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宿題をやってこないはるきくん ミラクル子育て③

みなさん,ブログに訪問いただきましてありがとうございます。

このブログは,

元小学校の先生→現在は不登校の子供たちの居場所づくり
をしている ひとみ が投稿しています。


ミラクル子育てと題して,

すべてのお母さん,お父さん,そして,人育てをしている先生と呼ばれる方々

自分を好きになりたい方々へ向けた

私の体験談を綴っています。

読まなくても,1回ずつ違うエピソードですので,

大丈夫です。


さあ,今日は,

宿題をしないはるきくん(仮名)のお話です。


はるきくんは,優しくて穏やかなタイプの小3の男の子。

走るのが得意で,先月行われた運動会では,

アンカーで大活躍。3年1組を優勝に導きました。

そんな彼は,宿題をやってこない。

とにかく,毎日やってこない(笑)

みんなでがんばろうって目標を立てても,まったくやってこない(笑)

担任の私も,さすがに見過ごす訳にいかず

時折,休み時間にやらせることにしていました。

そんなある日,

私は賭けに出ます。

インディアンのある部族方式の

問題解決法!

正直,やるのには悩みました。

でも,もう,これに賭けるしかない!と

やってみることにしました。

方法は,こうです。

【みんなで床に丸くなって座る。

宿題をやっていない子(はるきくん)を真ん中に座らせる。

そうして,一人ずつ,はるきくんに謝るのです。】

え~~~って思うでしょ?
宿題をやってこないのは,はるきくん。

でも,それは,同じクラスの私たちが悪いというスタンスです。

子供たちには,実際そういう問題解決方法を取っている
インディアンの部族のお話をして

真似してみない?と呼びかけました。

そして,謝ることが思いつかない人は,

はるきくんを褒めて,と頼みました。

子供たちは,「やりたい,やりたい!」と

喜んで参加してくれました。

まず,担任の私から行きます。

「はるきくんが,宿題をやってこないのは,

先生の教え方が悪いからだね。きっとよくわからなかったから,できなかったんだね。

先生,もっと分かりやすく説明できるように頑張るね。ごめんね』

と。

隣の男の子が言います。

『この前,はるきくんが消しゴム落として

拾ってあげなかったから,元気なくなって宿題できなかったんだね。ごめんね。』

さらに別な男の子は

『休み時間に,ちょっとはるきのこと,からかって悪口言ったから

宿題やる気がでなくなっちゃったんだね,ごめん』

そして,謝ることが思いつかなかった女の子が言います。

『はるきくんは,かけっこがとても速くて,この前の運動会は

はるきくんのおかげでうちのクラスが1位になれた。ありがとう。』

『そうだ,はるきくんはたくさん練習して,走るのが得意になったから,

勉強だって絶対できるよ』
すかさず隣の女の子がいいます。

こうしてぐるっと1周 30人の子供たちが

代わる代わる,謝ったり褒めたりを繰り返しました。

クラスでいつも元気が有り余り,トラブルを起こしがちな

男の子は,『せんせ~,俺にもやって~』って途中で言ってました(笑)

さあ,こうして
謝ってもらったり

褒めてもらったりしたはるきくん。

嬉しそうに,恥ずかしそうに,

うなずいたり,みんなのせいじゃないよ,って言ったりして

話を真剣に聞いていました。

そしてどうなったかというと・・・・

長くなっちゃうので次回に持ち越します。
が,気になると思うので,
続きはすぐ投稿しますね🌸

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