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結婚=幸せの最終形態?「映画 ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私の若草物語」

There is always light behind the clouds. / Louisa May Alcott 

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はじめに

先日、映画「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私の若草物語」を観てきました!約2時間があっというまで素晴らしすぎる脚色でした…。

キャストも最高だし衣装もファッションも時代背景もその中で生きる主人公たちが本当に活き活きしていて今年観た映画で一番大好きです。

(パラサイトも最高でしたが!)

貧しくても強く生きる家族、そしてとてもキュートで「自分らしく」生きる姉妹たち、女の幸せ、結婚…。

この作品を観た後は大好きな人たちと、いろんなことを話したくなったし、すごく繊細に、けれども大胆に生き生きと等身大に描かれているみんながとても大好きです。

背筋がピンって伸びた気分。

そして子どもの頃に読んだ「若草物語」が懐かしすぎた…。

少女時代だけではなく、彼女たちが成長して自分たちで選択した未来を生きていく姿にワクワクしたし自分とも重ね合わせていろいろ思いにはせながら楽しめました。

登場人物たちの経験や感情は、生きる時代は違うけれども今の私たちが抱えている葛藤や経験と変わらないということを強く感じました。

1984年に公開された「Little Women」も素敵なので合わせてぜひ見てほしいです!(キャストもすごく豪華です!)

あらすじ

しっかり者の長女メグ(エマ・ワトソン)、アクティブな次女ジョー(シアーシャ・ローナン)、ピアニストの三女ベス(エリザ・スカンレン)、人懐っこくて頑固な四女エイミー(フローレンス・ピュー)、愛情に満ちた母親(ローラ・ダーン)らマーチ一家の中で、ジョーは女性というだけで仕事や人生を自由に選べないことに疑問を抱く。ジョーは幼なじみのローリー(ティモシー・シャラメ)からの求婚を断って、作家を目指す。

解説

ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を実写化したドラマ。南北戦争下の姉妹の物語を、作家を夢見る次女の視点で描く。監督は『レディ・バード』などのグレタ・ガーウィグ。『レディ・バード』でガーウィグ監督と組んだシアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメ、『ファイティング・ファミリー』などのフローレンス・ピューのほか、エマ・ワトソン、メリル・ストリープらが出演する。

感想

『私たちは道を歩く時はいつも小さかった頃の自分と一緒に歩いている。いつも自分たちがなりたかった自分を今の自分に融合させている』

グレタ・ガーヴィグ監督

結婚=幸せ?

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これは友達とよくする話題の一つです(笑)

皆さんにとって結婚ってなんでしょうか?(もう結婚してらっしゃる方もいるのかな)

そして、幸せってなんでしょうか?

私はまだ独身なのですが、大学を卒業して結婚を考える人や周りに結婚した人たちがちらほら出てきて

「結婚って何だろう?」

と考えるきっかけが増えました。

”自分のやりたいことをしたい。仕事をしたい。女性だからというくだらない理由で自分の自分の人生を妨げられたくない”

結婚が本当に私たち人間のゴール、幸せの最終形態なのでしょうか?

これって女性に限らず男性も私たち全員に問える質問だと思います。

こに作品は南北戦争時代を背景に描かれているので原題とは状況が大きく異なりますが、過去から現代にまで続く普遍的な問いだと私は思います。

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ジョーは「女の幸せが結婚だけなんておかしい!」と言っていましたが、その後に続けて「でも、どうしようもなく寂しいの」と言っていました。

愛する妹が亡くなって、小説が思ったようにかけなくてそんな時に声を絞り出してお母さんに打ち明けるシーンはすごく胸が苦しくなりました。

名シーンですね。

私にとって結婚とは、大好きな人とずっと一緒にいることが出来て、自分が所属している「家族」を自分もこれから作っていくどんな時にもそばにいて支えてくれる人がいるという心の支えのようなものだと思っていました。

それを友達に言ったら、恋人や結婚なんて紙切れ一枚の口約束のようなものだし、そんなものがなくても好きだったらそばにいたらいいんちゃん?

自己満足だと言われました(笑)

なんて返したらいいのか分からなかったのですが…。

みなさんなら何て返しますか😿?

まあともあれ、誰かがそばにどんな時もそばにいて楽しい時も悲しい時も、頑張らなければいけない時も支えあえる存在って最強じゃないですか?

友達と以前この議題について話していたのですが

そして私にとって家族ってどんなことがあってもどこかで支えあえる存在であり、喧嘩しても必ず許しあえる存在、大好きな人たちです。

そのような存在を自分も作っていきたいと思います。

家族って最強です。

じゃあ家族を作る事=結婚が最終幸せ形態なのでしょうか?


(人それぞれ価値観は異なるので私の価値観を書きたいと思います)

幸せってなんやねん

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まず幸せの最終形態ってなんでしょうか(笑)

自分で書いといて言うのもなんですが、幸せに最終形態ってあるんでしょうか(笑)その答えが決まっていたら安心な気もしますがなんか寂しいですよね…。生きていく中でその節々に自分が選択していく人生の中で幸せを見つけていくのかなと思っています。

幸せだけではなくすべての事に共通して言えるのですが、幸せの終わりが決まっている人生って面白くなくないですか?

生きていたら人生の選択って変わりますもんね。

私も数年前までは海外に行ったり休学したりこうやってnoteを書いているなんて思っていませんでした。

映画では大叔母様が「女の幸せは結婚でしかつかめない」と言っていました。(当時の時代背景などもあると思いますが、現代でもこのように言っている人を見ます)

現在こそ、差別問題や軽視などが顕著になってきていますが主人公たちが生きた時代は大叔母様が言っていたようにそれが「当たり前」そう考えるのが「普通」の時代でした。

そんな中で、「当たり前」の選択をするのではなく自分の生きる道を選択して生きようと奮闘するジョー、めっちゃかっこよくないですか?

作品中、何度も強いジョーの生きる言葉にパワーをもらいました。

こんな女性になりたい。

「自分らしく」生きる。

この作品に出てくる登場人物たちは、自分の意見で道を選択してきました。「自分らしく」生きるために他人の意見で決めるのではなく、自分の価値観でその時に自分が正しいと思った選択をしていました。

時代背景のせいだけではなく、現代でも本当に自分がしたいことを貫くのってすごく難しいことだと思います。

簡単なことのように見えて。

そもそも自分が一番したいことが何なのか。

皆さんは考えたことがありますか?

これだけは譲れないものって?

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ジョーやこの物語に出てくる登場人物のように皆さんには自分の人生でこれだけは譲れないなにかはありますか?

例えば、仕事をする中でなにか自分の中で譲れない”何か”を軸に生きていますか?

先ほど、ジョーが

「結婚が幸せの最終形態ではない!けれども寂しい。」

と言っていましたが、彼女は孤独を認めながらも自分の生きる道である「小説を書き続けること」を選択します。

ジョーにとって”譲れない何か”は小説家になる事だったんですよね。

私が彼女の人生を決めることはできませんが、途中孤独のあまり「結婚」の二文字を考えていましたがもしそこで「結婚」を選んでいたらどうなっていたのかなと思います。

(そこでお母さんがその孤独を埋める結婚は愛じゃないとはっきり言ってくれたのも本当に素敵です。)

上手いことは言えませんが、この作品では「女は結婚する」ことが当たり前のルートだったように、現代でもノーマルルートのようなものが存在しているように思います。

みんな同じようなルートを通っているから取りあえずこうしておけば大丈夫だ。時代の流れ的にこうしないといけない~とかいうような。

例えば、大学を行くのが当たり前で大学3年生の夏にインターン行って就活して~とかいう、みんながこうしているから自分もするのが当たり前とかいうような。

本当にそれが自分がしたいことであったり、その目標に向かうために必要なルートであれば素敵なことだと思います。

しかし、時代のみんなの流れに流されて自分が譲れない本当にしたいことが分からなくなっているような気がします。

みんなと同じルートを行けば安心ですが、もっと思い切ってチャレンジすればいろんなことが見えてくるかもしれません。

私も本当に偉そうなことは言えませんが(笑)

この映画の姉妹のように、みんな違う価値観を持って生まれてきたし人生の選択ルートが同じなんてことはないと思います。

自分も絶対に譲れないものは何か唯一無二のものは何か考えていて、ジョーの生きる姿勢には勇気をもらいました。

本当にかっこいいんです…。

言葉で伝えるのって本当に難しい(笑)

まだ22年しか生きていないくせに何言ってんだ~って感じかもしれませんが、私は悩んだ時自分が今どこにいて何をしたいのか分からなくなった時、ジョーのように「自分の価値観」で「譲れないもの」を選択していきたいです。自分の人生なのだから後悔のない選択をしたい。

後悔のない選択ってそんなものあるかって思うかもしれませんが、自分でちゃんと責任をもって選択してきた道ならば後悔はしないと思うんです。

与えられた人生を自分らしく生きたいですね。

**“I want to do something splendid...something heroic or wonderful that won't be forgotten after I'm dead. I don't know what, but I'm on the watch for it and mean to astonish you all someday.” **

おわりに

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いつもnoteを書くたびに自分が言いたいこと伝わっているかな~自分だけにしか分からない文章になっていないかなとか考えるのですが、書いていて思うのは本当に言葉で自分の気持ちを伝えるのって難しい!!

昔、小説家になるのを夢見ていた時期があってチャレンジしたことがあるのですが「書く人」の偉大さを改めて感じました…。

私なんかこんなちっぽけなブログですがまだまだですね(笑)

伝わっていたらうれしいです。

ではまた~~~~!










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