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女友達とのひそやかで居心地のよい時間を彩る京野菜の鮮やかさ

1人で旅する京都の夜は静かに更ける

いつもは女ひとり、夕ご飯をどこで食べるか探しあぐねて錦市場で買ってきたお惣菜を一人ホテルの部屋で食べたり、入りやすいチェーン店にふらふらと入ってしまったり、京都ラーメンを堪能しに行ってしまうのだが、今年は京都在住の友人を誘いだし、彼女のオススメのレストランに連れて行ってもらった

私が今所属しているフォトスタジオの元同期で、今はフリーランスのカメラマンとして京都で活動している彼女

見目も美しく、舌に優しい京料理をいただきながら、カメラのこと・働き方のこと・彼女の活動についてひとしきり話が盛り上がった夜は、とても居心地のいい夜だった

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連れて行ってもらったのは、四条河原町からすぐ、高瀬川沿いにあるこじんまりとしたお店「バイタルサイン」

白木で作られた4人かけの席が4席と、カウンター席。白木を照らす照明はオレンジ色の暖かい光。18:00頃、我々が入店した頃は誰もいなかった店内は、時間が経つにつれあっという間に席が埋まり始めた

京野菜とワインのお店、なのだそうだ

こちらのお店、独特なのが、一番初めに「一汁三菜のサラダ」というアミューズ・スープ・サラダの小さなコース(1,200円)を頼んで、それをいただいてから他の料理メニューを注文するというシステム。京野菜にこだわっているお店だからこそのシステムだ

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見た目が可愛いアミューズ
一番奥の、梨の白和えが絶品

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続いて、底に白みそが敷かれた、大根のポタージュ。はじめは上の層、大根と出汁の味を味わって、それから下の白みそと混ぜていただく。とても優しい味にほっこり

そして、最期に出てくるのがこちら

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お重に入った9種類の色鮮やかな野菜たち

静原の農家さんから仕入れているという野菜は特別な味付けは特に必要なく、素材そのままの味をいただく。恥ずかしながらこの年になってもニンジンが嫌いで、なんなら生の玉ねぎも好きではない私だが、このお重に並べられた美しい野菜たちはどれもペロリといただくことができた

いやはや、これは本当に美味しい!

そして、野菜の美味しさに味をしめてどんどん進むワイン。笑

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一汁三菜を堪能した後は、アラカルトで好きなメニューをオーダー

私たちがオーダーしたのは、「野菜の出汁で作っただし巻き卵」と「さんまとキノコのペペロンチーノ」

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このだし巻き卵がまた、震えるほど絶品だった…!

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出てくるお料理、全てが優しく、絶対に身体にもいい「バイタルサイン」

お店のコンセプト上、ヴィーガンの人なんかも連れていきやすいだろうなぁ…とお店に訪れる外国の方々を見てしみじみ。また訪れたい、と思えるお店が増えました。

【店舗情報】
住所:〒600-8019 京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町235番地
営業時間:18:00 – 24:00
定休日:火曜日定休+不定休
電話番号:075-286-3558

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会社を辞めて、フリーでカメラマンとして働きつつ、「アンテナ」というwebマガジンの副編集長を務める友人

その静かで穏やかな人となりとは裏腹に、着実に自分の夢に向けて行動を起こしていて、それが大きなものになりつつあるのを聴いているのは本当に楽しい時間だった

フリーランスで働くこと
会社員として働くこと

カメラマンとして働くこと

同じ年代の女性と話す機会があまりない私にとっては、彼女とするどんな話も楽しくて、同時に色々なことを考えさせられた

それについてはまた改めて

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