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理系大学生・大学院生にオススメしたい10 冊(2020年前期)

こんにちは,かなみんです.

今回は,かなみんが理系大学生・大学院生にオススメしたい本10冊を紹介したいと思います.

わざと理系の専門分野とは遠そうな本を加えたつもりです.

これを機会に,自身の専門分野とは異なる視点を知ったり,

自分を見つめ直したり,新たな自分を見つけ出すきっかけになれば幸いです.

学びについて考える

大学は義務教育ではありませんから,受け身でいても学びは深まりません.

大学不要論を唱える人もいますが,

大学とは学びのタネがいたるところに転がっているところです.

大学の初年度は教養の講義があり,専門科目以外を学ぶ機会がありますが,

進級したり,大学院に進学すると,自分で意識的に学ばなければ,

専門科目ばかりで視野が狭まってしまうこともあります.

最初の2冊は,学ぶことや教養についてのオススメ本です.

1.数学ガールの秘密ノート 学ぶための対話(結城浩)

2.教養の書(戸田山和久)

言葉を知る

言葉は,思考を深める上で,非常に重要なツールとなります.

世界には実に様々な言語がありますが,

なぜこんなにもたくさんの言語があるのだろう

と疑問に思ったことはありませんか?

言語によって考え方・仕組み(文法)が似ているものもあれば,

似ていないものもあります.

中学・高校の授業で,文法が嫌いになってしまった人も多いかもしれません(私もその一人です)が,

そんな人でも,文法独特の堅苦しさを感じずに,

言語のしくみについて楽しく学べる2冊を紹介します.

3.日本語のしくみ(山田敏弘)

4.英文法の鬼100則(時吉秀弥)

宗教・哲学を知る

日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが,

近代社会は,欧米の考え方がスタンダードとなっています.

もちろんグローバル化が進み,そのようなスタンダードはこれから変化していくことが予想されますが,

グローバルな関係性を築いていく中で,

お互いを知るという観点からも宗教についての理解は必須と言えるでしょう.

哲学についても,またあまり馴染みがないかもしれませんが,

必須の教養としてよく取りあげられます.

哲学とは何たるやに答えることは難しいのですが,

ひとまずは,思考を深めるためのツールや枠組みを提供してくれる学問だと思ったら良いのではないでしょうか?

取り上げたい本はたくさんありますが,ここでは以下の2冊を選びました.

5.世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業(佐藤優)

6.ふしぎなキリスト教(橋爪大三郎・大澤真幸)

私たちはどこから来てどこへ行くのか?

ヒトはなぜここまで繁栄することができたのか?

人類の長い歴史を振り返ると,先人たちの様々なトライ&エラーの過程を見ることが出来ます.

一方で,最近では,少子高齢化社会や,貧困・格差問題,環境問題など,

持続可能な社会を作っていくために,解決すべき様々な問題があります.

理系だからといって無縁なわけではなく,

むしろ理系だからこそ,テクノロジーの力などを用いて,

どんどん貢献していくべき,とも思います.

これまでの私たちと,これからの私たちについて考えるための2冊を選んでみました.

7.サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ)

8.2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs,未来への展望(落合陽一)

自分を知り,自分なりの答えを作って生きていく

変化の激しい時代で,未来がどうなるのか不安に思う人も多いでしょう.

でも,不安に思うだけでは,現実は何も変わりません.

行動することでしか,現実は変えられないし,不安も拭えません.

人生100年時代と言われますが,人生は選択の連続です.

「自分だけの答え」を探し,選択し,自分なりに生きていく.

それには,自分を知ることが不可欠です.

就活のときだけではなく,大学に入ったとき,大学院に進学するとき,

いつだって,自己分析は役に立ちます.

変化の激しい時代だからこそ,

自分を知り,自分がどう生きたいのか考える必要があるし,

自分なりの答えを持って生きていかないと,変化の波に飲み込まれてしまいます.

他にもオススメ本はありますが,ここではこの2冊を紹介しようと思います.

9.絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方(杉村太郎・熊谷智宏)

10.「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考(末永幸歩)

読書はコスパ最高の自己投資

本は1000円から2000円くらいで,著者の考えを知ることが出来る,

非常にコスパの高い自己投資です.

著者本人に会いに行くことが難しくても,

その著者の考えを格安で知ることが出来るのです.

著者のセミナーに参加するよりもはるかに安いでしょう.

(もちろん,直接お会いすることで得られるものもあります)


もちろん,自身の専門分野と異なる分野の本を読むのは,

最初はなかなか骨が折れるかもしれませんが,

最近は,マンガで書かれた入門書や教養を身につけられるも増えてきています.

また,以前紹介したようにflierという要約サービスなどもあり,

読書のハードルはますます低くなっています.

こうなってくると,何を読むか,どれだけ読むかよりも,

読書によって何を得て,それをどう行動につなげるか

ということが重要になってきます.


というわけで,読書をしたら,忘れずにアウトプットしましょう.


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