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この方法、停滞気味によく効きます。

突然ですが、人の考えや行動ってどうしたら変わると思いますか?
毎日忘れないように紙に書いた目標を見て自分を鼓舞するとか?極限に追い詰められるような環境に身をおいて修行僧みたいな日々を送るとか?

挙げてみればいろいろあると思いますが、行動する前に「面倒くさい…」と無意識につぶやいてしまうようなことばかりかもしれません。
ビジネス書や自己啓発本を読まなくても、極限の状況に身を置かなくても、もっと簡単ですぐにできる方法があるんです。


さぁ、お片付けしましょう

このままの自分でいいと思わないけど、どうしたら今の自分から変われるんだろうと思ったらまずやってみてほしいこと。

その方法とは…、部屋を片付けることです。
身近だけど結構おろそかにしがち、でも変化を実感しやすいのがお片付けです。

はぁぁ〜?って感じかもしれませんが(笑)、侮ることなかれ。
本当なんです。「部屋は心を映し出す鏡」とよく言われますが、これは本当だと思います。

忙しかったり気持ちに余裕がなくなったりすると、いつの間にか部屋が殺伐としてきます。
洗濯物は積み上がり、読もうと思った本はそこらへんに置いてあり、開封した袋はそのまま放置…。ちょっと食べ物をこぼしても、まぁいいや。埃がたまってるけど、まぁいいや。って、だんだんとその部屋の雰囲気に流されていってしまいます。

そのような現象を心理学では「割れた窓理論」とも言います。
割れた窓理論とは、「割れた窓を放置していると他の窓も割られやすくなり、割れた窓を放置せずに修理しておけば、次に窓が破られることはない」という例から名付けられたもの。
街中でもゴミだらけのところにはゴミが捨てられやすく、きれいに維持されているところではあまりゴミが捨てられてるのを見たことがないのではないかと思います。きれいなところを汚すのは気が引けますもんね。

その割れた窓理論は自分の家の中でも起きるんです。一旦その状況に慣れてしまうと、どんどん負のスパイラルにはまってしまいます。


負のスパイラルにはまらないために

散らかった状態の部屋を放ったままにしておくと、元気がなくなってきたり、ネガティブにものごとを捉えがちになったりと徐々に支障が出てきてしまいます。
ほんの些細なことでイライラして、身近な大切な人を傷つけてしまうかもしれません。自分にとって大事なことを見失わないためにも身の回りを整えて負のスパイラルにはまらないようにしたいですよね。

そのためには、あきらかに「ゴミ」というものを最初に捨てます。
食べ終わったお菓子の袋、セール期間が終わったチラシ、洋服のタグなど、宝探しのように積み上がったものの中からゴミと思われるものをひたすら探していきます。ゴミを取り除くというだけでもかなりスッキリするはずです。
ゴミはそこまでないという場合は、ジャンル別にものを分けましょう。

・洋服
・バッグなどの服飾雑貨
・本
・文房具
・食品
・書類、紙類
・おもちゃ


だいたいこれくらいのざっくりしたジャンルに分けられるのではないかと思います。


最初に一歩漕ぎ出せればそれだけで十分

ゴミを捨てて、ものをジャンル分けしたらなんとなく先が見通せてきた感じがしませんか?始める前よりもやる気がさらに湧いてきているかもしれません。
自転車のペダルは、最初漕ぎ始めるときは重くて大変。でも動き始めるとスイスイ足が勝手に漕いでくれますよね。行動を起こす過程もそれと一緒で、最初は心も身体もなんだか重いんですよね。でも、思い切って始めてみるといつのまにかそんな風に思っていたことも忘れちゃいます。


正のスパイラルに転換していく

お部屋が片付いたら、自分の好きな雑貨や観葉植物などおいてみるなど、ちょっと気分が上がるインテリアを置いてみるのもおすすめです。ベッドの向きを変えたり、机の位置を変えたりするのも結構お部屋の印象が変わるので、変化が欲しいときは試してみるのもいいですね。

お部屋の居心地がいいと、ずっとその状態で過ごしたくなりますよね。
自分の部屋のキレイがキープできると、他の場所も気になってきます。そしてまた着手していくと、自然と「正」の流れができてお部屋の自浄作用が高まっていくのです。


お片付けは現状打破する特効薬

身の回りを片付けると自然と気持ちも整い、心に余裕が生まれてくるんですよね。そうすると「あれもやってみようかな?」と、自分がわくわくする選択ができるようになってきます。部屋が散らかっていた時よりもグンと行動力が増すんですよね。

私の依頼者さんの中でも片付けをしてから新しいことに挑戦したり、自分の趣味の時間を充実させたりと本当に生き生きして輝いている方が何人もいらっしゃいます。そんな姿を見て、片付けは心や行動にも作用すると実感します。

なんだかモヤモヤする日々を送っていたら、まずは身近な空間のお片付けをしてみると突破口が見つかるかもしれません。たかがお片付け、されどお片付け。
ぜひ試してみてくださいね。

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