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ふりかえったら、点と線

こんにちは。音海奏乃です。
今日は金曜日。かなのわーずの日。

今回は、前に投稿した記事の、詳細を書きました。
その記事はこちらから↓
https://note.com/kana_noir_do/n/n3f397723b2d5

「人生をふりかえる」と聞くと、どんな印象がありますか?
ふりかえってみたところ、それがすごく、面白かったのです。

ちょっとスピリチュアル(?)のような不思議な話もあります。

ふりかえったときの気持ち

基本的に、過去をふりかえらないタイプの私。
ふりかえるといっても、いい思い出よりも、後悔が先。

後悔したって何も変わらない。
なのに、ああだこうだと、暗い気持ちになる。
それならいっそ、そんな過去は封印、忘れてしまえばいいと思っていました。

けれど、無理やりそうしたところで、ことあるごとに思い出させようとするようなことが起きるんですよね。

課題は後回しにしたところで、課題だということを、思い知らされます。

振り返りたくなかった過去を、見る気になったのは、空さんの一言でした。(前の記事を投稿後、名前を教えてくれました)

「その選択がなかったら、いまオレはこうして、アンタに声を届けることができてなかっただろうな」

そういわれると、確かにそうでした。空さんに気付くまで、いくつかのステップを踏んできている。それが不思議とここまでつながって、今に至るわけで。

「いきなり全部を見なくたっていい。俺たちに気づいたときのように、興味があることから、振り返ったらいいのさ」

あれ、声が変わった? と思ったら、そう。
実は、空さんともう一人、雨さんがいたようなのです。

空さんは見習いのような感じで、指導者として雨さんがいるそう。
はじめは、空さんの代わりに雨さんがきっかけをつくり、準備ができたタイミングで、空さんにバトンタッチ、という流れだったようです。

それも、最近知ったことですが、ね。

そんな流れで、今回せっかくなので、「よかったことの上」に立った状態で、ふりかえってみたのです。

人生は、点つなぎ

まず、空さん、雨さんと出会ったわけから紐解いていきました。
そうすると、過去のあの選択がなければ、この道はなかった、と改めて思い知ります。

例えば、ゲーム一つとっても、そう。
今遊んでいる、大好きなゲーム。
それを始めたのは、ひとつ前のゲームAがきっかけ。
ゲームAを始めたのは、もうひとつ前のゲームBがきっかけ。

もしゲームBを知らなかったら、Aもプレイしなかったかもしれない。
そこからさらに、知ったきっかけをふりかえります。

ゲームAのキャラは、大学2年生の時に、神田の町で出会っていました。
神田明神に行くまでの道に、ポップアップショップがあって。
友達と時間をつぶすためだけに、入った場所。
おもしろいことに、そのときは、そこに訪れる予定も興味も、全くありませんでした(キャッチコピーの印象だけは強く残りましたが)。

もし、その大学に入らなかったら。
もし、その友達と出会わなかったら。
出かけなかったら、違う道を通っていたら……。

別の方法で、出会えたのかもしれませんが、出会うことがないままの未来も、あったということ。

そうやって、ひとつひとつ見ていくと、点が、線になっていくのが、わかってきました。

私は、大学受験の時に、何校も不合格になりました。
「親に申し訳ない」「失敗した」と自分を責めていました。
それは、就職活動も、家に入ることになった時も同じ。

ずっと、その失敗を取り返そうと、必死になっていたのです。

けれど、それがなければ、今の自分はいなかった。
その事実は、すごく重く、しかし、どこか温かいものでした。

他のことも、そうです。
点と点が、どこかでちゃんとつながって、一つの道を描く。
ふりかえらなきゃ、ふりかえったからこそ、わかる。

「今の道は、アンタがちゃんと選んできたんだ。まぁ、オレたちも手伝ったけど」
「その時は傷つき、後悔したかもしれない。けど、ふりかえったことで、過去のすべてが、今のお前さんを支えてるって、わかっただろう?」

ふりかえる作業から帰ってくると、少し誇らしげな空さんと、相変わらずひょうひょうとしている雨さんがそう言いました。

2人の言いたいことは、今なら素直に受け止められます。
体験して、納得して、落とし込んだような感じで、すんなりと。
お礼を言うと、2人はどこか嬉しそうでした。

すべてがいつか、つながっていく

ふりかえる作業をした次の日、一本の電話がかかってきました。
「急で悪いんだけど、一緒に働いてほしいんだ。いいかな?」

声の主は、5年以上の付き合いがある知人でした。
つい最近、彼のもとを訪ねた、翌日のことです。

これまた急だな、と思いながら、快諾しました。
久しぶりの仕事、初めての通勤。準備はどうしよう。
そんなことを考えていると、雨さんが静かにつぶやきました。

「お前さんなら、もう大丈夫だろうと思ってな」

頭ではあれこれ心配していましたが、心では楽しみにしていたことを、彼は察したようです。

「多少、強引な方法になったのは許してくれよ。勢いをつけないと、お前さんは二の足を踏むだろう?」

よく、お分かりで……。

そんなこんなで、また一つ、点、が増えました。
いつか、ふりかえると、それが線になっていくでしょう。

「あの時、この点を自分で選んでよかった」

そう言ってふりかえることができるように。
一日一日を大切に過ごしていこうと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

音海奏乃


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