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素晴らしい!フランスのステンドグラス

私のご近所さんは、ステンドグラス作りが趣味。

金属酸化物を混入することで着色しているガラスを使い、

鉛を用いて着色ガラスの小片を結合し、

絵や模様をつくる、ステンドグラス。

彼女の作っている姿に、いつも吸い込まれるほど、

みとれてしまう、ステンドグラス作り…。


凄腕のご近所さん


材料に危険物が含まれているので、知識が必要なステンドグラス


ちなみに、ご近所さんは、この趣味が興じて、フランスで行われる「中世祭り(La fête médiévale)」で、

副業として、自分の作品を販売するほどの腕前です。


毎年、フランスのお城などで開催されている中世祭り


フランスで発展したステンドグラス



フランスでは、教会へ行くと、必ずと言っていいほど窓は、ステンドグラスです。

フランスで普及していったステンドグラスは、

12世紀頃になると建築技術が発展し、

教会の天井はより高く、壁はより薄く建築できるようになり、

大きな窓を取り付けることが可能になったことで、

彩色の施されたステンドグラスが使用されるようになります。


ステンドグラスが光によって彩られた床に癒やされます。


ステンドグラスから入ってくる光は、特別で、

なぜか、心地よい気持ちにさせてくれませんか?

昔から伝わる、「クロモテラピー(色光療法)」と言えるのではないでしょうか。


ステンドグラスで建てた教会、サント・シャペル (Sainte chapelle)



フランスには、ステンドグラスが素晴らしい教会が、多く存在します。

その中でも、パリにある ”ステンドグラスで教会を建築したような教会”サント・シャペルは、

ステンドグラス好きなら行ってほしい教会の一つです。


サント・シャペル


この巨大な礼拝堂が完成するまでにかかった時間は、たった7年。

同時期に建てられたノートルダム大聖堂が2世紀近くかかったことを考えると、

記録的な短い時間で建設された教会です。

聖書の場面を表現した1113枚のステンドグラスを持つ礼拝堂は、圧巻です。



サン・ルイ(ルイ9世)が、キリストの「茨の冠」と「十字架の断片」

収めるために建てた教会。

現在、この聖遺物は、ノートルダム大聖堂の宝物庫に保管されており、

毎月第一金曜日に一般公開されています。



残念ながら、サント・シャペルは、現在カトリックの礼拝には使われておらず、

主にコンサート会場として使われています。


もちろん、見学できます。

一般入場料は、9ユーロです。


本を出版することを目標にしています。 サポートして頂けると嬉しいです!