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【それ意味ある?間違いだらけの体幹トレーニング】体幹の力を鍛える前に体感する力を鍛えよう

体幹トレーニングをやってます!というあなた。

もしかして体幹トレーニングを、「体幹の筋力を鍛えるトレーニング」だと勘違いしてはいないでしょうか?

ということで今回は、本当によくあるこちらの誤解をきちんと修正し、体作りの長期的な成果を出したいと望む人には、是非知っておいていただきたい超重要知識を解説していきます。

結論からお伝えすると、体幹トレーニングで鍛えるべきは(腹筋の)筋力ではなく“動作”です。

そして、理想的な動作を獲得するには体感する力、すなわち身体感覚を磨くことが必要なのです。

実際、猫背に慢性的な肩こりや腰痛を根本改善していくには、あるいは美尻・美脚・くびれなど美しいスタイルを一生モノにするには、ここでお伝えする内容をきちんと理解していなければ、どのようなメソッドを実践しても難しい挑戦となってしまうでしょう。

では私がそこまで断言できる根拠を、これから順を追って丁寧に解説していきます。

まずは、体幹トレーニングの定義からスタート!

体幹トレーニングの定義とは?

『理想的な動きを学習するためのトレーニングのこと』

体幹トレーニングのことを体幹、すなわち腹筋の筋力を鍛えていくことだと考えていたら、体作りの長期的な成果はあまり見込めないかもしれません。

なぜなら、肩こり・腰痛・猫背の改善も美尻・美脚・くびれの獲得も、理想的な動作の上に成り立つからです。
(こう言える根拠は後述します)

仮に理想的な動作を獲得せず筋肉を鍛えただけの美と健康は、一時的な幸福感・高揚感とともに、鍛えるのを止めれば元に戻ってしまうでしょう。

したがって長期的な成果という視点では、体幹トレーニングの目的を理想的な動作を学習することだと定義付けておきましょう。

とくれば、体幹トレーニングで目指すべき「理想的な動きとはいったい何か?」という疑問が浮かびますよね。

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理想的な動き(動作)とは?

『動作中に適切なタイミングで適切な筋肉が使われていること』

理想的な動きとは最も効率的に動いている状態のこと、換言すると、何かの動作をしている際に“適切なタイミングで適切な筋肉がきちんと使えていること”だと言うことができます。

裏を返すと、余計な筋肉を無駄に使わないとも言えますね。

考えてみれば当たり前。

このような理想的な動きができていないと、どこかの筋肉に余計な負担がかかり、また反対に、普段の生活の中で使われる頻度が少ない筋肉が出てきます。

この状態が長期間続けば続くほど、余計に使われる筋肉は慢性痛を引き起こし、使われない筋肉はたるんでくるわけですから。

ということで、体幹トレーニング目指すべきゴールが理想的な動きの獲得であり、また理想的な動きの定義が今しがたはっきりとしたところで、今回の本題に入っていきます。

本題とは、、

“体幹の筋力を鍛える前に、、体感する力を鍛えましょう!”です。

体感する力がなぜ重要なのか?

『動作を生み出すのは脳-神経系だからです』

長期的な美と健康の維持・獲得には、理想的な動作が必須だと学びましたね。

では動作を生み出しているのは何か?考えてみましょう。

そう、答えは脳-神経系ですよね。

これまで私は動作、動作と言ってきましたが、ここで言う動作とは専門用語で“運動制御(モーターコントロール)”と表現されます。

このモーターコントロールというコンセプトを考慮すれば、理想的な動きの改善に脳神経系の役割を考えない訳にはいきません。
(細かいところは話しが複雑になるので、今回はそうなんだ~って思ってもらえればOKです)

そして私たちの脳神経系は、“全身から送られてくる適切な感覚情報が無ければ動作を最適化できない”と考えられているんです。

ここは重要なのでもう一度。

感覚(知覚)が無ければ動作を最適化できません!

だから、「体幹の筋力を鍛える前に体感する力を鍛えましょう!」なのです。

ではここからは、“感覚を鍛える方法”を3つにまとめてご紹介していきます。

感覚を鍛える方法①|ストレッチポールと深呼吸

『ストレッチポールの上で深呼吸を3分程度繰り返しましょう』

自己の身体感覚を磨いていく上で一番最初に重要となるのは、自分の中心軸を把握することです。

これを専門用語で“自己定位”と言います。

日頃の生活の中で慢性的に運動不足な人の多くは、自分の中心軸すら把握していません。

その様な人は、無意識の内に身体が緊張してしまう傾向があります。

なのでまず皆さんに試してもらいたいのは、ストレッチポールの上に仰向けで乗ることで「自分の身体の中心軸はココか!」を自覚することです。

ストレッチポールの上に仰向けになると、自然と自分の身体の中心部分に感覚刺激が生まれますから、その情報を脳に届けてあげるわけですね。

また、深呼吸を繰り返し、リラックスを促すことも自分の身体感覚を鋭くするのに有効な手段だと考えられます。

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感覚を鍛える方法②|意識的な経験の連続

『意識的に内側から発せられる身体感覚に意識を向けましょう』

もし偏った悪い動きの癖を払拭し、新しい理想的な動きを学び直すには、次の3つの段階が必要だと覚えて下さい。

第①段階:意識段階
第②段階:連合段階
第③段階:自動段階

これはいわゆる“運動学習”というやつですね。

運動学習のプロセスを見ると、まずは“意識”することが必要なことに気が付けます。

したがって動作(トレーニング)中には、自分の身体から発せられる感覚(知覚)に、意識的に意識を向けなければいけません。

そして最適な感覚経験を発見したら、あとはそれが自動的(=無意識的)にできるようになるまで繰り返し練習あるのみ。

ちなみにこの過程は数週間やそこらでは達成できないと考えられています。

少なくても1年以上、スポーツ技能ともなると10年とも言われているので、すぐに成果が感じられなくても継続できる強い意志も必要だと言えるかもしれませんね。

感覚を鍛える方法③|動きのバリエーション

『日常生活にバリエーション豊富な動きを加えましょう』

最後はこちら。

ま、これは分かりやすいですよね。

毎日毎日、ルーティンのごとく同じような範囲の、同じような種類の、同じような動きで、同じような筋肉しか使えていなければ、脳に感覚情報が届かない部分がたくさん存在することになってしまいます。

もしこのような状態が慢性的に続けば、私たちの脳の機能は低下します。

つまり感覚情報の量の乏しさが原因で、私たちの脳、特に大脳皮質は機能低下を引き起こしてしまうと考えられているのです。

そして脳(大脳皮質)の機能低下は、間接的に姿勢筋の過緊張や交感神経の抑制不全や痛覚閾値の低下をもたらします。

したがってこれからは日常生活の中に、あるいはトレーニングメニューに、動きのバリエーションを豊富にするような工夫を加えてみてください。

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最後にもう一言、二言

いかがでしたでしょう?

昨今の情報社会では、知識を入手するのに苦労することはなくなりました。

しかしそれが故に、氾濫する情報の中で路頭に迷い、優れた成果を生み出すには至らないケースも多々あることでしょう。
(個人的には美容・健康業界は特にカオス状態という認識です)

そうならない為には、適切な情報を取捨選択し、自身が持つ既存の知識とマッチさせ、最適な行動に落とし込む能力が要求されます。

まさに今回はこの概念を体作りにも当てはめて解説してきたわけです。

適切な感覚情報を入力し、脳が適切な情報処理を行い、そして適切で理想化された動作を生み出す。

この[入力→処理→出力]を考慮した体作りの先にしか、長期的な維持が見込める美しさと健康はないと私は確信しています。

ではこれをもって皆さんが、いいスタートを切れることを心より望んでおります!


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