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鉄道ヲタクではない。 けれど鉄道ネタを書く元JR西日本 動力車操縦者養成所 教師。 t…

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鉄道ヲタクではない。 けれど鉄道ネタを書く元JR西日本 動力車操縦者養成所 教師。 twitter : https://twitter.com/Kami_God_Rail

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実録・鉄道トラブル、あと鉄道よもやま話とか

以前運用指令と言うところで働いていた時に起きたことをブログに残していたので、それを思い返しながら振り返っていきたいと思います。 時間も相当経っているので今さら書いても誰にも影響しないし、JRの迷惑にもならないと思います。 運用指令と言うのは、主に車両と乗務員をバックアップする役割です。 もっとも力量が試される場面が、車両故障発生時ですが無線や携帯電話からの声による情報だけで原因を特定する事はとても難しいです。 また、原因が分かっても現地でそれを修理できるか?という問題

    • 東北新幹線がオーバーランしたらしい

      雪や低温が原因と言う説もあるが、 それでオーバーランしてたらしょっちゅうオーバーランしてるはずなので違うだろ? ホントの事は言えない理由でオーバーランが発生したに違いない。 知らんけど・・。

      • 南海電鉄で列車通過前に踏切が上がったらしい。

        https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/240206.pdf ↑ 南海電鉄のプレスリリースです。 これによると、フックボルトが振動でレールに触れて電気回路上列車がいない事になってしまったと言う事なので、おそらく終動点付近でこのボルトがレールを短絡してしまったって事なんでしょうね。 踏切で気を遣うのは、列車接近でしっかり鳴動開始してくれることです。 なので踏切が鳴らない事に対しては色々対策(JR西ではATSの機能を併用)

        • 無責任すぎる羽田空港事故の分析をやってみた。

          日航機が着陸した滑走路上に他の機体がいた! って事だと思う。 私の知識ではその原因は二つ考えられる。 その① 管制官の指示ミス 管制官が何らかの原因で、日航機が着陸する滑走路に海上保安庁機を誘導してしまった。 その② 海上保安庁機の誤認 海上保安庁機を操縦している人が、管制官の指示を誤認してC滑走路に進入してしまった。 日航機が着陸する滑走路を間違えたって事は無い。 もしそうなら、アプローチした時点で管制官から指摘される。 無責任な原因分析より重要な事がある。 これ

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        実録・鉄道トラブル、あと鉄道よもやま話とか

          鉄道よもやま話(その6)アホな上司

          鉄道に限った話じゃないんだけど、アホな上司っているじゃないですか。 私も色々アホな上司と付き合ってきましたが、その中でも特にアホな上司を紹介します。 職場の飲み会ってよくあったんですよ。 その飲み会での一コマ。 幹事が場を盛り上げるために唎ビール大会(色んなビールを飲んで銘柄を当てる)を開催したんですが、2名一組で当てた数が多い方が勝ちと言うトーナメント方式でした。 上司は恥かかせるわけにいかないので除外していたんですが、あまりに正解率が悪いのでたまらず「俺自信あるから

          鉄道よもやま話(その6)アホな上司

          鉄道よもやま話(その5)気動車とディーゼル機関車、電車と電気機関車の見分け方(解答編)

          正解かどうかは分からないんだけど、その時みんなで納得した考え方は 機関車には「自弁と単弁がある」でした。 これを聞いた一同、「なるほどぉ。」となりました。 他の分類の仕方があるという方がいたらコメントください。

          鉄道よもやま話(その5)気動車とディーゼル機関車、電車と電気機関車の見分け方(解答編)

          鉄道よもやま話(その5)気動車とディーゼル機関車、電車と電気機関車の見分け方

          ラッセル気動車のキヤ141ができた時話題になったのが、これってなんで気動車扱いなの?と言う点。 全軸が動輪じゃないと機関車じゃないとか、主電動機やエンジンの出力で区別しているとか色々出たんですが、最終的にこれじゃね?って言う見分け方が出ました。 すぐに答えを言うのはもったいないので、話を変えて「野菜と果物の見分け方は?」分かりますか? 諸説あるんですが、野菜は1年草(毎年枯れちゃう)で果物は多年草と言うのが説得力のある分け方だと思います。 なので、スイカは野菜なんです。

          鉄道よもやま話(その5)気動車とディーゼル機関車、電車と電気機関車の見分け方

          実録・鉄道トラブル(その23)2日連続の無事故日(2008年5月26日の日記)

          5/24、25は連続して無事故日だった。 無事故日というのは、踏切支障も1件も無いと言うことなので、単日でさえ年に10日も無い。 それが2日続くと言うのは自分の記憶に無い。 喜ぶべきことなのだが、むしろ不気味にさえ感じる。 今日は早朝から車内急病人が出たので3日連続はならなかったが、何か大きな出来事の前ぶれで無ければいいのだが・・・。 何の事は無い、何事もなく日々は過ぎ去るのであった。 あと、今では無事故日とは言わなくなっていますね。 「報告事象無し」と言う風に変わ

          実録・鉄道トラブル(その23)2日連続の無事故日(2008年5月26日の日記)

          しなの鉄道の脱線原因は「木製枕木の老朽化でレール間隔が開いたため」

          なんと、枕木の老朽化が原因とは! 保線の管理はどうなっていたんでしょうねぇ? 脱線するほどのレールの開きは、枕木が一本腐っていたってお話しではなく、数本から場合によっては10本以上が異常だったと言う事でしょう。 本線では無いので点検もあまり行われていなかったのでしょうか? それにしても、お粗末としか言いようがありません。 ずーっと前にJR北海道でもレールの間隔が開きすぎて脱線と言うのがありましたが、私の記憶では分かっていたけどお金が無くてできなかったんじゃなかったかな?

          しなの鉄道の脱線原因は「木製枕木の老朽化でレール間隔が開いたため」

          実録・鉄道トラブル(その22)GW今の所平穏(2008年5月4日の日記)

          今年のGWはこれまでの所、多客による小さな遅れや、ちょっとした車両不具合はあるけれど、概ね平穏に来ています。 昨日(5/3)は長距離列車がのきなみ混雑しましたが、大きなトラブルも発生していません。 お客さんが沢山いるので、トイレットペーパーが無くなった列車が数本あったので、昨日の午後以降に車両基地に入って補充のきく列車には普段より多めに積み込むように指示しました。 深夜帯に入ると貨物列車が走っていないので、本当に静かになりました。 そのまま朝の立ち上がりも何の問題も無

          実録・鉄道トラブル(その22)GW今の所平穏(2008年5月4日の日記)

          実録・鉄道トラブル(その21)車両故障2件(2008年4月27日の日記)

          1014Mの運転士から入善停車中に無線連絡。 三相表示灯が点灯、SIVリセットしても復旧せずとのこと。 電源誘導の指示を出したが、残念ながら不良ユニットは3両もの。 ジャンパーを接続する時間を惜しんで、とりあえず富山までそのまま走行を指示。 富山で検査によってジャンパーをつなぐ手はずにしていた。 しかし、富山まで来たのならそのまま金沢まで現状のまま走らせて取り込み特発で良いんじゃないか? と言う事になり、そのまま走らせてしまった。 一つドジったのは、電源誘導ボタンを押し

          実録・鉄道トラブル(その21)車両故障2件(2008年4月27日の日記)

          実録・鉄道トラブル(その20)試9270M車両故障(2008年4月12日の日記)

          指令の同僚6名で昼飯を食っていたら、小松-粟津間で試9270Mが車両故障のメールが来た。 幸い皆食べ終わっていたので、すぐに指令に帰還。 駅間に停車していて、自力走行ができない上、後続は貨物列車でこれまたすでに同駅間に進入していると言う状況。 試9270Mは第1閉そくと第2閉そくの間、貨物は第2閉そくと小松出発の間に停車。 貨物で683系を救済するしかないのだが、EF81と68系の連結は前例が無い。 当然訓練でもやったこともないし、必要性も感じていなかった。 ちょっと幸いし

          実録・鉄道トラブル(その20)試9270M車両故障(2008年4月12日の日記)

          実録・鉄道トラブル(その19)最低の車両故障(2008年4月4日の日記)

          昨日、4032MがSIVの故障で485系に変更となった。 その車両は昨日の内に車両所で点検整備して、今日の4020Mとして運転したが、 なんと富山発車前に昨日と全く同じ現象の故障が発生した。 今日もまた485系を充当して12分ほどの遅れで金沢を出た。 いったい何を整備したのか!? こんな故障は最低の故障だ。 昨日も臨回で運転士に迷惑をかけ、さらに今日も臨回が発生する。 車両整備の人たちはどう思っているのだろう? 自分の整備した車両がいとも簡単に故障するって恥ずかし

          実録・鉄道トラブル(その19)最低の車両故障(2008年4月4日の日記)

          実録・鉄道トラブル(その18)ダイヤ改正完了(2008年3月18日の日記)

          少し日が経ってしまったが、3/15のダイヤ改正の移行が完了しました。 まぁ、色々問題点はあったようだが一番大きな出来事はダイヤ改正当日の始発列車が車両故障で運休となったことでしょう。 糸魚川始発の520Mが出区点検中にABBがトリップ。 再投入を試みても入れポン状態。 運転士からの情報ではコンプレッサーが運転するとABBが切れる症状だったとの事だったので、コンプレッサーのNFBを切ってABBを入れてみる指示を出した。 予想通り、ABBは入ったがこれでは単独ユニットでの運転は

          実録・鉄道トラブル(その18)ダイヤ改正完了(2008年3月18日の日記)

          実録・鉄道トラブル(その17)今年に入って泊まる度に乱れています。(2008年2月26日の日記)

          今年に入ってからと言うもの、当直で泊まる度に輸送障害か車両故障が発生する。 1月から自分の泊りで501Mか502Mが車両故障を起こす。 風で湖西線が米原回りになる。 新潟県の風で北越やはくたかが遅れまくる。 朝方の立上りで車両故障が発生し、車両回しに苦労する。 上記の対応で車両回しを変えたせいで、後から臨回で戻してやらんといけなくなる。 そんなこんなで、規定の睡眠時間(4時間)を確保できたためしがない。 23日なんて一睡もできなかった。 その前は2時間。 おかげで、体力を

          実録・鉄道トラブル(その17)今年に入って泊まる度に乱れています。(2008年2月26日の日記)

          鉄道よもやま話(その4)485系車軸折損

          これも、時期は忘れてしまいました(JR移行後であることは間違いないです)が北陸トンネル内の上り線走行中にJR東日本所属の485系電車の車軸が折損すると言う事象が発生しました。 当時はまだ新潟発着の雷鳥があり、上沼垂所属の485系が使われていました。 当該列車の列車番号は忘れてしまいました。 編成の中間付近の車両だったので、運転士も異音には気付いていたものの、まさかそんなに重大な故障が発生しているとは思わないまま敦賀に到着。 乗継ぎ運転士には、異音を感じたので注意するよう

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          鉄道よもやま話(その4)485系車軸折損