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飛行機の中で突然のパニック発作 エミレーツ航空の優しいCAさんとの出会い

こんにちは。プチかなです。
突然ですが、私はサブネイムに”海外放浪人”とネームする程、海外が好きです。

よって…  飛行機にもよく乗っているはず!! です。

しかし、私は1週間前のフライトで飛行機事故への恐怖からくるパニックを起こしました。


ドバイ国際空港で救急車に乗る



この出来事が起こったのは、ギリシャのアテネ国際空港から(乗り継ぎの)ドバイの空港へ向かうフライトの中でした。

1時間ほど出発が遅れはしたものの、順調に飛行機は出航。あと15分ほどでドバイの空港に着陸する、という時でした。

短距離のフライトだったため、小さめの飛行機なのか、確かに揺れは感じていました。 地面が近づいてくる様子を窓から眺めながら…

まず最初に感じたのが吐き気。。 そして
あれ、息が苦しい……  手足が痺れる 腹部には激しい圧迫感。
さらに手指が鳥のクチバシの様に固まった状態から動かせない。

そこで、何とか座席前にある CAさん呼び出しボタンを押して、点灯させました。

しかし… 着陸間近な為か もしくは間違いでそのボタンを押していた人が頻発していたためか、誰も気づいてくれない。。

そして着陸。。 乗客が荷物を取り出し始め、さらにCAさんがHELPに気づく様子はない。

そこで私は近くの席の人に CAさんを呼んで!! I need help !!

と息も絶え絶えに訴えました。


エミレーツ航空のCAさんが助けに登場


乗客の助けもあり、やっとCAさんが気づいてくれ、状況を見て
すぐに何が起こったのかを察してくれました。

そしてCAさん Do you speak English?

私 Yes , I do.

それから、リラックスするように言われ。私がいるから大丈夫。
私の家族もよく飛行機の中でこうなるのよ。

だとか、日本が好きだとか、日本の村上春樹の話や…

笑顔で私の手を握りながら とにかくリラックスする様にと話かけてくれました。

英語で症状を具体的に説明すると、CAさんは救急スタッフをこさせるから安心してと言いました。

その後、やや過呼吸になっていたので呼吸法などを習っていると救急スタッフが登場。

血糖値や脈拍などを測られ…

ドバイの医療センターに行くかどうか聞かれました。

…で、正直行きたくありませんでした。
なぜって乗り換え便が1時間後に出発するからです!!!

でも、行ったほうがいいと言われ 行くことに。。

(因みに乗り換え空港で一旦引き取り予定だった手荷物のことも、
言ったら向こうで 時間内に何とかしてくれました。感謝。)

手足が硬直して動かないので、車椅子で飛行機の座席から移動し、
その後タイのトゥクトゥクのような空港内仕様の救急車に乗せられ、
医療センターに到着。


お尻に注射を打たれる


人にジロジロ見られながら、真っ青な顔をして医療センターに到着。

ベッドに寝かされました。
そこで再び症状や身長体重、薬の履歴、病気の履歴、前回の生理日などを聞かれて、(全部英語)

最終的にお尻に注射を打たれました。

なんの注射だかは分かりませんが
その後何だか気分がスッキリしてきたのは覚えています。

その時点で乗り継ぎの飛行機出航30分前。

お医者様に、「気を確かに持って!!行けるか?乗り継ぎ便!!」
私 「行けます!!!!」(英語)

そして その時点でまだ 体が少し硬直していたので
また車椅子で 運ばれ…

出航20分前に 何とか飛行機に乗ることが出来ました。


ドバイから成田空港へ向かう飛行機の中でも優しいCAさん


注射のお陰で、多少気分は良くなったものの まだまだ真っ青な顔で
フラフラな私。

医療センターでもらった紙を見せつつ、そこでも症状を説明し
座席を最後部の座席に移動してもらいました。

後ろにはCAさんが念の為、待機して時々声がけをしてくださいます。

ご飯も食べずに眠りにつき、7、8時間ほどして到着する頃にはすっかり元気に。


日本に無事に辿りつきました。


教訓:飛行機に乗る前に 昔の飛行機事故のニュースなんて漁るものじゃない


はい。私がアホでした。

今の飛行機はとっても安全です。
自信を持って乗りましょう。

そして怖いなら、通路側の席にして窓からの景色を見るのは辞めましょう。

CAさんや医療スタッフの方々には本当に感謝です。

ごめんなさい。そして有難うございました。

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