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もう一度あたたかくなるときには

わたしはもう、ここにはいないんだな。
だんだんきいろくなっていく、大学内にとんでもない臭いを充満させるイチョウをながめて、さみしくなった。
あたらしいことがはじまるワクワクもあるけれど、今の景色を、日常や人たちを、手放したくないって気持ちの方が、どうしても、うわまわってしまうんだなあ。

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