実録・鉄道トラブル(その18)ダイヤ改正完了(2008年3月18日の日記)
少し日が経ってしまったが、3/15のダイヤ改正の移行が完了しました。
まぁ、色々問題点はあったようだが一番大きな出来事はダイヤ改正当日の始発列車が車両故障で運休となったことでしょう。
糸魚川始発の520Mが出区点検中にABBがトリップ。
再投入を試みても入れポン状態。
運転士からの情報ではコンプレッサーが運転するとABBが切れる症状だったとの事だったので、コンプレッサーのNFBを切ってABBを入れてみる指示を出した。
予想通り、ABBは入ったがこれでは単独ユニットでの運転は不可能。
朝方、糸魚川には3編成いるがどれも次々と使わないといけないのでどこかを犠牲にするしかない。
結局520Mを運休として、故障車は522Mと併結して6両で金沢に戻す手配をしました。
522Mは金沢に戻らず富山以北で運用されるので、すぐに金沢に戻る526Mと交代させて526Mとして故障車を金沢に戻しました。
運休とした520Mは富山からお買い物列車用の車両を富山発の520Mとして運転し、お買い物列車は臨回で金沢から富山に飛ばした。
現場の運転士、車掌には少々がんばってもらったが、最小限の手配で、最小限の影響にとどめられたと思う。
最近車両故障が多すぎます。
車両関係の人たちの奮起を期待します
*解説
520Mは糸魚川発金沢行きの始発列車です。
ダイヤ改正初日から車両故障で運休を出してしまったお話です。
故障した520Mは糸魚川~富山間を運休させて、その車両を522Mの編成で連結して運転しますが、522Mは富山で折返してしまい、故障車を運用検修センタ―に戻せないので、金沢まで運転する526Mに充当したと言う事です。
最初から526Mに連結すれば良いじゃないか?と思うでしょうけど、正確には憶えていませんが、留置状態が発車順になっていたのだと思います。
金沢方面 →
526M▷ 522M▷ 520M▷
の順で並んでいたら、動かない520Mに526Mを連結することは出来ません。
実際は2線に留置していたと思いますが、いずれにしても526Mの前に522Mがいたはずです。
っで、520Mの富山以降は、富山に留置されていた後発の予定臨の車両を使って運転し、予定臨の発車時刻(520Mの糸魚川発時刻前から手配したので十分間に合う)までに予定臨用の車両を金沢から回送して間に合わせたと言う手配です。
当時は475系や413系では回送でも車掌乗務省略できなかったので、車掌も行路変更で仕事が増えました。
コンプレッサー故障は他のユニットを連結すると何の制限も受けずに運転できるので運転する列車は遅延しないので不幸中の幸いでした。
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