新型コロナの騒ぎで、老人ホーム入所者への面会は軒並み禁止になった。私の母親もそうだったことから、入所者の家族がどう反応したかを調べて修士論文を書いた。 結果としては、街のロックダウンをやり、強制的なワクチン接種と接種証明書でもってその後も続いていた老人ホームのロックダウンを解いた国では、インタビュー参加者は面会に反対しなかった。 逆に日本のインタビュー参加者は、ワクチン接種しても老人ホームの面会は許されないといい、面会に反対する人が多かった。 論文には書けなかったけど、ワク
自分の母親が特別養護老人ホームに入っていて、コロナが始まってからは面会がほぼ禁止で、それが納得いかないことから研究を始めた。 日本、アメリカ、スペイン、フィリピン、ロシアの人の合計9人にインタビューして、老人ホームの面会に対する考えを聞いた。 thematic analysis をやって‥頻出する内容を抽出して、テーマを構成して‥論文に書いた内容としてはこうなった。 国を問わず、ロックダウンを経験し、ワクチン接種証明書で老人ホームのロックダウンを解除した国のインタビュー参加
修士論文のテーマは、新型コロナ流行下において、人々は老人ホーム入所者への面会をどう捉えているかだ。 私の場合は、母親が特別養護老人ホームに入所していて、コロナが始まると同時に面会禁止になったのが、不服なんてものじゃなかった。でも、どうする事も出来なかった。 母親は寝たきりで、話しかけると尻が痛いとか単純な事ぐらいしか言わないし、電話で会話することも出来ないから、面会禁止をどう思っているか知りようがない。 老人ホームの職員で内心は面会禁止は必要ないと思ってる人がいるかは知らない
特別養護老人ホームに入っている母親の面会が、許可されないのがどうにも承服できなくて、他の家族はどうしてるのかという思いから修士論文のテーマを決めた。 自分でインタビューしたものを、thematic analysis しなさいと指示された。 9人のインタビュー参加者が、やっとのことで集まった。 国籍も、住んでる国もバラバラだった。 老人ホームに家族のいる参加者は‥友だちまで含めても‥たった4人だった。 この参加者のインタビューから、意味のある結果を出さなければならなかった。
何故、新型コロナ流行下における老人ホームへの面会をテーマに選んだかというと、特別養護老人ホームにいる母親に面会することが許されないのが納得いかないからだった。 自分の思いとしては、こうだった。 世の中は行政などの出してるデータも見ずに漠然と、コロナ怖い怖いと騒いでるけど、老人ホーム入所者の家族がいる人なら、面会制限が自分の家族に与えるメリット・デメリットを冷静に考えて、面会する方をよしとするだろう。 しかし実際には日本で老人ホーム入所者の家族が、面会を求めて運動してると聞
母親の入ってる特別養護老人ホームで、面会がちっとも許可されないが? 検索すると、面会制限をしてる老人ホームが多いし、政府や自治体も初期に面会制限の通達を出してから動きがないが? 老人ホームの家族に会わせろと運動してる人も見かけないが? そういう老人ホーム入所者の家族としての思いから、研究を始めた。 では research question = 研究課題(?)は、どうするか? 一体、老人ホームへの面会を、家族や他の人はどう考えてるのだろう? (何故、面会が許可されないのだろ
人生初めての留学で、大学院に入れたはいいが物凄く苦戦している最中に、コロナが始まった。 脳出血の後遺症で寝たきりになり、特別養護老人ホームに入っていた母と面会が出来なくなった。 月1回会っていた老母と会えなくなり、老人ホームの面会以外のコロナ感染対策なるものも心配だった。母が壊滅的な影響を受けるだろうと、いやでも予測できた。 自宅に引きとるのも難しく、悶々としたのもあって勉強どころではなくなり、2学期間休学した。 復学して考えたのは、修士論文にコロナのことを書くぞー❗️だった
新型コロナが始まって、老人ホームにいる母親に会えなくなったのが納得いかないし、老人ホームの感染対策にも納得いかなかった。 母親はもう80歳を越えてるのだ。80歳以上の人は、コロナが流行る前から多分30人に1人以上が毎年亡くなっていた筈だ。 身体を動かさなければすぐ体力が落ちるし、生きがいが無くなればすぐ気力を失うし、世話に不足があればすぐ心身の調子を崩す。ガラス細工みたいに壊れやすいのだ。 コロナ対策で部屋にこもっていたらすぐ体力が落ちる、家族と会えなければ生きがいを失う、
3年間で終わるコースを選んで、最後の1年は修士論文を作ると分かっていたけど、何をテーマにするかは決めていなかった。 それが、幸か不幸か途中で新型コロナが始まって、自分が絶対にやりたいテーマが出来てしまった。 母親が数年前に脳出血で寝たきりになり、特別養護老人ホームに入っていた。 コロナが始まって、母親に面会するのは禁止になった。 ‥時期によって決まりがかわり、ホームのある県内に在住で同居者全員が県外と2週間以内に行き来がなかった人のみ可だったり、県外在住者もホームの玄関ホー
前回の記事に、コロナ騒ぎで勉強が手につかなくなり、学期が始まっても何もしなかったことを書きました。今回は、その続きです。 大学のホームページを開いて、その週のお知らせ・ホームページ上の教材・他の学生の投稿を読む、自分が投稿するといったアクションを大学が把握しているようで、学期が始まってしばらく動きがないと大学から連絡が来ます。 そのときも担任からメールが来たので、こういう訳で勉強やる気になりませんと返信しました。 では担任の私から今学期の担当に連絡しておくよ、あと健康管理
入学はしたけれど、あまりの能力不足でもがいている最中にコロナの騒ぎが始まって、これが私にとって壊滅的だった。仕事が在宅でになったとか、やり方が変わったのではないし、仕事量や収入が減ったのでもない。 だけど私生活は大きく変わった。 遠くの故郷で特別養護老人ホームに入っている母親には、それまで月1回飛行機で飛んで行ってミサに連れ出していたのに、老人ホームから面会禁止の知らせが来て一切、会うことも出来なくなった。 お稽古事も中止になった。 そして一番変わったのは、これまでの友人
毎度、毎度、心理学修士課程に留学してみて、いかに自分が上手く出来なかったを書いています。愚痴みたいなものです。 でも、どういう風にマズかったのか、ああかこうかと考えをめぐらせて、自分なりに整理がついてきたように感じています。こうすれば良かったのかもという考えもチラホラと湧いてきます。 この作業が学期中に完了すれば、良い成績がとれたのかも知れませんが、出来れば今後に活かしたいと野望を抱いています。 宜しければ、振り返りにお付き合いください。 修士課程が始まってからの2年間で、
入学してみたけど、こんな風にダメだった、あんな風にダメだったと、これまで散々書いておきながら達成状況もないもんだという気もするけれど、でも私なりに、やっぱりあるのだ。 もちろん大学がつけた成績という客観的な評価はある。 だけどあと少しで終わる今になってみると、ここでの学びは自分にとってどうであったか、自分なりの達成状況も私には大事なのだ。 で、自分なりの評価基準: 0: 課題を提出しなかった 1: 何がなんだか分からないが、とにかく課題を提出した 2: 自分の好みに逆らって
2019年5月に入学して4年近くがたってみて、上手く行かなかったのは何故かが徐々に見えてきた。 そして50歳超えで良かった、オンラインで良かったと胸を撫でおろした。 生活、主に仕事を中断しての留学ではないので、失うものが小さかったし、基本的にビビリなので大きな挑戦は自分には向かないなと改めて実感したし。何事によらず上手く行かないのはストレスなので、もしも大きな挑戦をしていたら自分はメンタルがもたなかったな、と。 勉強時間以外は、日本の慣れた環境のなかで普通に生活しているから、
留学するとはいっても、仕事を辞める訳にもいかないのでオンライン留学だ。 心理学がどうしてもやりたかったというのでもないけれど、他にいいのが見つからなかったので心理学のコースにした。 そして、英語。 IELTSで6.5以上とらないとダービー大学の修士課程に入れて貰えない。 ‥かといって英語の勉強は面倒くさい。それ自体が目的でない文を書いたり喋ったりするなんてバカみたいと思ってしまい、熱が入らない。 私は集中できる時間が短いので、行き帰りの車内でだけやれば良いということにした。
私は今、オンラインで大学院に留学中です。 始めて以来、新しい体験だらけなので、そんなのを知りたい人がいるかは分からないけど、修士課程の途中ながら、とにかく書いてみようと思います。 在籍中のコース: イギリスのダービー大学、MSc in psychology = 理学?それとも理系?修士、心理学コース。 必要年数: 3年、または倍のペースで履修すれば1年半。 認定: イギリス心理学会の認定コース あー‥こう書いていくと、自分でもかなり本気モード、前途洋々みたいに錯覚しそうに