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東京の雪から、江戸に想いを馳せてみる。

今朝はとても冷え込んでいて、布団から出るのに一苦労。
カーテンを開けてみると、家々の屋根に雪が降り積もっていました。

東京の雪景色だ!

上京して4度目の冬となりますが、ここまで雪が積もった景色を見たのは初めて。
悪天候で苦労された方が大勢いるかと思いますが、不謹慎にも、私は少し感動を覚えてしまいました。


しかし、雪国育ちなので ”雪で滑ることの危険性” もよくわかっているつもりです。少しの雪でも、冬用タイヤではない車で走る怖さを思うとぞっとしますし、冬靴じゃないと滑るのは当たり前。

今日は午後から雨に変わり、さほど積もらないようですが、路面には引き続き注意したいものです。




ここでふと、疑問に思ったことがありました。

現代では ”東京に雪は積もらない” という常識がありますが、
江戸時代の浮世絵などを見ると、雪景色の江戸が描かれており、

「あれ、東京にも積もってるよな・・・」

と不思議に感じました。

歌川広重
『日本橋雪晴』
歌川広重
『目黒 太鼓橋 夕日の丘』
歌川広重
『湯しま天神坂上眺望』

調べてみると、江戸時代は今よりずっと寒く、冬はマイナスの気温になることも普通だったみたいですね。特に江戸中期は非常に寒く、墨田川が凍ったという記録も残っているそうです。

暖房設備がないことを思うと、冬はとても過酷な季節だったのだろうなと考えさせられますが、
しかし、浮世絵には『雪見』の宴会を開く様子や、雪だるまを作って楽しむ姿なども描かれており、江戸時代の活気とたくましさを感じさせられます。


現代では、ここまでの雪景色を東京で見ることは難しくなりましたが、今日みたいに降り積もる日は、昔の風情がほんのり漂っているのかもしれません。



今日は朝からそんなことを思う一日でした。

また明日から暖かい日が戻るようですが、寒暖差が激しいことが予想されるため体調など少し気を付けておきたいところです。(私は今日しっかり体がだるめでした。笑)

皆さまも温かくお過ごしくださいね。


では、今日はこの辺で。
お読みいただき、誠にありがとうございます。

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