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「東京マッハ」から、初めての俳句。


「東京マッハ」というオンラインの公開句会に参加した。

俳句です、俳句。


まずnoteのこちらの記事から


メンバーによりあらかじめ投句された俳句の中から自分のいいなと思うものを選び・・・


YouTubeのライブ配信で、メンバー内で「どの句が推しか、推しポイントは」などについてやんやいう会を私たちも見る、というイベント。

https://youtu.be/Xcuyhzerm80


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俳句に触れずに40年間生きてきた私が、友人に誘われて大変感銘を受け、レクチャもしてもらい、今度句会というものにも参加してみようかな?と思うほど、この3日間ずっと俳句のことを考えていた。

俳句、とても面白い。


先日の、オンライン演劇「劇団ノーミーツ」のイベントも然り、もうすぐ「ずぅむかぶき」といいうZoomを使った歌舞伎イベントもあるようだし、今まであまり触れてこなかった世界がオンラインによってグッと身近になってきたな、と感じている。

嬉しい。


これをきっかけに、毎日少しでも作句してみようかなと思い、まだ俳句を知って3日目だけれどいくつかしたためてみた。

ちなみに、私は今の時点では

・五七五で作る

・季語を一つ入れる

くらいしか知識がない。


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もちベルと一緒に眠る五月雨

初めて作った句は大好きなネコたち(もちベル)の句。

五七五の音に合わせて、最後を「楽しいな」で終わらせて→そこを季語に入れ替えてみると作りやすいよ、と言われてやってみた。

もちベルと一緒に寝るの楽しいな、からの変形。

確かに考えやすい!

雨が降っていても家でネコと一緒に眠っていれば幸せだな・・・という気持ちを表現。


撫でる指先まで熱い夏の夜

これもネコを撫でながら考えた句。

夏にネコを撫でると指の先までネコの体温が熱く感じて空気の暑さと相まって夏だなあと感じる。

でも句だけ見るとどこにもネコ要素がないので、ちょっとしたエロティシズムが感じられるという点は後から気づいた。


ながしはえ編み目でつなぐ声と声

夏の季語でなんかいい感じに「俳句っぽい」のないかな?と、素人らしい発想で歳時記とやらから季語を見つけて作った句。

ながしはえとは、梅雨時の長雨の時に吹く湿気を伴った風のこと。

長雨が続く中、Zoomを使って誰かとやりとりしている時のイメージ。

インターネットのことを網目というか編み目というか迷ったけれど、なんとなく美しい字面にしてみた。


叩いても叩いてもなお若牛蒡

ゴボウサラダを作りながら考えた句。

表現がしづらいのだけれど、変わらない芯の強さみたいなものや平然とした態度みたいなものを思って作った。

ゴボウって硬いし頑固だなあとか。

俳句やっている友人に「好きだ」と褒められて嬉しいし、自分でもとても気に入っている。


気の抜けたビール片手に夢現

お昼ご飯を夫と作りながらライブ配信していた時(毎日のようにインスタライブしている)、配信しながらコメントで「ビールは夏の季語だよ」と聞いて考えた句。

「気の抜けたビール」というフレーズが使いたくて、気怠い夏の夜にぼんやりとしている様を思い浮かべた。

考え事しているのか、疲れているのか、ただ眠いのか、、、もしかしたら夢中になれる何かを見つけてしまったのかわからないけれど、ビールに気が回ってないことは確か。


エプロンの裾手が止まる夏の午後

これもインスタのライブ配信中に食事を作りながら考えた句。

食事を作っているのに俳句のことを考えていると実際に手が止まってしまい、裾を掴んで空を見上げていた私、そのもの。

ぼんやり他ごと考えてたら、午後になっちゃったよ、みたいな時間の経過も感じる。

急に作った割には自分としてはとても好き。


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自分の中で「作品を作る」ということをしたことがなかったなあと、改めて気づき、俳句は私としては初めての作品づくりなのかもしれないと思った。

なんとなく、愛おしくなってきた。


俳句は、基本の型は決まっているけれど実際にはとても自由だし、正解不正解で判断されるものではないらしい、という点がとても優しくて初心者にも入りやすいのだな、と、初めて理解した。

難しそうとか、なんか決まり事多そうとか、批判されたら怖い!とかではなく、まずは五七五と季語だけ意識してなんでもいいから作句してみる。


そして、オンライン句会でわかったけれど句会というもの自体が「とにかく推しの句を見つけて、推しポイントをやんややんや語り合う会」ということらしいので(意訳)、すごく面白い。

好きなことを「ここが好き!いいよね!」と言えばいいし、批判は基本的にはなく、「私はここがいいと思った!」「私はこう感じた!」というのを言いながら「解釈違いこそ面白い」というところが句会の良いところなんだろう。


今度、実際の句会に参加してみるので今から楽しみにしている。

そして、自分も俳号(俳句を作る上でのニックネーム的な)を作って、投句をする。

そのためにここ数日は作句に励みます。

(俳号、作句、投句、今日覚えたワード)



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