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アメリカのお正月料理と験担ぎ
お正月は単なるお休みの1つであるアメリカ人パートナー
お正月が1年で一番大切なお休みと思っている日本人の私
そんな2人の違いから、新年早々喧嘩寸前までいってしまった私達です。
喧嘩寸前で止められる、お互い引けるまでに成長したと思える2021年。
2022年は喧嘩寸前になる前に先手先手で予定や希望、考えを伝えられるようコミュニケーションの質を上げていくことが目標です。
今回も私が最初からお正月はどんな風に過ごしたいか伝えていれば避けられたこと。日本で2度もお正月を過ごしたので分かっていると勝手に期待すてしまいましたが、言葉で明確に伝えることは大切ですね。
映画も前々から言っていたので出産前に行くことができました。
お正月の過ごし方の違いで悲しくなった私が昨晩
「お正月は私にとって、あなたのクリスマスと同じくらい大切なのに」
と言ったからか、急遽本日は彼が祖母に聞いたお正月料理を作ってくれています。
アメリカ新年伝統料理
![](https://assets.st-note.com/img/1641181572963-RVJwWpqUn3.jpg?width=1200)
調べると新年に豚肉とサワークラフトを食べるのは、元々Pennsylvania Dutch tradition(Pennsylvania Germans or Pennsylvania Deutschとも)
と呼ばれるものらしく、全米にも広がっているようです。
新年はクリスマスほど重要でないので、どこの家庭でも食べるというほど一般的では無いと思いますが。
Pennsylvania Douchは文字通り、ドイツからペンシルベニアに移住した移民を指すよう。特に1800年以前に移民したグループだそうです。
パートナーの家族は父方母方ともに代々ペンシルベニア、独立宣言前の移民で人種もドイツとイタリア系がメインのようなので、このPennsylvania Douch文化も比較的濃く引き継いでいるのかもしれません。
今回はソーセージがサワークラフトと一緒に煮込まれていましたが、ドイツでもよくあるようなソーセージとサワークラフトというプレートも一般的のようです。
アメリカでも験を担ぐ
調べていくと、アメリカでも日本のお正月料理のように新年に食べるものに験を担ぐ考えがあるようです。
Pork and sourkraft をドイツ系移民以外でも食べられるようになった理由は
ブタは鼻を前に動かして地面を掘る(食べ物を探す)から
前に進む、前を向くということで
Pork=Luck
他に縁起が良いされるもの
魚類
前に進む
ただし、ナマズなど砂の下に隠れるものは「沈む」暮らしを連想するため☓
輪っか状のケーキ(ドーナツも可)
完全な円を連想する
Full circleというのが、太陽や月、その他天体やそれらの軌道また生命の流れという宇宙的·神秘的なパワーを連想させることから縁起が良いとされているようです。
レンズ豆
形が硬貨に似ている。
元々はイタリアの元旦で食べられる縁起物らしいです。
コーンブレッド
正方形にカットすると、金の延べ棒のようになり、新しい年に幸運と富をもたらす。
ザクロ
ルビー色の種は量の多さ=豊かさを象徴。
また、豊穣、永遠、幸運を象徴。
古代ギリシアで縁起物として扱われていたようです。
一方、縁起が悪いと捉えられるのは
鶏や七面鳥などの鳥類
後ろ向きに地面を蹴り上げる=後退
羽=運が飛んでいく
牛肉
じっと立って食べる=立ち行かなくなる
甲殻類
エビやカニは後向きまたは横に進む=前に進めない
貝類
砂の下に潜る、沈む=暮らしも沈む
日本の言葉遊びのような縁起物は見当たりませんでしたが、数の子などその生態や見た目から験担ぎ、縁起の良し悪しを連想するのはアジアだけでなく世界共通のようですね。
歴史の浅いアメリカでもあるのは予想外でした。
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