4/13 3回生ゼミCA
みなさんこんにちは!
今回の記事は4月13日に行われた、上久保ゼミ内における3回生によるCAについて書かせていただきます。
テーマ
今回のテーマは
ハイブリッド型授業の導入の是非
についてです。このテーマに沿って立論者は賛成の立場から、その他参加者は反対の立場から議論を進めました。
今回の議論の定義として遠隔授業はオンデマンド配信を含むzoomアプリ等を利用したライブ型配信授業、対面授業は教室に出向き時間割に定められた時間内で行う授業を指します。前提として、導入対象は小学校から大学までの日本の教育現場です。
議事録-3つの論点-
今回の議論の中で主に取り上げられた論点は日本経済への影響、教育格差問題、教育の質の3点です。
日本経済への影響
まず第一の論点に日本経済への影響が挙げられました。
結論として過疎地域からの若者の流出をとどめるため地域活性化につながるということが挙げられました。
<議論の流れ>
(反対意見)通学者の減少により交通機関や学校付近の飲食店など日本全体及び地域経済の落ち込みにつながるのではないか。
(賛成意見)遠隔で授業を受けることで地方に住む学生も都市部へ通学及び引っ越しをする必要がなくなるため、過疎地域においても若者の流出を抑えることで地域活性につながる。
などといった意見が見られました。また、この場合地方にいる若者はオンラインサービス(ネットショッピング等)を頻繁に利用する可能性も考えられるのでその他の産業(運送業など)にも良い影響を与えることが期待されますが、一方で海外企業のオンラインサービスを利用することで日本の財が流出するなどといった危険性も考慮しなければなりません。
教育格差問題
次に教育格差及び教育の質の問題が挙げられました。
<議論の流れ>
(反対意見)オンラインサービスを受けるにあたって各家庭で設備投資をする必要性がある。その費用が個人負担の場合、購入できない家庭もあることが考えられるのでその段階で教育格差が生まれるのではないのか。
(賛成意見)ハイブリッド型授業のため、対面受講の選択も可能。
などといった意見が出ました。
教育の質
最後に教育の質に関わる議論が行われました。
<議論の流れ>
(反対意見)オンラインと対面の両方の学生の対応をする教師の負担が増えるのではないのか(教育の質の差を引き起こすのでは)
(反対意見)オンライン受講をしている学生がテストを受ける際カンニングできる可能性が高い。
(反対意見)事前資料において、海外との学校連携により海外学生と交流した日本学生の語学試験合格率が上がったという資料が挙げられた。それに対し、海外学生との交流により合格率が上がったというだけで、オンラインという受講形態が影響しているとは言い難いと言える。
(賛成意見)海外学生との交流を対面で行うにはコストなどの面でハードルが高いが、遠隔授業を行うことにより比較的実施しやすくなると考えられる。
などといった意見が挙げられました。そのほかにも「音楽や体育の授業参加はどうなるのか」や、「学校に一度も来ない人などが出てくると学生の間での交流が減ってしまう。それに伴う何らかの悪影響があるのではないか」といった意見も挙げられた。
上久保先生からのコメント
ハイブリッド型授業を導入するにあたって公平性を保つことが大切である。また、技術の発明や社会の流れは一度起これば戻れはしないのでどのように適応していくかが重要になってくる。
以上が4月13日の上久保ゼミ3回生CAにおける議事録です。今回が初めてのファシ担当及び記事の執筆ということもあり至らぬ点があるとは思いますが、これからも頑張っていきたいと思います!よろしくお願いいたします!!
<参考文献・サイト>
基礎数学遠隔授業から大学本来の役割を問う ―数学基礎教育の観点からの遠隔授業― https://www.jstage.jst.go.jp/article/jade/16/0/16_2022.07.01.09/_pdf/-char/ja
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