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【実験】ハーバード大学の幸福研究「THE GOOD LIFE」の検証!人間関係を最優先したら、幸福度は上がるのか?

フリーランスで、特に自分のサービスを持って活動している人たちの中で、うまくいっている方々は人間関係を活かすのが上手い。

SNSでただひたすら自分のことだけ発信するアカウントよりも、一緒に仕事をした人や繋がった人との関わりや、サービス企画〜販売の過程で関わってくれた人(有償無償問わず)との交流があるアカウントの方が、繁盛しているように見えるし、何よりご本人が楽しそう。

私自身、昨年から自分のサービスを立ち上げている途中だけど、自分もそんなふうに人間関係の力を借りることができれば、楽しく成功していくことができるのではないか…?

新しい働き方LAB 第4期としての自主企画に取り組みながら、ついでに自分のサービスも前進させたいという若干よくばりな気持ちで始まったのが本実験です。

靴下を見たら運びたがる我が家の柴犬。ポジティブな生き方を実践してます。

実験の目的と背景

「THE GOOD LIFE」(以下、本書)というハーバード大学による84年にわたる史上最長の幸福研究に基づいた本があり、その中で健康で幸せな人生を送る鍵は、富や名声ではなく「よい人間関係」だと結論づけられています。

私自身とても共感し、学びが多いと感じる反面、一般的に売上・効率化・社会的ステータスなどを重視される資本主義社会ではなかなか理解されづらい結論ではないかとも感じました。

検証したいこと

そこで、経済合理性やタイパなどではなく、とにかく「人間関係」を最優先に追求したら本当に幸福度が上がるのか?を、自分自身の活動を通じて検証してみたいと思っています。

ちょうど今、自社サービスを立ち上げて発信していくフェーズに入ったのですが、目標とする方々は(過去に本LAB研究員となった方も含め)、個の力だけでなく様々な方々と関わりながら発信したりサービスを育てていると感じ、自分もそんな風に人間関係を通じて自分自身や自分のサービスを届けたいと思うようになりました。今回の検証を通じて自分のサービスの成長にも良い結果をもたらせたらと思っています。

活動の概要

下記2段階で活動を進めていきます。

  1. 自分の人間関係をふりかえり、点検する(本書内にエクササイズが紹介されているのでそれを実践する)

  2. 期間中、仕事プライベート問わず、何か活動をする際に下記2点を判断基準とする。
    「新しい人間関係が広がるかどうか」 or 「既存の人間関係が深まるかどうか」

例)
・イベントやSNS上で新しく知り合った人に対して、表面的なやり取りに留めず、一歩踏み込んだ会話をしてみる(次に会う約束を取り付けるなど)
・肩こりなどちょっとした健康問題を解決したい時に、ストレッチ方法をYouTubeで探すのではなく、詳しい知人に連絡して相談してみる(場合によってはサービスに申し込む)

アウトプット・成果

こんなXアカウントで発信しています!(こちら

SNS(主にX:旧Twitter)での日々の発信、noteでの月次レポートの作成などを通じて、実験の状況をお届けしていきます。

  • 本書に記載されている人間関係エクササイズの紹介や結果の発信

  • 一週間ごとに、人間関係に繋がる活動や、人間関係を重視する中での気づきを発信

  • 一ヶ月ごとに、人間関係に繋がる活動の量や質、自分の幸福度の変化を定点観測して発信

  • 最終的に、活動概要①②のデータを集計して、人間関係に繋がる活動量や自分の幸福度の変化などをレポートにまとめる

実験の測定方法

まず、幸福度を測る要素としては、ポジティブ心理学のセリグマン博士が提唱する「PERMAモデル」の5つの領域を参考とします。

ウェルビーイング(well-being)とは,状態のよいこと,いい感じで過ごしていること,うまくいっている状態,幸福な状態,充実した状態等,さまざまな意味が含まれます
ーー(中略)ーー
すなわち,人間が持続的に心理的に繁栄していく状態をフラリッシュ(flourish)と呼び,このような状態は5個の領域が関係しているというモデルです。これをPERMAモデルということがあります。
・P(Positive emotion,ポジティブ感情)
・E(Engagement,物事への積極的な関わり)
・R(Relationship,他者とのよい関係)
・M(Meaning,人生の意味や意義の自覚)
・A(Accomplishment,達成感)

金沢工業大学 心理科学研究所(HPより一部抜粋)

その上で、本プロジェクトでは人間関係の深さと、幸福度の測定基準を下記の通りに設定します。

  • 人間関係の評価基準

    • 行動ごとの人間関係の広がり:「人数、種類(自分にとってどういう存在か)、人間関係の深さ5要素(下記)」を記録

    • 行動ごとの人間関係の深まり:本書内のエクササイズを参照に「安心、成長、自信、支援、楽しさ」の5要素の変化を5段階評価で記録

    • ソーシャル・フィットネス(人間関係の健全度)を確認(月1回程度)

  • 幸福度(ウェルビーイング)の評価基準

    • 行動ごとの幸福度:PERMAモデルの5要素を5段階評価で記録

    • 全体的な幸福度:PERMA-Profilerにて測定(月1回程度)

PERMA-Profiler
PERMAモデルの構成要素である,P(Positive emotion),E(Engagement),R(Relationship),M(Meaning),A(Accomplishment)の5領域と,全体のwell-beingを測定するOverall領域に加え,N(Negative emotion,ネガティブ感情),H(Health,身体的な健康),および,Lonely(孤独感)の計9領域が測定できます。

PERMA-Profiler 日本語版(金沢工業大学 心理科学研究所) 

上記基準をベースとして、半年間での下記の変化を見ていきたい。

  • 人間関係(ソーシャル・フィットネス)がどう変化したのか?

  • 全体的な幸福度は高まったのか?どう変化したのか?

  • 自分のサービスの企画・発信・販売についてはどんな変化があったのか?など

スケジュール・進め方

半年間(6〜11月)の活動期間での進め方イメージとしては、下記のように考えています。

  • 6月:点検→仮説(どういう人間関係に投資したいのかを洗い出す)

  • 7-10月:仮説に基づき行動(人間関係への投資につながる行動をし、月1程度で記録していく)

  • 11月:結果の検証(半年間で、実際どれくらい人間関係へインパクトがあったか、また幸福度にどう影響したのかを検証する)

その他詳細

人間関係の広がり・深まりへの取り組みの一つとして、この実験に先立ち、5月中旬から「早朝もくもく会」を開いています。

  • 時間:5:30〜6:30(平日朝、週3回ほど)

  • Zoom(希望者にURL送付)

  • カメラOFF、音声も基本OFF(入退室時のあいさつだけ!)

このように、X(Twitter)上で週ごとに日程をお知らせしています。

朝型の方、もしくは早起きしたいけど一人だと挫折しそうな方いらっしゃいましたら、ぜひご参加ください!

(早朝もくもく会の参加受付先)
公式LINEのお友達登録(毎週メッセージにて日程とURLを配信)
XアカウントへのDMや返信
・こちらのnoteのコメントでも大丈夫です!

人間関係を重視すると幸福度は上がるのか?自分のサービスでの成功に繋がるのか?今後の展開をお楽しみに!

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新しい働き方LABとは?

第4期の指定企画「ビジネス哲学」にも参画しています!

【プロフィール】
かな|仕事にやりがいを見つけるキャリアコーチ

企業向けの人事コンサルタント&フリーランス・ワーママ・人事関連で働く人向けのキャリアコンサルタント。息子2歳と柴犬6歳のママで、朝5:30〜の早朝もくもく会を始めたり、朝散歩でスマホカメラマンしたりと朝型生活を送っています。時々水彩画もやってます。

キャリアコーチングではこのようなことをテーマに相談にのることが多く、
・不安定なキャリアチェンジから抜け出して、安定してやりがいを持ってはたらく方法
・転職してキャリアアップしたはずなのに、数ヶ月後にはやっぱり辞めたくなってきた・・・そんなことにならないための転職の考え方
・転職やフリーランス転向など「思い切ったキャリアチェンジ」をしても失敗しないコツ
・フリーランスとして働く場合、本当にやりがいのある仕事を取捨選択できるようになる方法
・ライフステージの変化に柔軟に対応しながら家族と良好に楽しく幸せに働けている実例
・キャリアチェンジしてやりがいを感じられる人と、感じられない人の本質的な違い
自由で自分らしい働き方を目指す人を応援しています!


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