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2023年4月20日 競争力養成プログラムCA

みなさんこんにちは!3回生のゆーすけです!
今回の記事は4月20日に行われた、上久保ゼミ競争力養成プログラム内でのCA(クリティカルアナリティクス)について紹介させていただきます!

テーマ

今回取り扱ったテーマは、

多言語教育やグループワークが主体性を身につけさせるかについて

についてです。このテーマに沿って立論者は賛成の立場(主体性が身につく)、その他の参加者は反対(主体性が身につかない)の立場で議論を進めました。
今回の議論の前提として主体性を「物事に自ら進んで取り組む力・チャンスや幸福が訪れるのを待つのではなく自分で判断し行動し、現実的に理想に近づいていく力」と定義づけて進めていきました。また、多言語教育、グループワークの対象を中学生・高校生としています。


3つの論点

今回の議論の中で主に取り上げられた論点は、「グループワークをすることによりフリーライダーを生む可能性」「グループワークと主体性との関係」、「多言語教育を行い世界の国々の人と関わりを持つことは知見を広げることにつながる」の3点です。

グループワークをすることによりフリーライダーを生む可能性

まず1つ目の論点として「グループワークをすることによりフリーライダー(タダ乗り)を生む可能性」について挙げられました。結論として、宿題等の課題を課すことでフリーライダーを生まず、主体性を身につける機会を与えることができるということが挙げられました。

<議論の流れ>

  • (反対意見)フリーライダーをなくす具体的な解決策はあるのか

  • (賛成意見)宿題として強制することでフリーライダーを生まない

  • (反対意見)主体性の教育とはずれるのではないか

  • (賛成意見)強制(課題)があるから主体的に課題を探すキッカケにつながり、主体性を身につけることにつながるのではないか

などといった意見が出ました。また、強制(課題)はモチベーション低下につながる可能性についても意見として挙げられましたが、課題から最低限の知識を持つことで意見交換にもつながるという賛成意見も出ました。

グループワークと主体性との関係

2つ目の論点として「グループワークと主体性」との関係について議論が行われました。結論としては、グループワークをすることで「調べる」力をつけ、意見を言える力をつけるプロセスになるということが挙げられました。

<議論の流れ>

  • (反対意見)1人で取り組むほうがより責任感が生まれ、主体的になるのではないか

  • (賛成意見)1人で課題を決め、作業をするのは難しい

  • (賛成意見)グループワークをすることで「調べる」力をつけ、意見を言える力をつけることにつながり、1人で取り組む力を得ることになるのではないか

などが挙げられていました。また、「答えが1つでないことから活動する際の達成感が失われるのではないか」という意見が挙げられていましたが、教師が1つの解答を伝えることで考えの幅が広がるのではないかという賛成意見が出ました。

多言語教育を行い世界の国々の人と関わりを持つことは知見を広げることにつながる

最後の論点として、「多言語教育による知見の広がり」について議論が行われました。結論としてそれぞれの強みを活かすことになるということが挙げられました。

<議論の流れ>

  • (反対意見)多言語教育が主体性と関連する理由

  • (賛成意見)主体的に言語を選択できる

  • (賛成意見)文化の違いがある人と意見交換する機会が生まれ、話し合うことで主体性が生まれる

  • (反対意見)多言語教育の必要性

  • (賛成意見)それぞれの強みを活かす機会になるのではないか

などが挙げられました。また、人の影響を受けて主体的な選択ができない可能性があるという意見がありましたが、「自分の意思や軸を持つことなどを学ぶ機会になる」という意見が挙げられました。


上久保先生からのコメント

CA後に先生からのコメントを頂いたので共有させていただきます。

日本独自の文化があるため考え方の切り替えが難しい。個人主義は一度体感してみないとわからない。集団主義は悪くはないが、グループワークをするうえでの目標が決まっていないため、うまく導入できていないのではないか。

以上が4月20日の上久保ゼミ競争力養成プログラムCAにおける議事録です!今後も多角的な視点を養うため、日々精進していきます。


参考文献



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