なぜ品質データの改竄は行われるか?
最近、日本の基幹産業である自動車、鉄鋼、建設、土木、そしてJR貨物までが品質データの不正・改竄をしていたことが報道されています。
日本は今、観光産業や漫画に代表されるカルチャー産業により息を吹き返しつつあります。
しかし、何といっても1億人の生活を支えるためには、基幹産業が復活しなければなりません。
なぜ日本の基幹産業が強かったかといえば、何といってもその品質の良さです。
インバウンドで来られる中国はじめ外国の方々が日本で沢山買い求めるのも、その品質の良さです。
その圧倒的な品質の良さが揺らいでいます。
どのケースもほとんどが組織ぐるみと云わざるを得ません。
その原因は、評価制度にあるのではないか?
その組織の作り出す製品は品質データで評価されます。ギリギリのところでのデータの改竄は市場で問題が起きなければそのまま通ってしまいます。それが市場で大きな事故が起きてはじめて検証され、さかのぼって事実が判明するのではないでしょうか?
原点に立ち返って、品質の高い製品やサービスを目指すことが必要だと思います。
我々、不動産業界に身を置く者としても、お客様にご紹介する物件に瑕疵がないか、お伝えする重要事項に抜けがないか、今一度、身を引き締めて対応しなければならないと思っています。
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