【本との出会い51】~55歳からの時間管理術「折り返し後」の生き方のコツ~

まさに「折り返し後」の年齢の私。
「折り返し前」に、いろいろ準備を、と思いながら本を再読しました。
というのも、ここにきて、なにやら調子がよくないのです。

これまで続けてきた「習慣」をどうもやる気にならず。
今日やろうと思ったことも、先延ばししてしまうなど、一言で言うと「下降」。ゆるやかに逓減。

そういうときは、読書によって整え、なるべく無理ない程度に道に戻っていきたいということで、この本を再読しました。

1.齋藤孝氏の著書の中でも、50歳、60歳、老化などのテーマ本が心強いのです。

もう、この方の本は何十冊読んだかわかりません。
とにかく、読みやすいですし、論点が整理されているし、本の中にいくつも本を引用、紹介されているのも、読書の幅が広がって楽しいです。

2019年に初版発売されたこの新書、今はkindleでも読めるでしょうから、ほんと、53歳くらいの方には是非読んでもらいたい一冊です。

最近、知人がキャリアチェンジの納得感に悩んでいてよく相談を受けます。
自分の立場の変化、体調の変化、心持の変化に折り合いをつけれなくなるのでしょう。わかります。

この本を読むように勧めたところ、速攻でAmazon注文したようです。
そのスピードで行動できるなら、心配ないと思います。

この本の中にも、やりたいことの整理とスケジューリング、心持、教養の取り組み、人付き合いなど、その満足感のための、限られた時間の使い方を丁寧にアドバイスされています。

2.再読しながら、mapのようにメモしてみた。



3.このnoteこそが、「興味、偏愛のmap」「それらへの取り組み、行動の記録」だと気づいた。

これまで2年以上、noteを書き、マガジンは16に増えている。そういえば、マガジンはここしばらく増えていない。

自分の興味、やりたいこと、そろそろ、新しいものはなくなっているということでしょうか。
ならば、このマガジンの種類の中から、更にやってみたいことを見つけ、経験した記録を増やしていくことが、折り返し後の人生の充実感のひとつになるのかもしれません。


4.55歳からはとくに「向上心」を持って生きるということ


特に、仕事ではなく、趣味や教養の取り組みに際して、自分を高める意識「向上心」が大切だと書かれています。
私の場合は、趣味では、スキー、登山、読書、料理、でしょうか。

ただ、それらを楽しむのではなく、なにかひとつ加えたり、変えてみたり、上達手段を取り入れてみたりという変化を入れていきたいものです。


君は君の友のために、自分をどんなに美しく装っても、装いすぎることはないのだ。
なぜなら、君は友にとって、超人を目指して飛ぶ一本の矢、憧れの熱意であるべきだから。

ニーチェ「ツアラトウストラ」

伝わる言葉です。活き活きと躍動するイメージです。

私たちを自己の殻に閉じ込める情念は、最悪の牢獄の一つとなる。

ラッセル

幅広く興味を持ち、その対象(人やモノ)と友好的になれ、と。
思い込みだけでは幸せになれない、外の世界と結びつけ。

狭い世界にいないで、興味をもったものには、すぐに、直接、見て見ろ、触れてみろ、ということなのでしょう。

「バイクで、読書で、音楽鑑賞」で没入、沈潜感覚を得るということ。

ひとつ、この書籍で紹介されていた向上心を持つことの重要性と、没頭するという感覚の大切さ。

そして、それが効率的に合理的にやれるとしたらということで紹介されていたのがこのやり方です。

(ジムの)エアロバイク(私は家にある)を漕ぎながら、本を読み、イヤホンで音楽を聴く

というやり方。

最近の体調不調の原因のひとつに、「座りっぱなし」があると思います。
ですが、散歩しながらオーディブルでは、なんとも、楽すぎて、没入まではいかないのです。

その対策として、エアロバイクならば、天候時間に左右されず、しかも両手が空いているので、紙の本を読むことができます。
加えて、イヤホンでJAZZやclassicを聴くという気分の良さを味わえるなんて、やらない手はありません。
早速、今日からはじめたいと思います。

またまた、勇気をもらえる本でした。
再読してよかった。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?