読書メモ「冬を越えて」(前編)
育休フリーランサーの心は忙しない。赤ちゃんは想像以上に可愛いし、日々の成長は目まぐるしい。一瞬たりとも見逃したくない。自分のエネルギーを、子どもや家族との時間に100%向けたくなる。
一方で、仕事仲間の活躍を目や耳にするたびに、じわりと焦燥感が忍び寄る。しかも便宜上「育休」と書いたが、会社員でないので、実際にはただの無職だ。このままじゃ社会に置いていかれる。かと言って、今何かに手をつけたところで大したことはできずに中途半端に終わりそう。とはいえ…
そんな行ったり来たりの中