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クリティカル・アナリティクス【競争力養成プログラム】

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日々のゼミで行なっているクリティカル・アナリティクス(略称:CA)をまとめて、発信しています。
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#立命館大学

上久保ゼミ・オリジナルのディベートトレーニング法:クリティカルアナリティクス(CA)

上久保ゼミ・競争力養成プログラムでは、「1人対全員」という独特の形式で行うディベート・トレーニング法を導入し、「批判的分析力を磨く場」を自ら創っています。  このトレーニング法では、まず1人が「立論者」となります。立論者は、事前に社会問題の1つを取り上げて、それに対する自らの主張をA4・1枚程度の文章にまとめ、他のメンバーに提示します。その他の「討論者」は、立論者と反対の立場で、自らの意見をまとめてトレーニングに臨みます。  立論者は、できるならば自らの本来の主張と逆の立

6月6日CA|救急車有料化の是非

今回ゼミにおいて、「救急車有料化の是非」というテーマでディベート(Critical Analytics / CA)が行われました。私はファシリテータを務めました。 CAでは、立論者が時事的な話題からディベートのテーマを選び出し、自分の本当の立場とは逆の立場で立論をします。そして、ファシリテータの進行のもと、この立論に、立論者以外の参加者全員が反駁します。 このnoteでは、今回のCAの記録をまとめて公開します。 前提掲載記事 2024年6月1日|読売新聞オンライン 救

11/2 競争力CA -救急車有料化の是非-

こんにちは!今回の記事は11/2に行われた競争力CAについてです。 議題は「日本における救急車有料化の是非について」です。立論者は有料化について賛成の立場から、参加者は反対の立場から議論を行いました。 前提内容・記事 2015年に国の財政制度等審議会が救急車の一部有料化を検討するよう財務省に提言したことが話題になった。こ れは2015年に救急車を要請した事案の多くが軽症患者だったためである。日経ビジネスが医師3879人に「救急車 の有料化」についてアンケート

CA 議事録-整備新幹線の並行在来線を経営分離することの是非について-

5月25日CA

テーマ 日本におけるガソリン車廃止の是非について 記事 2020年12月3日、経済産業省を中心とした第5回成長戦略会議によると、ガソリン車の新車を2030年半ばまでに終了する方向で調整しているとし、2021年1月18日の第240回国会の施政方針演説では前首相菅義偉は2035年までに新車販売で電動車100%を実現することを表明した。日本政府が“事実上のガソリン車の禁止”に舵を切ったのである。この背景にはパリ協定と2050年カーボンニュートラルが深く関係しており、パリ協定では長

2023年4月20日 競争力養成プログラムCA

みなさんこんにちは!3回生のゆーすけです! 今回の記事は4月20日に行われた、上久保ゼミ競争力養成プログラム内でのCA(クリティカルアナリティクス)について紹介させていただきます! テーマ今回取り扱ったテーマは、 多言語教育やグループワークが主体性を身につけさせるかについて についてです。このテーマに沿って立論者は賛成の立場(主体性が身につく)、その他の参加者は反対(主体性が身につかない)の立場で議論を進めました。 今回の議論の前提として主体性を「物事に自ら進んで取り組

4月20日3回生ゼミCA

みなさんこんにちは 今回の記事は4月20日に行われた上久保ゼミ3回生内におけるCA(クリティカルアナリティクス)についてです。 テーマ 今回のテーマは  森林環境保全税(森林環境税)の導入の是非 についてです。このテーマに沿って立論者は反対の立場(導入しない)から、その他の参加者は賛成(導入すべき)の立場で議論を進めました。 まず森林環境保全税(森林環境税)とは、2024年度から国内に住所のある個人に対して課税される国税であり、市町村において、個人住民税均等割と伏せて

4/13 3回生ゼミCA

みなさんこんにちは! 今回の記事は4月13日に行われた、上久保ゼミ内における3回生によるCAについて書かせていただきます。 テーマ 今回のテーマは ハイブリッド型授業の導入の是非 についてです。このテーマに沿って立論者は賛成の立場から、その他参加者は反対の立場から議論を進めました。 今回の議論の定義として遠隔授業はオンデマンド配信を含むzoomアプリ等を利用したライブ型配信授業、対面授業は教室に出向き時間割に定められた時間内で行う授業を指します。前提として、導入対象は小