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【実験】ハーバード大学の幸福研究「THE GOOD LIFE」のエクササイズ実証!大切にするべき人間関係とは?

自分を取り巻く人間関係を棚卸ししてみたことはありますか?

大人になると家と仕事の往復で、気づけば友達とは疎遠になって、人間関係も広がりづらくなるもの。でもハーバード大学の幸福研究によると、人間関係が豊かであることが人生の幸福度のカギとなるとのこと。それでは、どんな人間関係を大切にしていったら、幸福度は高まりそうなのか?今回は棚卸しのためのエクササイズに取り組みました。

新しい働き方LAB 第4期としての自主企画に取り組みながら、ついでに自分のサービスも前進させたいという若干よくばりな気持ちで始まったのが本実験。詳しくはこちら↓↓↓

まずは人間関係の現在地を把握するために、本書で紹介されている人間関係をふりかえるエクササイズを試してみました。


人間関係のリストをつくる

「自分の人生には誰がいるのか?」

まずは、自分に影響を与えている人をリストアップします。家族・親友など大切な人のほかにも、仕事で関わる人や顔見知りのカフェの店員さんなど、一見重要ではないと思われる人もリストに加えていきます。

今回の実験としては半年間での変化を追いかけたいので、過去にお世話になったけど現在は接点がない方は除き、「ちょっとしたお願いごとなら連絡を取って頼めそう」な距離感の方を書き出しました。

結果、私のリストには【57人】のお名前が挙がりました。多いのか少ないのか、今のところ何とも言えない感じです。

人間関係を「交流の質と頻度」でマッピングする

「これらの人間関係の特徴は何か?」

次に、どれだけ交流があるのか?(頻度)と交流したときにどんな気持ちになるのか?(質)で4象限をつくり、そこにリストアップされた名前をマッピングしていきます。

こんなふうに名前を書き込んでいきます。犬も入れたけどいいのかな?

どれだけ交流があるのか?(頻度)

まず、頻度は大きく3段階に分けてマッピングしました。
・High:毎日〜月1回以上
・Middle:月1回〜数ヶ月に1回
・Low:年1〜2回
挨拶だけの関係でも週1で顔を合わせるならHighです。これはわかりやすい。

交流したときにどんな気持ちになるのか?(質)

そして質については、図の上部「元気をもらえる」関係性では、割と頻度が少なめの方(2ヶ月に1回以下)が数多くマッピングされました。物理的な距離やライフスタイルの違いが大きく、なかなか頻度高くは会えないものの、会えたら楽しい時間を過ごせて、お互いの活動を励まし合える人たちであることが特徴です。(だからこそ関係を絶やさず、年に数回であっても連絡を取り合いたいのかもしれません)

一方、図の下部「消耗する」関係性はなかなか難しく、ちょっと悩みました。(そもそも、付き合うだけでどんどん消耗するような関係性の人との付き合いがないのは幸せなことですね!)

私の場合、「元気をもらえるけど、消耗することもある」関係性と定義しなおして、家族・親族など距離が近く、頼り頼られる関係性の人たちを、真ん中のやや下の方にマッピングすることに。密な関係ゆえにお互いに対する期待が大きいからこそ、期待が合致すれば元気をもらえるし、期待からズレたり思い違いがあったりすると消耗するということなのでは?とふりかえります。

特徴まとめ

次のような人間関係の特徴が見えてきました。

・人間関係にリストアップされる人数は57名
・頻度)High:20名/Middle:13名/Low:24名

・質)「元気をもらえる」関係性:頻度低い × 質が高い
 ∟ Highが数名、Middle・Lowが多め
 ∟ ワーママ友、学生時代からの友達、同業つながりなど「お互いに対する責任は軽く、自分の活動を応援してもらいやすい関係性」と言える

・質)「消耗する」関係性:頻度高い × 質がやや低い
 ∟ High、Middleが多め、Lowはナシ
 ∟ 家族・親族や仕事つながりなど「お互いに対する責任や関係が深く、利害や期待がぶつかることがある関係性」と言える

どの人間関係をどう大切にしていきたいのか?

人間関係の特徴から、どの人間関係をどう大切にしていけば私の人間関係は充実していくのか?(ひいては幸福度が上がるのか?)を分析してみました。

  • 質が高い人間関係「元気をもらえる」=頻度を上げていくと良さそう

  • 質がやや低い人間関係「消耗する」=質を上げていくと良さそう

質が高い人間関係を増やしていくには?

  • ①今「元気をもらえる」にマッピングされている人たちとの接点を増やす

    • 何か一緒にできる企画を考えて持ち込む

    • 最近連絡を取っていない人にコンタクトする

  • ②「元気をもらえる」にマッピングされそうな人(同業つながりやワーママ友になれそうな人たちなど)と新たに繋がる

    • 気になる人に話しかける

    • ただ知り合う、ではなく一歩踏み込んだ関係性が築けないか考える

質がやや低い人間関係の質を上げていくには?

  • ③家族など関係性が深い人間関係には、期待値調整

    • 自分が相手に何を期待していて、期待しすぎな点はあるか?を見直す

    • 相手が自分に何を期待していそうだと思っているのか?(実際はそうじゃないかもしれない)

  • ④仕事関係など不慣れな仕事内容に直面するときの不安を減らす

    • 事前準備・タスク分解・課題の分離など、不安な気持ちを囚われずに現実的な対応を早めに進めて消耗を減らす

今後の取り組み

質の高い人間関係を増やすのも、質がやや低い人間関係の改善を目指すのも、いずれも一筋縄ではいかない予感がしていますが、①②③④として何をやってみたのかを、下記の点と合わせて月1回棚卸ししていきたいと思います。

  • 人間関係がどう変化したのか?

  • 全体的な幸福度は高まったのか?どう変化したのか?

  • 自分のサービスの企画・発信・販売についてはどんな変化があったのか?など

その他

人間関係の広がり・深まりへの取り組みの一つとして、この実験に先立ち、5月中旬から「早朝もくもく会」を開いています。

  • 時間:6:00〜7:00(平日朝、週3回ほど)

  • Zoom(希望者にURL送付)

  • カメラOFF、音声も基本OFF(入退室時のあいさつだけ!)

このように、X(Twitter)上で週ごとに日程をお知らせしています。

朝型の方、もしくは早起きしたいけど一人だと挫折しそうな方いらっしゃいましたら、ぜひご参加ください!

人間関係を重視すると幸福度は上がるのか?自分のサービスでの成功に繋がるのか?今後の展開をお楽しみに!

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新しい働き方LABとは?

第4期の指定企画「ビジネス哲学」にも参画しています!


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