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#買ってよかったもの (1)嗜好品 Ver.

今年買ってみて良かったもの。北米の片田舎に住む私であるので、ほほぅ、アメリカではこのようなものが、とか。そんな片田舎に住みながらもそのようなものが手に入るのかい、的な感じで読んでいただければ幸い。アマゾンさんのリンクとか貼りまくりますけどアフィではないので。

書き出してみたら、あれもこれもと出てきたので、いくつかに分けて書いていきたい。まずは毎日使うもの、嗜好品関係。コーヒーメーカーワインの栓抜きである。

もうしょっぱなっから、そんなもんおすすめされても……というようなブツであると思う。正直、あってもなくてもいいもん。だが、これからご紹介するブツは、我々の生活をとても豊かにしているのである。ふんぬ。

コーヒーメーカー

毎朝、コーヒーを飲む習慣がついたのはアメリカに来てからだと思う。きっかけは思い出せないけれど、起きる⇒コーヒーという流れ。アメリカだからか?と思ってもみるけど、付き合った当初の夫アルゴにはそんな朝習慣はなかったので、個人の嗜好なのであろう。ちなみに夫アルゴもここ10年ばかりは朝のコーヒー、という流れになっている。

映画やドラマで見るように、日本に比べてコーヒーを飲む人口は多分、多いと思う。心理学を勉強していた当時、薬学と中毒のようなクラスがあったのだが、もっともAddictしやすい物質。それはコーヒーなのである。Caffeine is a Stimulan。Stimulantとは刺激剤の意。これはアンフェタミンだとか、コカインも同じ分類。そんなもんと同じカテゴリーってすごいなぁ、コーヒー。

これまでキューリグのKカップコーヒーシステムを使っていた。Kカップって
コーヒー豆が入った小さなカプセルを使って1杯ずつコーヒーを入れるもので、こちらも北米では大人気なのだが長年使っていたものが壊れてしまったもので、新しいものを買うときにちょっぴりお高いものを購入したのである。

Kカップは、1つのカップにつき1杯、フレッシュなコーヒーを!というのが売りなのだが。プラスティックのカップだから、自然環境うんぬんなる話にもなるし、まぁ、普通の粉末コーヒーを買うよりも割高にはなる。便利な点は、コーヒーポットを洗うとか、コーヒーポットを消し忘れた!とかそんな場面がないことと、すぐにカップ1杯のコーヒーができる、フィルターを洗う面倒がないとかそんなことがないという点である。Kカップについてはこちら。

なので、新しいのもKカップのものにするかどうか悩みに悩んで購入したのがこちら。

Ninja CM401 Specialty 10-Cup Coffee Maker, with 4 Brew Styles for Ground Coffee, Built-in Water Reservoir, Fold-Away Frother & Glass Carafe, Black

https://www.amazon.com/Ninja-Specialty-Fold-Away-Frother-CM401/dp/B07PFLM2LK?ref_=nav_ya_signin

Ninjyaって何よwwと思われる方もおられるであろう。Ninjyaとはブランドのお名前で、調理器具(ブレンダーとか)だのグリルなぞを売っているのだが北米において人気のキッチングッズブランドなのである。

ちなみに意識が高い方ではない私がKカップかドリップ式かで悩んだ挙げ句に、このNinjyaのものを買った理由は、1杯からでも粉でいれられる、という点に尽きる。5種類の量が設定できるのだ。自然破壊うんぬんは、オフィスの人らが言っててほ〜んとは思ったけど、思っただけなのだ。すまんな。ちょっぴり反省したよ、自分の意識の低さに。

このNinjyaマシーン。まず、ポットいっぱいに作っても飲みきらないで捨てちゃうってことがない。でも買ってみて気づいた。やっぱりねぇ、粉から入れるコーヒーのほうがうまい!という事実。なんだ?マシンのせいなのか?なんせSpecialtyなんてお名前に入っているものな!ドリップボタンは「Classic(普通)」と「Rich」あと「Over Ice」なるアイスコーヒー専用の3種類があるのだが、正直、差がわからんので、濃いコーヒーを好む私は常にRichモードで入れている。もう寒いからアイスコーヒーは夏に試そうと思う。

コーヒーは好きだけど、味がわかるとか、コーヒーを極めるというような私ではないので。意識低い系BBAだから。それでも、確かにKカップのものとは味が違う。コーヒー専門店で買ってきた粉だからってせいも多分にあると思うけど。

あと、私はちょっとだけOCD.強迫観念症なので、出かける前に10回、20回、鍵だとかガスだとかを確認する癖があり、そんだけ確認したんだから消えとるやろがい!って感じだが、コーヒーメーカー消した?って家を出てから、確認に引き返す程度にはOCDゆえ、このちょっとお高いコーヒーメーカーのタイマー機能もろもろがとてもよい

OCD的には、ウォーターサーバー(水入れるとこ)の取り外しが可能で、お手入れが楽。というのもポイントが高い。これまで持っていたKカップのマシーンではそれができず、ぐぐっと手を入れて水を貯める部分を手入れしていたのだ。このNinjyaマシーンはありとあらゆるパーツが取り外し可能で、お手入れがし易い。毎日使うものであるので、なにげに汚れやすいのだ、コーヒーメーカーは。

あと、横っちょにミルクフォーマーなるものがついていて、ミルクを温めてふわふわにするアレができるのだ。最近はダイエットしているのでアーモンドミルクのみを入れて飲んでいる夫アルゴであるが、それまでは大量に砂糖とミルクをぶちこんだ「なんぞ、これ、砂糖乳汁やんけ。コーヒーではない!」というような赤ちゃんコーヒーを嗜んでいた。私はブラックで飲むので全然、いらん機能だけれども。毎朝、アーモンドミルクをちょっぴり温めて、ぶい〜ん、と泡泡にして。カプチーノ的な、ラテ的なコーヒーを夫に作り「良き奥さんだろ?とっても良き奥さんだなぁうまいだろ?え?え?」などと恩を着せている。

普通のコーヒーメーカーは$30くらい出せば、保温機能付きのもの結構、良きものを変えるし、Kカップのものはピンキリだけど$50から$100くらいで良きものが購入できる。腐る程あるコーヒーメーカの中で、$170というちょっと強気の価格設定であるこのNinjyaマシーンであるが、夫アルゴも「これはヨイかいものですよ。オクサン」などと日本語で日々、言い続けるものであるので、買ってよかったとしみじみと思う一品である。

ワインオープナー(自動)

ワインを嗜む我々であるが、もちろん、意識が低いので、グラスをゆらゆらとか、チーズとともに、とかそんなことをすることはない。日本でおじ・弟宅へ行った折なぞ、とてもとてもお高いワインを出され、それをガブガブ飲んだため、そんなふうに飲むワインではないのだ!と怒られるほどである。

普段は1本$15〜20ほどのやっすいワインを飲む我々。夫アルゴは赤。Shiraz, Merlot、 Cabernetなぞを好む。濃い感じのものが好みらしい。赤ワインはヒスタミンを多く含み、私は飲むと痒くなるので、もっぱら白だが、Pinot Gris/ Pinot Grigio、たまーーーにChardonnay。辛口を好む。

夫アルゴは、以前は「けっ!ワインなんて洒落やがって」的なコメントしか残していなかったが、スペインの巡礼、スペインを徒歩で横断した折に、赤ワインに触れ、虜となったらしい。ちなみに、朝、コーヒーを飲む習慣もまたスペイン巡礼以降である。夫アルゴのスペイン巡礼の話は、こちら。私の記念すべきクソドラマエッセイNote1作目なのである。

ワインを飲むときにいちいち面倒なのがコルクを抜く作業である。私はど下手で、よくコルクをボロボロにし、茶こしでワインを濾しながら飲んだくれるというトホホな図を作り出すのだ。

更に、10回のうち、1回ほどうまい具合にオープナーがコルクにささっても、抜くときに失敗したりもする。コルクが折れたり、ふんぬ、ふんぬと力を入れて抜かねばならぬのだ。故に、ワインを開けるときは、夫アルゴに頼まなくてはならない。でもいちいち頼むのも面倒なら、夫アルゴはさっと行動するということを滅多にしない男なので、せっかちな私はいらっとするのだ。酒を飲む前からイライラするとはよろしくない。と、いうわけで購入したのがこちら。てってて〜♪自動栓抜ききぃぃぃ

Secura Electric Wine Opener, Automatic Electric Wine Bottle Corkscrew Opener with Foil Cutter, Rechargeable (Stainless Steel)

https://www.amazon.com/Secura-SWO-3N-Electrical-Bottle-Stainless/dp/B01261VEOG/ref=sr_1_3?crid=30FUCQKFFG4Y5&keywords=wine+opener&qid=1668522477&sprefix=wine+opener%2Caps%2C93&sr=8-3

正直なところ、買うまでかなり悩んだ。お値段は$22と大変お手頃なのだが、「そんなにまでしてワイン、飲むんか?え?」と自問自答しまくった。だって、普通のワインオープナーなら(これもピンキリだけども)6ドルもだせば買えるわけで。元来、どケチである私なのだ。「本当に必要か?」と考えに考えたのだが。結果、クレジットカードのポイントが貯まっていたため、それを使用して購入した。

これがねぇ、買って大正解だったのですよ!まず、ワインを飲むのに夫アルゴを待たなくてもよい!そして、茶こしがいらない!……いやまぁ、普通はいらないのだろうけど。

ちなみに1度充電すると30本まで開けられるのです!それに、よこっちょにシールを切る道具までついているのだ。ふはは。インテリアとしてもちょっぴり素敵。だって光るのですもの!うい〜ん、とコルクを開けるのだ。たった数秒で!

こいつを購入して思ったねぇ。地味なイライラは結構、溜まってたのねぇってそんなことを。

私は常々、友人宅は件の日本にいるおじ、弟の家に行くたびに思うのだが。うちにもバーがほしい。ここでいうバーは、ずらずらっと酒瓶を棚に並べ、素敵なグラスなぞを並べ、もちろんワイン冷蔵庫のあるアレである。だが、うわばみである我々夫婦は、あればあるだけ飲んでしまい、さらにはこのオープナーの登場により、これまでにましてワインをガブガブ消費しているのだ。故に、ご家庭のおしゃれバーの夢には遠くなっているが、それでも買ってよかった。ので、ワインを嗜むお方にはぜひともおすすめしたい一品である。

ちょっとお高いコーヒーメーカーも、自動栓抜きも、あってもいいけど、別になくても良い、そんなものだ。だが、我々はかつて、そして割りと長きに渡り、食べ物すらギリギリで買えるか買えないか、というような貧困時代を共に過ごしたため、こういった「ちょっぴりの贅沢品」的なものを購入できるのがとても嬉しい。

それは、周りからしたら大したものではないのかもしれないけれど。当たり前のことなのかもしれないけれど。一緒になってそろそろ22年。毎日の生活の中で、「うふふふ、これ買ってよかったねぇ、すごいねぇ」なんて言いながら、楽しい時間を過ごせる幸せなるものを、これらの「買ってよかったものたち」は私に与えてくれているのである。

END

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