かもしか先生@公立小学校

10年働いた民間企業から小学校教諭に転職して9年目 | 一児の父 | 「世界のいろんな…

かもしか先生@公立小学校

10年働いた民間企業から小学校教諭に転職して9年目 | 一児の父 | 「世界のいろんなことを知りたい!」が原動力 | 自分が学校の外で見て/読んで/聞いて、感じたことをぽつぽつとアウトプットしようと思います。

最近の記事

切り替えが難しい息子の対処法Part2 タイマーで終われない時はスタンプの出番かもしれません

前回のnoteで、宿題(子どもはやりたくないけれど、親としてはやってほしいこと)を始められない時にカウントアップタイマーを使うといいかも、というお話をしました。 さて今日はテレビやYoutube、ゲームなど、子どもは続けたいけれど親としては切り替えておしまいにしてほしいときの手立てについてです。 カウントダウンタイマーの使い方は、上記の記事で書いたので詳細は省きますが、 ・始める前に時間の約束をする。 ・子どもが自分で時間を選び、自分でセットする。 の2つが大事なポイント

    • 切り替えが難しい息子の対処法 「カウントアップタイマー」で小さな成功体験を積み重ねる!

      子どもが気持ちを切り替えるために、タイマーは有効なツールだと言われています。 なのに、使ってみたら上手くいかない…という声を保護者の方からよく伺います。 そこで、今日は「カウントダウン」だけでなく「カウントアップ」機能があるタイマーを使えば、うまくできるかも?!というお話です。 ◾️タイマー活用シーンは、大きく2種類①子どもはやりたくない!でも、親としてはやってほしいとき。 例)宿題を続ける。 ②子どもはやりたい!でも、切り替えてやめてほしいとき。 例)テレビやYouT

      • (追記あり)教務手帳に最適なノートアプリは「GoodNotes5」ではなく、「Flexcil」だと思うのです【公式さんのコメントで弱点解消?!】

        iPadを手帳がわりに使っている教員は多いと思います。 今は無料から有料まで様々なデジタルプランナーがありますし、職員会議や運動会の資料、研究授業の資料、指導要領などをiPadに取り込んで仕事をすると本当に便利です。 それらの資料にApple Pencilで書き込むときには、GoodNotes5を使われている方が多いのではないでしょうか。 ですが! 実は教務手帳として使うには、GoodNotesやNoteshelfよりも「Flexcil(フレクシル)」というノートアプ

        • もし教室に、宗教2世問題を抱えた子がいたら?

          宗教2世問題について考え始め、妻に「無知は罪なんだよ。」と言われたかもしかの前回記事はこちらです。 まずは、学校と宗教2世問題について調べてみることにしました。 色々と情報を集めてみたら、文科省よりも厚労省の方がわかりやすい指針を出してくれていました。 ■わかりづらい文科省の通知(2022.11.10)文科省から、各自治体の教育委員会への通知です。 要するに、教育相談で適切に対応してね。 スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)と協力してね。 児

        切り替えが難しい息子の対処法Part2 タイマーで終われない時はスタンプの出番かもしれません

          教員は宗教2世問題にどう対処すれば良いのでしょうか

          3月17日放送のSession「旧統一教会元2世信者・小川さゆりさんに聞く」を聞きました。以前は radikoで聞いていましたが、Spotifyだと昔の番組も聞けるのが本当に助かりますね。 ■宗教2世の子ども時代さて、両親が旧統一教会の信者だった小川さん、今は脱会しその体験をSNSや書籍で伝えています。 ・貧しかったために、お年玉が没収されたり、制服を買えず一人だけ私服で登校したことも。(信者の家庭では、総収入の1/10は必ず献金するルール。サタンの世界で収入を得ているの

          教員は宗教2世問題にどう対処すれば良いのでしょうか

          本棚トラップには、くれぐれもご注意下さい(ブックオフ悲しみ事件の後日譚)

          先日「マジックツリーハウス」の7巻を買ったら、中身が6巻で息子を泣かせてしまいました。 今日はその後日譚でございます。(前回の経緯は下記記事をご覧ください。) ブックオフ悲しみ事件の翌日、本を購入した店舗を再訪しました。 レシートは残っていませんでしたが、現物を見せながら店員さんに説明すると「すぐに交換できる商品があるか探してきます!」と本棚へ。 しかし、本棚には6巻が3冊並んでいますが、7巻は売り切れです。 ひょっとして、と呟きながら店員さんが6巻の1冊を手に取りま

          本棚トラップには、くれぐれもご注意下さい(ブックオフ悲しみ事件の後日譚)

          本のカバーをめくったら、8歳息子の「めっっちゃ悲しみなんだけど…」の理由がわかりました

          「おとうさーーーん!!!これ!これ見てよ!!」 「こんなだましある?めっっちゃ悲しみなんだけど…。」 と、息子が持ってきたのは、マジックツリーハウスの7巻でした。 先日私がBOOKOFFで200円で買ってきたものです。 このシリーズ、そんなに悲しいお話あったっけ?と思いながらぼんやりする私に、息子は目に涙を浮かべながら本のカバーをとって私に突きつけてきました。 お分かりでしょうか。カバーは7巻「ポンペイ最後の日」、なのに中身は6巻「サバンナ決死の横断」だったのです。

          本のカバーをめくったら、8歳息子の「めっっちゃ悲しみなんだけど…」の理由がわかりました

          職員室机上スキャナの決定版!ScanSnap iX1300 × iPad活用で書類を一元管理しませんか

          まずは結論から。 小学校教員が職員室の机上に置くスキャナで、現状の最適解は、「ScanSnap iX1300」です! 半年前に購入して毎日活用していますが、どうしてもっと早く買わなんだ・・・と後悔しきりです。 昨今は教員の働き方改革とあいまって、仕事効率化がブームと化しております。 膨大な紙資料はスキャンしてiPadで管理、というスタイルに私も憧れを抱き、スキャナ選びが始まった次第です。 ■お手軽スキャナアプリ→挫折まずやってみたのは、アプリのScanableやAdobe

          職員室机上スキャナの決定版!ScanSnap iX1300 × iPad活用で書類を一元管理しませんか

          トラブルが起きたとき、子どもに「原因」を聞くのをやめて、解決志向のゴールを聞きませんか

          児童が問題行動を起こした時に、教員が言ってしまいがちな言葉があります。 「どうして そんなことをしたの?」 けれどこの問いを投げかけても、その子の困り感が解決することはありません。もっと聞いた方がいいことがあるようです、というお話です。 ■よくあるトラブル後の一幕T(学級担任)とAさん(友達によく手を出してしまう子)2人でのお話です。 T「Aさんはどうして、悪いとわかっているのにたたいてしまうの?」 A「う〜ん・・・。」 T「もう何度も同じ話をしているよ。それはなおさな

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          amazonは、いつポチればよいでしょうか

          いますぐ必要なわけではない、そんな商品をamazonで買うときには、なかなかタイミングに迷います。 ブラックフライデーなどのセール期間を気にしながらも、最近注意するようになったのは、道路状況だったりします。 ■不要不急? 1月下旬、「最強寒波」が各地を襲い不要普及の外出自粛が要請されました。 雪に閉ざされた高速道路に列をなすトラックの映像は、何度もニュースにあがりました。 このとき、取材に答えたあるトラックドライバーさんは、「自分が今運んでいる荷物は果たして不要不急の

          amazonは、いつポチればよいでしょうか

          子どもがアウトライナーを使ったら、「作文」はもっと楽しくなるかも?

          最近ある本を読んで、文章を書くのがかなり楽になりました。 著者はTak.さん。初版は2015年5月ですが、8年近く経った今も全く色褪せない内容です。 この本では、アウトライナーでの文章の書き方を2つに大別していました。 まずアウトラインを作り文章の構成を考えてから中身を埋めていく「トップダウン型」。 もう一つは、思いつくまま好きなように書いていき、後からアウトラインを組み立てていく「ボトムアップ型」です。 ■「文を書く→構成を考える」って、楽です♪ これまで、私は典

          子どもがアウトライナーを使ったら、「作文」はもっと楽しくなるかも?

          サザエが最近発見されたばかりの「新種」だなんて…

          荻上チキさんのラジオ「Session」が好きでよく聴いています。 分類学者の福田宏先生をお招きした1/11の特集がなかなか衝撃的でした。 貝のサザエは、2017年に福田先生が「新種」として発見したそうです。 福田先生は軟体動物多様性学会【公式】の中の人 ■サザエありがとう! 新種発見のきっかけは映画「日本のいちばん長い日」で、昭和天皇がサザエについて熱く語っていたこと。 それを偶然観た福田先生が真偽を確かめようと古今東西の文献を調べたところ、実は誰もサザエに学名をつ

          サザエが最近発見されたばかりの「新種」だなんて…

          「学校の外のことを知りたい!」と言えたのは、妻のおかげでした

          公立小学校で教員をしている、かもしかと申します。 民間企業で働いていましたが、勤続10年目にして小学校の先生に転職しました。 心機一転、教員として働き始めて数年が経ったある日、妻が言いました。 「かもしかさ、先生になってつまんなくなったかも。」 ・・・まじですか。 ■教員になり、インプットをしなくなった 前職のころは世界中の様々な情報にふれ、インプット&アウトプットをすることが日常でした。 妻ともよく時事ニュースを話題におしゃべりしていました。 ところが、教員になっ

          「学校の外のことを知りたい!」と言えたのは、妻のおかげでした