映画を観終わった後に監督インタビューをみると解像度が上がる

今日は「映画を観終わった後に監督インタビューをみると解像度が上がる」というテーマの文章を書きたいと思います。

この前「怪物」を映画館で鑑賞してきたのですが、公開から1週間以上経って、様々な映画の感想がテレビやSNSなどで上がってきております。

この映画は是枝裕和監督作品、脚本は坂元裕二さん、音楽は坂本龍一さんです。

個人の感想として、この映画はとてもおもしろいのは間違いないのですが、どういった所がおもしろいのかを言語化、アウトプットするのがとても難しい作品だと感じました。
観る人によって切り取り方や感じ方、受け取り方が全然違うだろうなぁと。
実際、他の人も「おもしろいけど難しい」「一回観ただけでは分からないからもう一度観たい」と言った感想が上がっておりました。

ひとことでは言い表せない映画なのは間違いありません。

また、是枝監督自身も、この映画は簡単には理解出来るような性質の映画ではないので、そういった「おもしろいけど、難しい作品」といった感想はとてと嬉しいと言ってました。
まさに、そんな映画作りを目指して製作していた、と。

今回の映画脚本を見たときに、とても私には描けるストーリーではなかったと仰られていました。
本作のストーリーテラーの素晴らしさを伝えていて、本当にこの作品は最強の布陣で製作された映画なんだなと改めて思いました。
坂本龍一さんが独自製作した2つの音楽も大変素晴らしかったです。

映画製作の中身についても、俳優さんや各スタッフの人達と一つひとつ一緒につくっていくことを心掛けていて、大事にされていて、それが結果的に素晴らしい作品に繋がったと仰っしゃられておりました。

是枝監督にいろんなメディアがインタビューをしてて、それがネット上に沢山上がっております。
インタビュアーによって投げかける質問が違うので、それに対する監督のコメントを聞くことで、より映画を立体的に、深く理解することが出来ます。
この映画「怪物」に対する解像度がグググと上がります。

こんな風に、面白い映画を見終わったら、監督のインタビューをネットで検索して見に行くというのはおもしろいかもしれません。

答え合わせではないですけど、新たな視点や発見があるのは間違いありません。

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