関西旅/京都編 前川國男建築「ロームシアター京都」
大阪のカフェでモーニングを食べた後、すぐ京都行きの電車に乗りまず向かったのは岡崎エリア。
数年振りに「ロームシアター京都」を訪れました。
この日は快晴ながらも強風だったので桜の花びらが幻想的なほど飛び散っており、前川建築をバックに贅沢な景色を眺めていました。
1960年、全国に先駆けて多目的な公立文化ホールとして開館した「旧京都会館」。水平線に延びた庇が印象的です。
施設の老朽化に伴い2012年3月に一度閉鎖して改修工事に入り、2016年1月10日に新装開場しています。ちなみに、前回はリニューアル直後に訪問していました。
前川さんの特徴とも言えるレンガタイルは、ダークフレーバーの板チョコのようで、可愛らしい面と力強い面を併せ持っており、とても好きです。
改修工事により、前川さんの建築を新しい建築で大切に守っているような印象。古きを残すことは金銭面的にも安全面でも大変な中、京都市民の熱い思いが伝わります。
ホールのチケット売り場はくすみカラーのピンクがとても良い雰囲気を醸し出しており、半円や丸を用いてかわいらしい空間。
のんびりと静かに建物見学が出来、大満足!
そして、向かいの「京セラ美術館」に行こうと外へ出た瞬間、驚くほどの荒天となり、ロームシアターの蔦屋書店に逃げ込み雨宿りしました。
京セラ美術館の帰りにロームシアター前を通ると、先ほどとは別日に来たのかと思えるくらいの天気回復に笑ってしまいました
曇り空もいいなと言い聞かせてみたけれど、やっぱり建築写真は青空が似合う!
🔳ロームシアター京都
京都市左京区岡崎最勝寺町13
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