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冬至から感じる、自然の恵み。

本日は一年の中で最も昼が短く、夜の長い「冬至」です。今日を境に、少しずつ日照時間が長くなる、陰と陽の折り返し地点のような節目の日。

古来より、生命の象徴である太陽が一番弱いこの日は、日本だけでなく世界中で「死に最も近い日」として畏れられ、それぞれの地域で独自の風習が今でも数多く残っています。


日本でも、寒さを乗り切るために「無病息災」を願った風習がいくつかありますよね。せっかくなので、私も少し実践してみることにしました。


「ん」がつく食べ物を食べる

冬至に「ん」がつく食べ物をいただくと運が向上する、という縁起担ぎの言い伝えがあるそうです。

冬至七種(とうじのななくさ)である「蓮根・銀杏・金柑・人参・寒天・南瓜・うどん」などで英気を養うのもいいかもしれません。



私はお昼に南瓜(かぼちゃ)を使って「かぼちゃぜんざい」を作ってみました。

今回は時間が無かったのでレトルトの小豆を使いましたが、来年は小豆から自分で煮てみたいなぁ、なんて思ったりも。

かぼちゃもほくほく、ほっとする甘さで心も温まります。


この「かぼちゃぜんざい」や「いとこ煮」などの "かぼちゃを餡子で煮る料理" 、記事を書くにあたって少し調べてみたら、どうやら全国的に食べられているわけではなさそう、ということを知りかなり驚きました。
(北海道の実家では結構定番だったので。)

みなさんのご家庭でも、かぼちゃを餡子で煮るのは定番でしょうか?とても気になります。笑


夜のおかずには「レンコンと人参のきんぴら」も作ってみました。
お昼に餡子で糖分を結構取っていたので、砂糖は使わずみりんのシンプルな甘みのみで炒め煮。
レンコンのしゃきしゃき食感がたまりません。美味しくいただきました♪


柚子湯

写真映りがミカンみたいですが、
柚子です!笑

江戸時代の銭湯で始まったとされている「冬至の柚子湯」は、血行促進や風邪予防などの効能に加え、邪気を払い体を清め、運を呼び込む「禊」の風習でもあります。

私もあやかりたくて柚子を買ってみました。手に持っているだけでも漂う爽やかな香り。

輪切りにした柚子をネットに入れて今夜お風呂で楽しもうと思います。
そして残りの柚子はすり下ろして、生姜とハチミツと一緒に「ホット柚子」でも楽しむ予定。

冬至ならではの、ちょっと贅沢な夜になりそうです♪


終わりに。

今日はこんな感じで冬至を過ごしてみました。

こうやって季節の行事を体験してみると、旬の食材たちの効能が「とても理にかなっている」と改めて感じました。
その恩恵を受けることができる私たちは、ちゃんと地球に生きることを望まれてここにいるのかもしれない、そんなことも思います。

きっと昔の人の方が、それをしっかりと理解していて、その自然に対する畏敬の念が文化として根付いたのではないかなと、少し考えさせられました。


今日はそんなことを思う一日。

では、今日はこの辺で。
お読みいただき、ありがとうございました。

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