔の一つです!

今回の大河ドラマは、戦国時代ですので合戦が見どころの一つだと思います。とくに、中断直前の桶狭間の戦いでの今井翼さんが演技した毛利新介の高跳びからの槍で今川義元に飛び掛かるシーンは凄かったです。格好良すぎでした。

ただ、これ以降、例のコロナの影響を受け撮影は中断。途中に「麒麟がくるまでお待ちください」なる番組もありました。

そして、大がかりな戦闘シーンは軒並みカット。今回はドローンを使った戦闘シーンなどもあり、とても楽しみにしていただけに非常に残念でした。長篠の戦など有名な合戦シーンを必ずやると思っていましたので、これに関しては、現場の方の心中お察し申し上げます。きっと、ご無念でしょう😭

その代わり政治的なおもむき、また人間の心理をついたお話に代わっていき、逆に明智光秀の真相に近づいていたように感じます。とくに内裏とのお話など通常の戦国ドラマでは、ここまで深く公家との話を盛り込んだの初めてで、非常に見どころ満載でした。

特に「正親町天皇」との謁見シーンなど官位を持たない下々のものが、あの時、帝に話をするとしたら、こうするだろうと言う憶測をしながらの演出は見事で面白かったです。

ちなみに、正親町天皇を演じた坂東玉三郎さんと長谷川博己さんとのお話がnoteにアップされています😆!とても貴重で面白いので、お時間ある方はお読みください。

ドラマでは、野心に芽生えた光秀でなく、織田信長の言動に見て、やむを得ない状況となり、動いたとなっていました。

それまでも、信長に反旗を翻した武将は数多くおり時の将軍(足利義昭)でさえ、信長包囲網を2回も作り盤石の体制で攻めかかりましたが、いずれも失敗。だれも信長の勢いを止める事はできませんでした。それが、重臣とはいえ、一介の武将である明智光秀が成功させた。ドラマには、少ししか出ませんでしたが、信長の嫡男である織田信忠にも同時にに攻め込み、こちらも謀反成功。

つまり織田家の後継ぎまで倒した事で、天下が光秀に転がり込みます。

当時の状況では、京都周辺には明智光秀しか大軍勢をもった軍団はいませんので、完全に天下を掌握したと思ったはずです。もし、明智光秀がドラマ通りに、清廉潔白な武将であったなら、どんな世の中になったのか気になります。足利義昭も健在のため、足利幕府を再興したのでしょうか。キリシタンの弾圧もなかったのでしょうか。そもそも、鎖国はしていなかったでしょうか。妄想が膨らむ瞬間です。

そんな天下を取った明智光秀ですが、なぜか、これをいち早く察知して、京都に軍団を向けた人物がいました。それが、佐々木蔵之介さん演じる「羽柴秀吉」。この秀吉さん、面白かったですよね。最初の登場シーンでは、木に登って笑ったり、信長が光秀に秀吉(当時は木下藤吉郎)を紹介するシーンは、甲高い声でハハァー!と言いながら、中腰で素早く動く登場の仕方は笑ってしまいました。あれは、なかなかできないと思います😂

そして、恐らく佐々木蔵之介さんが一番目立つ、有名な中国大返しが、わずか1分たらずの話で終わったのがしごく残念です。そして、その後に行われた光秀vs秀吉の「山崎の戦い」も、まさかのナレーションで終わってしまって、コロナが最後まで影響していたのは悔しい限りです😭

ただ、本能寺の変だけは、さすがにやるだろうと思い、最終回を楽しみにしておりました。誰一人として裏切らなかったと言われる明智軍団の結束の力がわかるシーンから始まり、そのまま京都 本能寺へ、軍勢を差し向ける。正義のための戦という感じでした。

文献ですと、あの時の信長は戦いましたが、女性や子供、お坊様は逃がしたそうです。十兵衛は、むやみに命を奪わぬだろうと予想して。そのおかげで、いろいろと信長の最後が口頭で伝えられたようです。どこで切腹したとか分かってるんですね。ドラマでも、焼け跡のシーンが描かれていました。

そして、そのまま天下取りへ!!と行きたいところで、番組終了。そして、3年後へ...。へと続き、最後に明智十兵衛さんが馬で走っていくシーン。

ん!?これは、明智光秀は、あそこで死なずに、この先も生きて、仲が良かった徳川家康と一緒に江戸幕府に貢献した!?Σ( ̄口 ̄;)

そんな感じで終わりました。つまりこれは、明智光秀は生きていますね!

ちなみに、ドラマが終わった直後に、主演の長谷川博己さんがTwitterにメッセージを投稿しておりました。

ああ、これは生きていますね。

間違いなく生きています。明智十兵衛殿は死なずに、世に麒麟をつれてくるため、この後再び現れるのですね。番外編が本当にできたら、ぜひ見たいと思います。NHK様、なにとぞ、お願い申し上げます!

「麒麟がくる」は、新しい価値観で見ることが出来た、斬新な戦国大河でした。とても面白かったです。しばらく、十兵衛ロスになりそうですが、色々な本も出ていたり、きっと他のnoteにも、明智光秀のことを書いている人が多いと思いますので、それらを楽しみにしていこうと思います。

いやぁ~、大河ドラマって本当に面白いですね。
それでは、また来週!🥳


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