#9 『二日酔い』

　

赤らんだ頬が夜露で覚める頃には
二人、無口になって
暗黙の了解で遠回りしてる
きっと思っていることは同じはずなのに
往生際の悪い僕ら
狭くなる歩幅に気づいてないふりして
無理してまで繋いでいて、はなさないで

　

こんばんは、神山大志と申します。

noteで毎週末文章投稿をしております。

　

只今、久方ぶりの二日酔い。
お酒は弱い方ではなかったはずだが
日頃から飲む習慣がなかったり
人と飲む機会が減ったりして
着実に弱くなっている気がする。

踊れる音楽が鳴り響く店内で
酒を酒で割ったようなものを
楽しく飲み続けた結果。
午前３時、神山はリタイヤ。

電車はない。
タクシーに乗るのも怖い。

仕方なく私は友達に別れを告げ、
暗やむ線路沿いを歩き出した。

一駅間に２回くらいのペースで
嗚咽をしながら西へ西へと歩いた。

意識がはっきりしていることが
少し悔しかった。

たしか空に星が綺麗だった。
たしか腕に鳥肌が立っていた。

この道は歩き慣れていた。
一人で歩くのは初めてだった。

不思議と寂しさはなかった。

二駅目と三駅目の間くらいで
始発列車に抜かされた。

最初からわかっていた。

１時間電車を待って15分電車に乗るか
２時間かけて歩いて帰るか
私は後者を選んだだけ。

からっぽになった胃が悲鳴を上げていて
途中コンビニでおにぎりを買ったが
食べる勇気が出なかった。

近所の公園で散歩している犬に
絡まれかけたけど無視してしまった。

やっとこさ家について私は
それはそれは浅い眠りについた。

　

　

　

そういえば、先日、
Synsavan(シンサヴァン)から
新しい動画をアップした。

この前出した『Smoke』の
セルフコメンタリービデオ。

サムネのクセ。

　

よかったら観てね。

今後さらに動画上げていく予定。
お楽しみに。

　

今日は、この辺で。

　

[Today's 神山大志の気分の一曲]

Doughnuts Hole『おとなの掟』

　

それでは、また来週末。
いいねとフォロー喜ぶよ。

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