日記 20240922
永井荷風『断腸亭日乗』の「日乗」について、森茉莉がなにかの文章に「どうやら日記のことを言うらしい」というようなことを書いていたのを読んで、明治生まれの人でもそう馴染みのある単語ではないのだな、と理解した。荷風のこの日記をろくに読んだことはないけれど、高校時代のPTA便りかなにかで、「先生のおすすめの一冊」特集のようなことをやっていて、教頭(当時教頭は二人いて、その片方)がこの日記の敗戦に関する部分を紹介しており、ほかの教員のものと比べても異様だったことをおぼえている。そんな