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帰つてきた此比可奈子のおもふ事

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。
 ヘッダーの猫は、今は亡き愛猫のルルです。いつ見ても可愛い。

 昨年に続き、令和六年の志を書かうと思ひましたが、心境の変化がありやめました。十もありませんが、いくつか書きます。

 今回は少し手抜きですが、どうか最後までお付き合ひください。

一、将来について

 まづは仕事です。今年、また昇任試験を受けるか否か。もし、合格すれば、転居を伴ふ異動が増えて、東京を離れなくてはならない可能性も出てきます。昇任試験合格後について、職場の先輩からは「あまりうま味はないよねェ」と言ふ情報も得てをります。
 現段階での私の胸のうちは決まつてます。誰かが求める人生よりも、自分の生きたいやうに生きます。つまり、昇任試験は受けません。定時ダッシュを続けるつもりです。
 あとは、引き続き総務の仕事を続けたいものです。

 次は出版です。昨年度、果たせませんでしたが、焦つてはゐません。某出版社の編集長に全て委ねてゐます。編集長、どうかお願ひします。
 どちらかといふと、二冊目の出版が目標です。日本学協会が発行してゐる「日本」誌に三年にわたつて載せていただいた「万葉集古義に学ぶ」シリーズを「万葉集物語 江戸時代の万葉集」として書籍にしたいのです。Kindle出版も考へたのですが、やはり本にしたい。
 どなたか、出版社の方、をられないでせうか…。

 三つ目は結婚。昨年も結局、叶ふことはありませんでした。毎年、「今年こそ」と強く願つてゐますが。傷つくのはもう懲り懲りで、自分から動く勇気はあまりないのですが、流れに、天の配剤に任せることにしました。それで天涯孤独ならば、私はその程度の女だつた、といふことです。

 さういへば、昨年末に職場のパートさんから、さだまさしの手ぬぐひをいただきました(これで二枚目です)。さだまさしといへば「関白宣言」ですが、あの歌のやうなことを言はれてみたいものです。

 戦後、政治家として活躍した加藤シズエは「関白宣言」をとても気に入つてをり、「男はこれでよろしい。女もこれでよろしい。愛はこれでよろしい」と、さだに伝へたさうです。わかつてをられますね。
 煽る訳ではありませんが、「関白宣言」の歌詞を理解できない人は男性から愛されたことのない人でせう。
 ちなみに、「関白宣言」の、

 「子供が育って年をとったら 俺より先に死んではいけない 例えばわずか一日でもいい 俺より早く逝ってはいけない 何もいらない 俺の手を握り 涙のしずく ふたつ以上こぼせ お前のお陰でいい人生だったと 俺が言うから 必ず言うから」

といふところで、いつも泣いてしまひます。この一節は、プーさんの

 「君が百歳まで生きるなら、ぼくはその一日前まで生きたいな。さうすれば、君がゐない日を生きなくて済むから」

と同じ考へのやうに感じます。

二、読書について

 今年は『伊勢物語』を深く学びます。

 引き続き、春日野しか子もとひライバルなつちやんこと樋口一葉についても学びます。彼女のやまとうたは、私にとつて最大の刺激です。

 昨年末に徹底的にデジタル断捨離をして、本当に必要な本のみ残しました。
 平泉澄先生の『先哲を仰ぐ』、『山彦』。

 『万葉集』や『伊勢物語』、『おくのほそ道』などの文学書意外では『老子』、『罪と罰』、『ホモルーデンス』です。

三、断捨離について

 上に記したやうに、今もデジタル断捨離を進めてゐます。かつて撮影した写真や動画など、溜まつてゐたものを減らしてゐます。電子書籍類もさうです。
 同時に、荷物を小さくしたいです。ただし、iPad Proで読書、執筆等をしてゐることから、iPadより小さいカバンにすることができません。思ひ切つて、iPad Proを断捨離してしまふか。その場合、MacBook Proを買ふか、最新型iPhoneの大きいのにしてキーボードを一つ買ふか。
 iPadを使ふ以前は基本的に手ぶらで行動してゐましたが、その時代に帰りたくなつてゐます。
 シャンプーなどもやめて、また湯シャンに戻さうか…諸々考へてゐます。年のせゐか、なかなか「よしゑやし!」とできません。

四、旅について

 二月に、日帰りで三輪山登拝を含めて山辺の道を歩きに行く予定です。昨年、一度も行けなかつたので、どこかの土曜日に行きます。

 昨年は山辺の道を行かない代はりに国内の鉄道路線を全線完乗しました。今後は、三月に母と函館と東北を旅すること。また、新たに開通する路線に乗るくらゐしか目的がありません。まづは三月に敦賀駅まで延伸する北陸新幹線に乗る予定です。

 長期休暇には「なんかちいさくて可愛い」三セク鉄道に乗りに行きます。そして、三セクといへば夜行列車です。えちごトキめき鉄道や三陸鉄道、三セク以外では関東鉄道が走らせてゐる夜行列車に乗りに行きたいものです。

 観光列車もさうです。えちごトキめき鉄道の雪月花や、長良川鉄道のながらにも乗りたいですね。

五、しきしまのみち

 「むかしの人のやうな歌を作りたい」。

 小学五年生のときの思ひをけふまで忘れずに持ち続けてきました。この思ひは今も変はりません。
 私の夢、平忠度ではありませんが、「勅撰和歌集に名を残すこと」です。しかし、この夢はとこしへに叶ふことはないでせう。
 細々とした敷島の道の道統を、絶やすことなく今に生かし、後の世につなげることも素敵なことだと密かに励ましてをります。

六、その他

 Yakult1000を毎日飲み続けてゐます。

 大関貴景勝関が横綱になるまで続けます。おーん。私は、阪神のアレも嬉しいのですが、貴景勝のアレはもつと嬉しいのです。はつきり言ふて。

 相変はらず、反ワクを貫きます。誰がなんと言はうと武漢熱のワクチンなど打ちません。

 今年から、サウナに行く回数を減らします。週二回程度に抑へます。

 noteですが、更新頻度を減らします。月一程度で、つぶやき機能を使ひます。

 最後に、今年のテーマは「脱力」です。そして、何よりも、「真幸」くありたいものです。

柿本人麻呂歌集の歌

 最後までお読みいただき、ありがたうございました。

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