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#買ってよかったもの (3)日本のものVer.

今年買ってみて良かったもの。まだまだ続くこのシリーズ。 その2(美容・健康編)でTABI NO YADO(旅の宿)なぞをご紹介してみたが、今回は、そんなもんまで北米片田舎で買えちゃうの?!という日本製品、今年、買って良かったと思ったものをご紹介いたしたい。

その1:嗜好品。/  その2:美容・健康

大都会であれば、ふなっ!ここは日本であるか?!と驚く日本スーパーマーケットも存在するのであるが、私は田舎暮らしゆえ、その恩恵がない。車で2時間ほどで行けるのだが、往復4時間、人混み(常に混んでいる)。怠惰な私はそれが面倒なのでもっぱら近所の中華マーケットやオンラインにて日本のものを入手している。

その2でもしつこく言い続けたが、こちらで手に入れる日本のものは、多分、送料や税金がもろもろかかるから、買えるといってもどうしても割高になるのである。紀伊国屋本屋さんもあるが、本なぞも割高で売っている。あと、転売?みたいな扱いのものも多いのかなぁ、などと思う。それでもやっぱり買ってしまうのだ。

近所のおば(夫アルゴのおばさん)は大層な買い物中毒であり、夫アルゴも我慢をしない人なので、やつらが買い物をするたびに、ほ〜ん、と白い目をしてみるが、夫アルゴもまたこのようにやや割高になる日本グッズを購入する私にほ〜ん、と白い目する。ちなみにこちら、夫アルゴの衝動買いについて愚痴をたれているNote

やっぱりどこでもドアがほしいよね!そしたら、すぐ日本のドラッグストアにいけるじゃない。武道館だけでなく。ドラッグストア、大好きBBA。だがどこでもドアがなくとも、インターネットが私を幸せにしてくれるのである。

米。

まずは米。ふふ、うちねぇ、ゆめぴりかなんすわ。ゆめぴりか!(嬉)

もちろんねぇ、最近は普通のスーパーでもSUSHI Riceとして日本のお米が売っているし、ご近所のチャイナマーケットでいつもNISHIKIなる米を買っていたのですが。

これはアメリカならどこでも手に入るカリフォルニア産の日本米。これはこれでうまいんすよ。

ニューメキシコ住まいの中学の同級生に勧められ、試してみたRice Factory

な、な、なんと。いろんな種類のお米が購入できるのだ。日本産の。やっぱねぇ、違うんすわ!アマゾンとかチャイナマーケットで8ドルくらいで買えるアメリカ産の日本米とはぁぁぁ (叫)

10ドルくらい高いけど、それだけの価値はある!(叫)

それにしても、ニューヨーク住なのに何故かニューメキシコ住まいの友に地元(同じ州)の米屋を紹介されるとは、おもろい話である。

真ん中にあるのんがニューメキシコ。はじっこがニューヨーク。

ニューヨークゆーても、お店はうちから車で2時間ほどのところにあるので、いつか店頭にも行きたいなぁなどと思いながら、オンラインストアを活用させていただいている。ほんっと便利な世の中になったものだ。ちなみの3種類のお米お試しセットが特におすすめ。

ときに。皆様のお家でのお米の消費量ってどれくらいなのであろうか。うちは夫婦二人(デブ)だが、2合炊いたら2〜3日はもつ。あと、毎日は食べないので、なので5lb(2キロちょい)を買うとかなり長持ちする感じ。夫アルゴなぞ、アメリカ人だけど「もう日本の米しか食べられぬ!」という有様なので、そのうち、ハイエンドのちょっとお高い炊飯器なんかもほしいなぁ(もちろんアマゾンで象印さんとか買える)と思っている今日このごろ。ちなみに米は土鍋で炊きます。土鍋は近所の中華マーケットで10年くらい前に購入。

Craftsmanship Premium wooden Earpick

Craftsmanship Premium wooden Earpickなどと商品名を見るとなによ?って感じだが。なんのことはない耳かきである。

ご存知の方も多いに違いないが、白人・黒人に多い粘性の耳垢の除去には向いないため、耳かきは日本のようにどこででもは手に入らない。その代わり、綿棒を使う。

渡米した当初は、耳かきを持参しなかったことを大層悔やみ、日本にいる妹に郵送してもらったのだ。綿棒では、ごっそりとれる、とか痒いところに手が届く的な快感が得られないのである。

耳かきはあんまりしちゃいけないらしいが、私は大好きである。一節によると耳かきが気持ちいいのは耳の中に迷走神経があるためで、その神経を刺激するからしい。迷走神経と脳から出ている末梢神経のひとつで、第10番目の脳神経。私は、すきあらば耳をほっている。脳みそまでほじくり出しているのではないかと思えるほどにほじっている。

最近はAmazon(またw)なんかでもいろんな種類の耳かきが売っているがやはり日本の古き良き、ヘラ型のものを私は好む。数年前に帰国した折、おばに「もうこれ!すんごいごっそり取れるのよ!しかもドラッグストアで200円とかなのよ!」と言われ渡されたのがこのグリーンベル匠の技匠の技 煤竹耳かき(2本組)

匠、Craftsmanship。なるほど。

日本語のレビューサイトをみていたら、細かい作業もできるが、細すぎて折れないか不安な形状と書いてあったがまさしくその通りで、この極細耳かきはかなりピンポイントで届くのだ!で、もちろん、ガサツBBAは、ぽっきり折ってしまい傷心の日々だった。それが、今年に入って見つけてしまったのよ!北米アマゾンで!!しかも6ドル!割高だけど悪くない価格!

壊す前提で使うわけではないけど、手に入るうちに予備も確保しておこうと3セットかった!これにて私の北米耳かきライフは安泰なのである。取り敢えず、アメリカに長期滞在する人には、耳かきをもってこい!と教えたい


CHIYOMUSUBI NEZUMI OTOKO JUNGIN JUNMAI GINJO SAKE CUP/ CHIYOMUSUBI OYAJI GOKURAKU JUNMAI GINJO SAKE CUP

と、ローマ字でみたらこれ、なんぞ?と思われるかもしれぬがなんということはないカップ酒である。ぷぷ。しかし、お気づきでろうか……NEZUMI OTOKO、OYAJI GOKURAKU.

そう!なんとネズミ男と目玉の親父のお酒なのである。

こんなもん見たら即買いじゃん。北米のど田舎よ?買うわ。

こんなもんがなぜ北米、NYのど田舎の普通の酒屋で売っていたのかまったくもって謎でしかないのだが、私は水木先生の大ファン(京極先生にはかないませんけどね、当然!)であり、日本ではおそらく1カップ500円くらいであろうが、$10というお値段。だが躊躇いもなく、迅速に購入した。私の興奮ぶりに酒屋のおやじは「お、おぅ」みたいな感じでどん引いていた。

こちらは鳥取にある千代むすび酒造(株)という酒蔵さんが出しているお酒。店先でラベルをみただけで大興奮のBBAであったが、調べてみたら金賞受賞蔵千代むすび酒造の岩成杜氏が作り上げた純米吟醸酒で、鳥取県西部の酒造好適米を使用した、芳香で飲み口の良い清酒、なのだそうで。確かにとてもおいしゅうございました。

文字通り、一瞬で飲み干したよね。どうやら鬼太郎バージョンもあるらしいのでそれも購入してみたい。ちなみに最近では、獺祭や八海山、久保田なぞのお酒もお寿司屋などで割りと普通に飲めるし、言うまでもなく日本のウィスキー、山崎や響なぞ大人気であるので、これまた渡米してきた時代から比べ、なんという素敵な時代になったものかとうっとりとする酒飲みBBAである。件の酒屋はよく日本産ウイスキーを入荷するので、良き酒を入荷した時は必ず!電話をおくれ!必ず、だ、と以前言った所、律儀にお電話をしてくれるのもありがたきことである。

WAGYU

和牛。肉である。数年前にネットで知ったこのお店。今年も数回、使わせていただいた。

これまではアメリカで食べる和牛肉といえば、KOBE BEEF一択であったのだが、昨今、和牛が人気なのである。なんせこのど田舎の街ですら、Wagyuを食べられるレストランが存在するのである。

数年前にそのレストラン(すごくお高いステーキレストラン)に行ったのだけど、ほぼほぼ真っ黒になるまで焼き上げられ出されたWAGYUステーキに夫アルゴ、大憤慨。こんなに焼いたら台無しじゃね〜か!山葵ソースもないんか!(叫)

こんなにwご満悦だったのに、数分後にWAGYU来てガチ切れた夫氏。

そんなことがあったもので、このCrowd Cowさんを知ってからはこちらから和牛を購入し、自分で焼いて食べることにしている。とはいえ、お高い。ただでさえお高い和牛。

今年購入したものは、こちら。

こちら鹿児島産和牛。地元が宮崎ー鹿児島の間なので浮かれてかった。
こちら、アメリカ産和牛。

お気づきであろうか。なんとここには日本からやってくる和牛と、アメリカで育てられた和牛。あれ?アメリカ育ちならもう和ではなくね?と思うけれど。調べてみたら

和牛は4品種とそれらの交雑種のみ 「和牛」とは、牛の品種に着目した区分で、日本で長い時間をかけて品種改良されてきた黒毛和種などの4品種と、それらの交雑種のみです。それ以外は「和牛」と表示することができません。

なんだそうで。 Wagyu refers to any of the four specific breeds: Japanese Black, Japanese Brown, Japanese Shorthorn, and Japanese Polled. Japanese Black and Brown cattle are available in the United States and are crossbred with American cattle to produce American Wagyu beef

和牛とは、黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の 4 つの特定の品種のいずれかを指します。 日本の黒毛和牛と茶色の牛は米国で入手可能であり、アメリカの牛と交配してアメリカの和牛を生産しています。ちなみにハーフな和牛は純日本産よりお安い。こちらになかかなに興味深いアメリカにおける和牛の歴史なる情報があった。

と、いうわけで、純正日本の和牛アメリカ育ちの和牛。どちらもおいちい。しかし、よる年端には逆らえず、最近ではぎっしり霜降りの牛肉なぞを食すと翌日には胃もたれを起こしてしまうため、Special Occasion、誕生日だとか記念日だとかで食べるくらいがちょうどいいのであるけれど。今年もまたここでお肉を買えてよかったなぁ、としみじみと思うのである。

ちなみに、松茸(日本産)などもオンラインで買えるのだ。来年の買ってよかったタグでは、うひゃー松茸うまかったぁ、と書きたい人生であるなぁ。


私が渡米してきたのが2001年(ついでにいえば、夫アルゴとの出会いは2001年の年末)当時は、ネット・オンラインショッピングも今ほど発達しておらず。もちろんストリーミングサイトなども存在しなかった。日本の妹や友人たちがDVDだのCDだの、食材や日本製のものを送ってくれていた。ど田舎には日本食レストランも存在はしていたけれど、少なく、だから高価だというのに大して美味しくもなかった。

21年がたって、この記事に上げたもろもろの他にも、たくさんの日本の調味料や食べ物、グッズが手に入りやすいようになった。こんなど田舎にも、今じゃたくさんのお寿司屋さん、ラーメン屋さん、日本(厳密には韓国、中国式)のような焼肉と鍋を楽しめる飲食店もわんさか存在する。都会住んでいれば、もっとたくさんの恩恵があるのだろう。

何年住んでいても、結局のところ、やっぱり自分の国、国のものを懐かしく思うことはずっと続くのだと思う。だからこの記事を書いていてしみじみと良き時代になったものだ、と思うし。きっとアメリカだけではなく、色々な国において同じようなことなのだろうと思う。世界は広いけれど、お気軽にアクセスできるようになっていろんなことが変わった。

北米の片隅、ど田舎のNYにて、コタツに入り、鍋なぞを楽しめる日々なのだ。ありがとう、インターネット。そして Who knows! もしかしたらどこでもドアだって発明されるかもしれない。

ちなみにここで語りきれない今年、北米アマゾンで買った日本のもの。んふ。びっくりよね。

肉とか漬けてる。
とりあえず、ご飯作るやる気がないときに豆腐にもっさりかけて食べる。
五本セットで売っていた。わさびは普通に買えるけどそれ以外のものに感動。
アメリカ産切り干し大根。
オートミールに入れて食べる私に、うえぇぇぇと夫は言います。

買ってみたものシリーズ、次回で最後。次回はアメリカでの肩こり解消グッズ!

END



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