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裁縫をするために知っておきたい【まち針】のこと。

布を縫い合わせる時に、布地がずれないようにするため、縫う箇所をはっきりさせるために使用するまち針。
まち針にも洋裁用と和裁用があり、用途によって種類があるのですが、手仕事を楽しむためにもまち針について調べました。

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【まち針の種類】

〇セルまち針(和裁用まち針)
〇洋裁ピン(洋裁用まち針)
〇シルクピン
〇フォークピン
〇パッチワーク、アップリケ用まち針

【まち針の特徴】


《セルまち針》
〇頭が平たく針が長い、頭が花の様な形をしている和裁用。
〇針が長いので布を何枚も仮止め出来き、生地がずれにくい。
〇厚手の生地も止められる。
〇頭が大きいので生地に埋もれにくく目立ちやすい。
〇たたんだ時にかさばらない。
〇頭が平らなのでアイロンをかけやすい。

セルまち針

《洋裁ピン》
〇針が短く、頭が丸いビーズの様なタイプの洋裁用。
〇長さや太さなど用途に応じ種類が多い。
〇針が短いので立体裁断などでも扱いやすい。
〇頭が丸くて目印としも使いやすい。
〇頭がガラスなど耐熱性の物はアイロンをかけられる。

洋裁ピン

《シルクピン》
〇虫ピンのように頭が小さく、一体化されているタイプ。
〇折れにくく主に洋裁士が使う。
〇針が細いので薄い生地でも針の跡が残らない。
〇針が細く目立たないがゆえに埋まりやすい。

《フォークピン》
〇針がUの字のようになっており、一度に2本の針でしっかり仮止め出来る。〇ファスナーを付ける際にも便利。

《パッチワーク、アップリケ用まち針》
〇パッチワークに最適な細いまち針。
〇針が細いので生地がずれにくい。

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【まち針の使い方】 

《まち針を正しくきれいに打つポイント》 
〇なるべく平らなところで、生地が浮かないようにする。
〇縫い線に対してまち針を直角に打つ。
〇布を2~3mmすくうように打つ。生地がゆがんだりずれたりしないよう、上の生地に比べて下の生地は少なめにすくう事。
〇生地が薄くて安定しない場合は、2回すくう。
〇2本以上打つときは、両端に先に打ってから真ん中に。長い生地の場合は、両端→真ん中→その間、の順に。

正しい打ち方

《良くない例》 
○平行に打つ:きちんと布を固定できない。縫うときに手に刺さる。ミシンに接触してしまう。
○ななめに打つ:しっかりと布を抑えることが出来ない。ズレが生じる原因になる。
○まち針で生地を大きくすくう:大きくすくい過ぎると針が取れやすくなる。


良くない打ち方

まち針にもいろいろな種類がありますが、番外編として『仮止めクリップ』もありますね。用途や好みによって使い分けて行きましょう。

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ミシンをかける時、まち針をつけたまま?外す?
まち針をつけたまま縫うと、まち針で止めている箇所の布がずれたり、ミシン針が折れたりする原因になるので、外して縫う方が良さそうです。まち針が押えの手前に当たる前に抜きましょう。

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まち針の種類や特徴を知って、ソーイングライフを楽しみましょう。('ω')


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