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始めること、続けること。

2024年、私は何かを始めたかった。

18歳の時にニューヨークに引っ越してからというもの、私は長らく走り続けてきたように思う。時には泳いだり、また時には絶壁をよじ登ったりして。

しばらくすると、割と自然に溶け込んでいっていつの間にか私の中で留学という言葉は無くなっていた。ファッションマガジンでインターンしたり、バイトに恋に毎日全力だったと思う。

大学を卒業する頃にはアメリカでの就職がとても自然に思えた。それもそのはず、私は田舎で生まれ育って、一人暮らしをしたのもNYが初めて。東京は帰る場所ではなく、どちらかというと“外国”に近かった。NYは私にとって大人に近づいた場所であり、それ以外の場所での生き方はまだ知らないから。

この数年、何度かの人生の岐路で私はどこで生きていくんだろう、と考えた。そんなこと占い師に聞いても多分教えてくれない。

卒業してから当時の彼の影響で、なりゆきで働き始めたアートスタジオでの仕事。今の環境にとても満足しているし、信頼できる友達も出来て幸せな今。走り続けている間に掴んだアメリカでグリーンカードを取るという選択。

他にどこにも行きたいところがないという理由でNYに残ることを決めたけれど、VISAの手続きはそんなに早くないもので、待っていればいるほど私が望んでいる事がよく分からなくなってきた。

ここ数年の出会いを経て、また一度自分のルートに興味を持てた。ファッションを学んでいる中で見つけた詩を書くという趣味。選択授業で取った時に、自分の不完全な英語を生かして表現できる詩に惹かれた。その数年後の今、文学や歴史、哲学や政治をもっと学んで日本語でも表現したいと思えるようになった。

そんなこんなで、今いる場所で何か始めてみようと思う。

何か1つに夢中で居続けること、自分を好きで居続けること、誰かを愛し続けること。

変わっていくのは難しいはずなのに、変わらずにいるのもとても難しかった。

変わっていくもの、変わらないもの。
見分けは一生つきそうにありません。

だからこそ、何かを始める時は、長く続ける強い意志を持って始めたいと思う。そんなこんなで、2024年はNoteを始めてみました。

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