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Positive DisciplineとABA #2

Podcast第6回では「教育は結果に委ねよ」というお話をしました。
それでもうまくいかない。学ぶべき本人は全然気づいてない。気にしてない。そんな方に向けて、第7回ではPositive Disciplineの考える2種類の結果についてお話しています。

まず、前置きとして。
「その行動、本当に変える必要がありますか。」

3歳児がお友だちに玩具を貸せないのは発達段階として普通です。(教える意味がない、というのではなく教えつつ気長に発達を待って良い時期)

宿題なんてしなかったけど、今元気に楽しく生きている人もいます。

雨に濡れて、泥だらけになって遊んでこい!と思う親がいれば、
風邪ひいてほしくない。洗濯が大変だから、衛生面が心配だからあまり泥で遊んでほしくない親もいます。

部下、同僚の行動は価値観の違いであなたには問題に写っても、その人や周りは困ってないかもしれない。

本当に変える必要のある行動なのか。
学んでアップデートすべき考えなのか。


本人が困っていなくて、この社会で生きづらくなる原因となる行動でなければ、無理に改善する必要はないかもしれません。

それを踏まえて、やっぱりこれは問題だとあるものがあれば、結果を操作して効果的に行動にアプローチしてみてはいかがでしょか。

Positive Disciplineの考える結果には2つあります。
1. Natural consequence
2. Logical consequence

Natural consequence

こちらは第6回でメインにお話した自然の摂理に即した結果。
傘をささずに雨の中をあるけば濡れる
暴飲暴食を続けたら体重が増える

このNatural consequence、
水遊びが好きな子どもにとっては傘をささずに濡れることは、行動を改めるきっかけにはならいでしょう。
体重増加を気にしていない人にとっては暴飲暴食で得る結果は何てことないことで学びとはならないかもしれません。

これで本人、周囲が問題なければ問題なし!
でも、これで困っている、Natural Consequenceだけでは現状が改善しない場合もあります。

Logical Consequence

こちらは、事前に論理的に計画しておいたルールに即して与えられる結果。
例えば成績表や給料、交通違反の切符など。

子どもが雨の中遊んで泥だらけになる、濡れて帰ってくる。
これにLogical consequenceを計画するなら
・泥だらけ、濡れた服は自分で洗って干す(ママ・パパはしない)
・玄関から直接お風呂に行き、そのままお風呂に入る。(自分でお風呂を沸かす)
など家族の合意、ルールを決めておく。

なかなか有給の取得率が上がらない。
これにLogical consequenceを計画するなら
・有給取得率を人事評価に反映させる。
・有給取得率が90%を超えた部署を表彰する。(ボーナスなどモチベーションがあがる報酬を用意)
など、Natural Concequenceだけでは変わらなかった行動にLogical consequenceでさらにアプローチ。

Natural concequenceとLogical consequenceをうまく組み合わせて結果をコントロールする環境操作で行動が変わるかも?‼

Logical consequenceのデザインのポイントはPodcastで☆

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