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ワーキングホリデーで行ったオーストラリアでハウスキーパーの仕事に出会い、帰国後は整理収…

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ワーキングホリデーで行ったオーストラリアでハウスキーパーの仕事に出会い、帰国後は整理収納と掃除のタスカジさんとして活動。モノだけでなくコミュニケーションを通して思考の整理もお手伝いしています。

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離れてみると見えてくるモノとの関係

私は3年前にワーキングホリデーから帰ってきました。約1年半オーストラリアに滞在していたのですが、その間日本で住んでいた実家が引っ越しました。 まさかオーストラリアに発ったその日が今まで住んできた家との最後になるとは思いませんでしたが、家族みんなが良いと思って至った決断だと思ったので喜んで賛成しました。 私不在の中、私の部屋の荷造りも全て家族がやってくれて本当に大変だっただろうなと思います…。 帰国して新しい家に帰ると、私の部屋には見上げるほどのダンボールが積み上がってい

    • その気持ちに気づくだけで

      自分のことは自分が一番わかっている…とは言うものの、自分でもわからないことはたくさんある。 例えば好きなもの。「好きなものはなんですか?」と聞かれたら食べものや集めているものなどを挙げるのが多いのではないかと思う。普段から時間やお金を費やし、意識を向けている自覚が自分でもある。その結果それらを自分の好きなものとして認識しているのかなと思う。 しかし上位に上がってこないけれど、気持ちが少し高まる「小さな好きなもの」もある。文房具屋さんでずらっと並んだポストカードを見て直感でい

      • あれこれ不安になるよりも、安心感を育てよう

        いつものように地元のスーパーに行き、長ねぎを買おうとしたら3本で258円だった。普段の買い物で身についた自分の相場より1.5倍くらい高い。ねぎは冬の野菜だし、季節外れの野菜は割高になるものだから仕方ないと自分に言い聞かせるように、その日は長ねぎを買わずに帰った。 ある日、都内に行く用事があった。 そこでスーパーを見かけたので都内の一等地ではどんなものが売っているのか興味半分で立ち寄ってみた。地元では並んでいない食材がたくさんあってワクワクしたが、やっぱり気になるのは長ねぎの

        • 田舎の私と都会の私

          人間誰しもいろんな一面を持っている。 一緒にいる人や環境など様々な組み合わせによって何通りもの自分がいるんだと思う。例えば田舎にいるときと都会にいるとき。それぞれの自分の考え方や行動は同じではない。 都会では歩く進路を塞がれるとイラっとしたり、電車の空いてる席をまるで獲物を捕らえるかのように探したり、疲れているときはそれがより顕著になる。なんにしても早いことに価値があり、常に最短距離を求めるから時間に追われて余裕がない。 一方、田舎に行くとそんな自分はどこにもいない。 歩

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        離れてみると見えてくるモノとの関係

          豊かな暮らしとは?の答え

          ちょっと自分の方向性に迷ったら、自分が好きなことや興味があることをA4のスケッチブックに思いつくまま書き出す。意外と自分のことをわかっていないものなので、どんなことが好きなのか客観的に見るのに役立つ。なんだかんだ年に一回くらいのペースでやっている気がする。 私の場合「自然」「DIY」「パーマカルチャー」などは常連のキーワード。そして数年前から「タイニーハウス」「バンライフ」も加わった。 いずれも実践しているわけではないけど、オーストラリアで生活したことが大きな影響を与えてい

          豊かな暮らしとは?の答え

          装飾に隠された豊かさの秘密

          日本だけでなく、世界の歴史的建造物を見てみるとどうやって作ったのかわからないくらい繊細な装飾が施されていることが多々あります。 これはメルボルンで見た建物。外見からはなんの建物かはわからなかった…。 こういう繊細な建築物を見るたびに、なんでこんなに気が遠くなるような作業をわざわざするのだろうとずっと疑問に思っていました。教会やお寺など、その役割が果たせれば何もそこまでいろいろくっつける必要なんてないんじゃないかと思ったのです。 本当の豊かさとは「実用性だけ考えたら装飾も

          装飾に隠された豊かさの秘密

          たまには自然に寄り添ってみる

          「ソロキャンプ」という言葉を聞くようになって数年経ちますが、その人気はコロナ禍によるアウトドア人気も後押ししてさらに加速しているように感じます。 キャンプというと家族や仲間とワイワイ過ごしたり、アウトドアのことは任せとけ的なガチの人がやるもの…というイメージがありました(イメージです、イメージ)。 でもソロキャンプは基本一人。 テントの設営も食事の準備も一人でするので、気ままに過ごせるのが人気の秘密のようです。 日常では家族、友人、仕事など常に人と繋がり、さらにSNSな

          たまには自然に寄り添ってみる

          言語化すること

          最近よく思うことがあります。 名案が浮かんでも、自分の主張があったとしても、思っているだけでは誰にも何も伝わらないよなぁと思うのです。 これまで私は結構感覚に任せてきた部分が多く、逆に言語化することで言葉の枠にはまってしまうのが嫌でした。言葉では表現しきれない微細な感覚をそのまま大切にしたいという気持ちが強かったのです。 なので「ブワって感じがしてシャーってなります」というような語彙力ゼロな会話をよくしていました。。 自分だけのことであればそれで問題ないのですが、人と共

          言語化すること

          どこに何をしまったか忘れた…。でも大丈夫。

          整理収納のテクニックの1つに収納用品に内容物をマスキングテープなどに書いて貼っておく「ラベリング」という方法があります。 ・中身をわざわざ確認しなくても何が入っているのかがわかる ・ものの定位置が決まるので散らかりにくくなる ・家族間でもどこに何があるのかがわかりやすくなる などのメリットがあるので、私も依頼者様宅でマスキングテープや付箋に中身を書いて貼ることもしばしば。そうすると私たちのような整理収納を施した人がいなくなっても依頼者様自身がどこに何があるかわかるので、1

          どこに何をしまったか忘れた…。でも大丈夫。

          歓迎されたら、そこは自分の居場所の入り口なんだ

          先日、こんな体験をしました。 ちょっと気分転換にいつもより遠くまでドライブをしたとき、お昼も過ぎていたのでどこかで何か軽く食べたいな〜なんて思いながらGoogleマップで近くのカフェを探していました。 郊外だったのでそんなにお店が多くないのですが、現在地からも比較的近くて評価も良さげなカフェを発見。 「アットホームで…」「お店のお母さんの笑顔が優しくて…」という温かそうな雰囲気の口コミが多かったのでここにしようと車を走らせました。 いざ到着してみると、一見普通の家のような

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          デッサンに学ぶ人生の歩き方

          今までの自分の人生を振り返るといつも思うことがあります。 それは 「人生とデッサンは似ている」 ということです。 はて、なんのことやらという感じかもしれませんが…。 人それぞれ何かに一生懸命取り組んだ経験があると思うのですが、人によってはマラソンかもしれないし野球かもしれないし他のことかもしれない。私の場合はデッサンでした。 私は高校3年に、美大に進学することを決め、そこから浪人時代を含め3年間絵を描き続けました。夏期講習や冬期講習では毎日10時間制作することが当たり

          デッサンに学ぶ人生の歩き方

          サービスの魅力よりも、まず必要なこと

          新型コロナウイルス感染拡大防止のため、商業施設や飲食店などあらゆる対策を講じて営業しています。今までだったら考えもしなかったようなことも新型コロナの影響で取り組む必要が出てきました。 大型スーパーでは出入り口付近に積み上がっている買い物カゴの取っ手を1つ1つアルコールで消毒している店員さんがいたり、出入りできる箇所を1箇所にするためにロープで仕切って入り口にはアルコールを持った店員さんがスタンバイしていたり…。 チラシやHPにもどのような対策をしているのか掲示している店舗

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          自分純度100%の選択をするために

          今でこそ時差出勤やリモートワークが進み、電車の混雑も以前より緩和されていますが、満員電車って本当に大変ですよね。今思うとたくさんの人の中に潜り込んで目的地まで身体を密着させるアトラクションだったんじゃないかとすら思ってしまいます。笑 そして電車にはたくさんの広告も貼ってあります。 脱毛、英会話教室、消費者金融、健康補助食品など人気のアイドルや俳優さんを起用し、インパクトのあるレイアウトやキャッチコピーで消費者の目を引こうとしています。 例えばあなたが仕事で疲れていて、ぼん

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          自分と仕事が調和するように

          時間差出勤やリモートワークと言ったら以前はちょっと珍しい感じすらしましたが、今となっては国をあげて推奨しています。 まさかウイルスが強制的に改革を推し進めるきっかけになるとは…。本当に何が起こるかわからないですよね。 とはいえみんなが働きやすくなることはとてもいいことなので、これからいい方向に改革が進んでいくことを願っています。 自分に敬意を払って仕事を休む日本人は真面目、働きすぎだとよく言われますが海外で働いてそのことを実感したことがあります。私はワーキングホリデーで

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          憧れのそれになれなくても

          高校卒業後は美大に進学したくて高2から美術予備校に通っていました。それまではデッサンもなにも描いたことがなかったのに、ものつくりや絵が好きだからという理由で選択した進路でした。 美術大学にはいろいろな科があり、私はデザイン科志望。 目指していた大学は一次試験がデッサン、二次試験が色彩構成と立体構成でセンター試験の成績も加味されて合否が決まります。 一次試験が受からないと次に進めないため、とにかく全ての基礎となるデッサン力をつける必要がありました。 しかし私が今まで描いて

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          夢に夢見るとはこういうこと

          子供の頃の夢はスキューバダイビングをすることでした。そして将来はなんとなく海に関わる仕事ができたらいいなと思っていました。 父が釣りや海が好きだったこともあり、家には物心がついた頃にはすでに海にまつわる本や雑貨がありました。魚の図鑑を読んだり、魚の置物やラッセンの絵をまじまじと眺めたり。 海の近くに住んでいたわけではないけど海を身近に感じていたと思います。 そしていつか海の世界を見てみたいと思うようになっていました。 見る専門の海好き私の「なんか海が好き」という状態は年

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