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ほんとに私、彼らが大好き♡ 海外ドラマ『THIS IS US』は、ここ数年で一番の“何度も観返したくなる作品”なのです。

ずっとずっと書きたかった。書こうと思っていた。

でもね……〈シーズン1〉をNHKで観て、「本国アメリカではもう〈シーズン3〉だって!」とか「DVD出るらしいよ♪」とか「全部で〈シーズン6〉まで決まったって♡」とか次々と流れてくる情報を追いながら、「えぇ!?  NHKさん、〈シーズン2〉は放送してくれないのぉーーー!?!?」といじけているうちにどんどん時は流れ、「今年の正月休みにどーんとレンタルして観よう!」→「その前に久々に〈シーズン1〉、振り返るとしますか♡」なんてやっていたら、もう2月なんだもん!(って、これ書きはじめたときはまだ2月だったのね…)

ちなみに今wikiってみたら、「日本では2017年10月1日よりNHK総合にて放送開始」とある。そんなに前だったのか……。そういえば〈シーズン2〉は「BSプレミアムにて2019年4月12日より放送開始」だったね。“NHK総合でもやってくれ~!!(うちのマンションはBS観れないんだよー!)” と祈るような気持ちで待っていたのはもう、遠い過去の話……。


で、つ・い・に♡!!  レンタルしたんですよ、〈シーズン2〉のDVDをひとまず4枚!!!!(30日間借りられる宅配レンタル。2話ずつ入ってるから全部で8話。2回ずつ観た。でももう続きが観たすぎて、待てない……。あんなところで終わるなんて! ケイト〜‼︎ 泣)



でね、いろいろ書きたいんだけど……(もちろん、ネタバレなしで☺︎/*)

これから観る人には、ぜひ!

まっさらな状態=前情報なしで、とにかく〈シーズン1〉の〈第1話〉を最後まで、観てほしいんだな〜。そのほうが絶対に楽しめると思う♪(なんでもそうだけど、最初の瞬間・あの感動を味わえるのって「1回目のときだけ」なんだもの♡)

だから何も調べず、どーーーんと飛び込んでみてほしい。

それで〈第1話〉を見終わったとき、「‼︎」となっていたらもう、あなたは THIS IS US ワールド の住人になってるはず♪  彼らのことを、もっともっと知りたくなっているはず♡なのです♡(見終わったとき「?」「意味わっかんねー」って人はきっと、縁がないんだと思う。←それは悲しいことではない。限りある人生の時間は、興味のあるものに使ったほうがいい☺︎b)



以上を踏まえたうえで、〈シーズン1〉の予告動画を1つ。これは観ても大丈夫なやつ(ところでNHKのサイトはもう死んでしまったの?)。ご覧のとおり、〈シーズン1〉には「36歳、これから」ってサブタイトル?がついている。

その理由は、物語の主人公が「同じ誕生日」に「36歳」を迎えようとしている4人の男女――ジャック、ケヴィン、ケイト、ランダル――だから。

2016年秋、全米を感動の渦に巻き込み新作No.1に輝いたテレビシリーズが誕生した。それが「THIS IS US」だ。36歳を迎えた同じ誕生日を持つ4人の男女の日常を綴った本作は、キャリア、家族、恋愛など、人生において直面する挫折や苦悩をリアルに描き、視聴者の共感と高い支持を獲得。シーズン1の平均視聴者数は約1,530万人※に達し、2017年にシリーズ復活で話題を集めた「24 -TWENTY FOUR- レガシー」や「プリズン・ブレイク」のシーズン5を遥かにしのぐ大ヒット作となった。

※Adults 18-49 rating (Live+7) ニールセン調べ

以上、AXNジャパンHPより
https://www.axn.co.jp/programs/this_is_us


とにかくね、脚本が素晴らしい!!! 「どうやったら、こんな層が厚くて多面的な物語を思いつくの? 描けるの??」って、毎回そして観返すたびに熱くなる。キャラクター設定も、物語の流れや見せ方も、すべてが深く考え抜かれ・練りに練られていて(それが伝わってきて)、実に効果的で(毎回見事に胸を打ち抜かれる、続きが観たくてたまらない)、回を重ねるほどに惹き込まれていく。どんどんどんどん好きになる。ほんとに・ほんとに・ほんとぉーーーに、最近の日本のテレビドラマや映画によくあるような「薄っぺらさ」や「安っぽさ」、「底の浅い人物設計」「説明台詞の多さ」「想像を超えてくれない予想以下のストーリー展開」などなどなどなど……とは全く異なる(見慣れている人にはついてこられないかも。そのくらい、どの場面も見逃せない・見逃したくない・あとからまた観返したくなる・そこでまた「あぁ!」とか「おぉ!」となる)、濃密上質な、神が細部に宿りまくっている(まじで!!)作品なのです!!!


……って、何かの素晴らしさを語るために、素晴らしくない別の何かを引き合いに出すなんて、私の文章力もなかなかにダサいのですが(苦笑/だから筆が進まなかった)、こんな私と同じように(?)、そこらへんに転がっている「ファストフード的作品」を前に、“いやいや私、もっと時間もエネルギーも愛も情熱もクリエイティビティーもプロ意識も注入された、さらには創り手のセンスやユーモアがキラリと光る「最高の食材で創ったフルコース料理的作品」を味わいたいのよ!!!”な~んてワガママ放題なことを感じている人には、ま・じ・で、「一度試してみる価値あり✴︎」と伝えたい。こっそりと。
(覚えてる? 「とにかく〈シーズン1〉の〈第1話〉を最後まで」だよ?  その45分であなたは、昨今なかなか味わうことのできない質の高い重厚な物語の世界に――そう、〈シーズン6〉まで続く、さまざまな愛すべきキャラクターたちが生きる、あの世界に――魅了されることになるかもしれないのです♡)



だけど。ここで注意点が1つ。

まさかの、まさか! 〈シーズン2〉から、主人公の一人である「ケヴィン」の吹き替え声優さんが、変わってしまうのです!?!?

「……なにこれ、どうゆうこと!?!?!?(だからNHK総合でやらなかったのかーーー!?)」


宅配レンタルで届いたばかりの〈シーズン2〉のDVDを、わくわくしながら再生したときの私の(私たち夫婦の)驚きと衝撃と悲しみと違和感と……エトセトラ、エトセトラ……といったら!!!

こんなことがあっていいのでしょうか?

こんなにも素晴らしい作品に、「日本人はいったい何してくれてんねん!」ですよ、ショック爆発です。NHKは(?)〈シーズン1〉の認知度を上げるために「人気俳優・高橋一生」を吹き替えに起用し、話題性を狙ったのだろうけど(私もそれきっかけで番組表から詳細をチェックした気がする)、途中で声が変わるって(吹き替え版もとっても素晴らしいのです。キャラクターイメージそのままで、英語に切り替えても違和感ない)、こっちにしてみりゃ大事件なわけです。「別人になっちゃった!」と、どうしたって脳が拒否反応を起こす。


“声”って、そっち(どっち?)が考えている以上に、大事な要素なんです(特に私たち夫婦は普段から声やイントネーションなどにめっちゃうるさい・気になるタイプ)。“人”が変わっても、“声”が同じなら、多くの人は「入れ替わってる!」とわりとスムーズに認識できると思う。だけど、“同じ人間”“違う声”というのは、違和感が半端ない。非常に気持ちが悪い……。
そのくらい私たちは、“声”というものに“その人の魂的なもの”を無意識のうちに感じ取っているものなのだと思うんだけど、こんな素晴らしい作品で、こういうことがしれっと行われてしまうと……「残念」を超えて、もはや恥ずかしい。軽蔑。

(まぁ私ひとりに軽蔑されたところで、世界はビクともしないのだろうけど。……うん、でもちょっと脱線させて。例えば、高橋一生さんは、悔しくないのだろうか? こういう仕事の仕方をして……って、もちろんオファーあっての「お仕事」だろうけど、それでも、こういう素晴らしい作品の〈シーズン1〉に関わって、そのときはそこから先は“未定”だったとしても、そして配給先?元?が変わって⁇ スケジュール的or金銭的に? 吹き替えを継続して受けられなかったのだとしても……ひとつの作品の、ひとりの重要な「キャラクター」の「声」に関わって、その後の仕事を引き受けられないなんて………………私は勝手に「俳優・高橋一生」という人をそういうタイプの人間だとは思っていなかったから……うん、勝手にね。だから、すごーーーく、ものすごく、心が寒くなった。こういうことは、この社会では掃いて捨てるほど行われているのだとしても、だからこそ!!!  ……あーぁ、なんてダサくて、目先の利益?しか考えてなくて、せっかくの素晴らしい作品なのに…………台無し。やることが、ちっさいよー。テキトーな仕事、してんじゃねぇよ、させてんじゃねぇよ、だよ……。でも‼︎ もちろんこの作品の「物語力」は、そんなことなんかでは損なわれないのだけど。
このモヤモヤが伝わる人には、この作品の本当の素晴らしさ、質の高さが、ますます?美味しく響くと思います♡
※いっそのこと、今の声優さんで〈シーズン1〉も吹き替え直して! ……でもね、私たち夫婦にとっての「ケヴィン」はもうどうしようもなく、高橋一生の、あの“独特な”……そしてたぶん俳優ならではの要素も多分に含んだ……あの“ぶっきらぼうな”「声」だから。←それは「ケヴィン」という人間性をとても上手に表現していたと思う。だからやっぱり高橋一生の声の演技で、あの役を“聴いて”みたいんだよな〜)


ハイ! 脱線長すぎ‼︎(全部読んでくれた人、ありがとう♡)

とにかくね、全部、「吹き替えなし」で観ればいいだけの話なんだけど。
(でもストーリーを追いながら、同時に字幕を追いかけるのって難しくない?  字幕以外の細部にも、視線いく⁇  私はけっこう無理。物語に集中したい。映像に集中したい。そして「これは何度も観たいぞ」ってなったら、字幕も吹き替えもなしで観たいかな。そのときにはもうそのキャラクター=俳優さんのことがすっかり好きになっていたりするから、そうなると不思議と外国語も聞き取りやすかったりする。脳が「あ、この人の声だ♪」ってスムーズに受け入れるんだよね)

でも、吹き替えの声優さんたちが本当に素晴らしいから(例えば「トビー」なんて、本物より本物っぽくない!?)、『ケヴィンの声問題』さえなければ私は「日本語版」も存分に楽しめると思います。
(そして苦しいけど&違和感ありありだけど、それより「物語の先が知りたいの!」って欲が勝るから、別人になってしまった「ケヴィンの声」にも結局慣れてしまうんだな……。でもさ、これから〈シーズン3〉〈シーズン4〉へと進んでいくぶんにはいいのだけど、“久々にまた〈シーズン1〉観たいよね”ってなったときには毎回、「あぁ! ケヴィンの声が!!」ってなるのだろうな……。そのときは……そうだね、「吹き替えなし」で楽しむことにしましょう☺︎)



というわけで(いったい何回脱線したら気が済むんだ!苦笑)、こんなにもこの『ケヴィンの声問題』に熱くなってしまうくらい(!?)、この作品は観れば観るほどおもしろくて、奥深くて、愛しくなってしまう――そう、出会えたことを超ラッキーに感じながら毎回見事に魅了されてしまう――素晴らしく美しい作品なのです。


特に私は、ベスの知的でユーモアあふれる対応が大好き♡だし(「ランダルってる」って表現、サイコーだったね。英語ではどうなってるんだろ?)、トビーの愛あふれる名言?も大大大好き♡♡♡(あれ聞くたびに、私「トビーと結婚したい!」、夫「おれも!」)
子どもたちも、どこから見つけてきたんだろ?ってくらいみんなちゃんとそれぞれの「キャラクター」になっていて、生きていて、つながっていて(特にケイト。今のケイトと、あの高校生のケイト、あの2人を見つけられるところにも、この作品の“本気さ”を感じてしまうんだなー)、本当にかわいい!
もちろん、ウィリアムのこともどんどん好きなってしまうしね……語り尽くせないんだ、とにかく!!!


あの人たちはみんな、家族……遠い親戚?のように近くに感じる。もう心の中で、しっかりと、生きている。

そして、こんな素晴らしい物語が〈各18話〉、〈シーズン6〉まで続くという、それをまだまだ味わわせてもらえる……という幸せ♡  サイコーだな、おい♡♡♡




ふぅーーー。これでようやくアップできるかな。2月から書いていたのに、もう3月。レンタルは2回目で、今〈シーズン2〉の〈16話〉まで観終わったところ。

ほんとに最高です。夜ごと興奮と溜息と涙。
まだまだ最後まで、心をオープンにして、ディープに楽しみます♪  味わいます♡♡♡




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“はじめまして”のnoteに綴っていたのは「消えない灯火と初夏の風が、私の持ち味、使える魔法のはずだから」という言葉だった。なんだ……私、ちゃんとわかっていたんじゃないか。ここからは完成した『本』を手に、約束の仲間たちに出会いに行きます♪ この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆