マガジンのカバー画像

うたコラム

16
詩に関する記事をご紹介
運営しているクリエイター

#詩

詩と評価について、足を止めてじっくり考えてみた。

この記事を読もうと思っていただき、ありがとうございます。 この記事を必要とする、と想定する人たち。 noteにいる詩人 note以外の詩人 クリエイティブな作業を日常の中で行っている人たち 他にもこの記事を読むかもしれない人たちはいる、と思いますが、とりあえず、このような人たちを想定して、記事を書いていきます。 ※この記事は、3700文字程度の文字数があります。それを考慮して、目次等をご活用ください。それでは、始めます。 自分が書いた詩に、誰もいい評価をしてくれ

【自分を変えたい人へ】詩とか、いろいろ。(1)

詩作品「今海岸に乗り上げている」 海岸に 乗り上げ空は 晴れ 崖の上の桜は 夏に転生 海岸の 向こうに船は 今帆上げ 波にゆらゆら ゆれているだけ この詩にまつわるエッセイ海。日本には、多くの場所に海が存在している。 もちろん、地球規模で考えても、北の果てにも、南の果てにも、西の果てにも、そして、東の果てにもある。そこから、朝日が昇り、西日がきつくなり、やがて夜になる。 昼間遠くに、ボートを漕いでいた人がいたような気がする。 その人は、自分に何かをしてくれるわけ

「空」を詩作に役立てよう!

僕が思う「空」の定義空とは自然界の王様 空とは自由 空とは虹色 「空」をどうやって詩作に役立てるの?気分転換に空を見上げると、また詩作に取り掛かろう、という気分になる。 空を詩作の題材にしてもいい 空は心に余裕を作り出す。創作のひらめきなどにつながる。 「空」の魅力空は誰の場所にも存在する 空は春夏秋冬それぞれの顔がある 空は天気=誰かとの雑談の種となる

詩は、自分を鼓舞する。

詩は、自分を鼓舞するとは、どのような状態を指すのか。ポジティブな言葉を文字にすることによって、抱えていた感情が明らかとなって、元気になる。 ネガティブな言葉を文字にすることによって、抱えていた感情を整理できて、スッキリする。 詩を書くことによって、誰かに読んでもらい、いつのまにかつながりに支えられている。 詩で、自分を鼓舞するには?少し熱量を込めて、詩を書く。 そうすれば、ポジティブな感情がさらに明らかとなり、ネガティブな感情は外に整理整頓され、力が込められた作品は誰

詩作とは?詩作の3つのメリット、方法についても考察。

「詩作とは、何か?」 「詩作をするメリットって、あるの?」 「詩作を行うための方法を訊きたい」 これらのようなことを考えている方たちに、おすすめの記事となっています。 僕は、詩作に関することを、10年くらい続けてきました。 自由律俳句っぽいものを作ったり、詩のブログを運営したり、詩のコミュニティに所属したり。詩の賞やコンテストに挑んだり、まあ、色々です。 そんな僕なんですけど、今回、詩作とは何かについて、考えてみました。 僕は、プロの詩人というわけではありません

詩の読み方~知れば楽しくなる5つのコツ~

「詩の読み方を知りたい」 「詩を、もっと楽しみたい」 これらのようなことを考えている方たちに、おすすめの記事となっています。 僕は、詩作とともに、いくつか詩集も読んできました。 詩は、むずかしい。けれども、なぜか惹かれて、楽しく読む方法を模索し続けました。 今回は、模索し続けたことに対する一定の回答を、書き込むことにします。 客観的な情報も確認しつつ、詩を楽しく読む方法について、考察しますね。 詩を楽しく読めることは、noteで詩作を行う人たちや創作活動を行う人

詩人とは、何者なのか。詩人になる3つの方法も解説。

「詩人とは、何者なんだろう?」 「詩人になるには、どうしたらいいかな?」 これらのようなことを考えている方たちに、おすすめの記事となっています。 僕は、詩作の経験を、3年、もしくは3年以上に匹敵するくらい、積んできました。 詩論を本等からインプットし、過去に詩論記事も、いくつか書いたことがあります。 詩に関する卒論も書き、ありがたいことに、「秀」という評価もいただきました。 そんな僕なので、「詩人とは何者なのか」「詩人になるにはどうすればよいのか」色々考えてきまし

詩が好きな人は、こんな人。

詩が好きな人、いますよね? このnoteでも、様々な方たちが、詩作を行っています。 もちろん、僕も詩作を行っていることは事実です。 それで、自分で申し上げるのは、恥ずかしいことで、謙虚に言わせていただくと、詩が好きな人は、愛に敏感なような気がします。 ここで言う愛とは、感情に似たようなものです。 喜怒哀楽とあるあの感情のようなものですね。 そしてそれ故に、やさしい人が多く、傷つきやすい一面も持っているのではないか、と思います。 詩が好きな人は、万物を愛する器があ

八木幹夫さんの詩集『郵便局まで』レビュー

八木幹夫さんの詩集『郵便局まで』レビューまず言えることは、この詩集が来たとき、本がデカいと思いました。 堂々としているような本の出で立ちで、八木幹夫さんの人柄が垣間見えるようです。 それから、表紙の木の描かれ方が、独特で、思わず見入ってしまうものがありました。 その木は、p.36にある『老木の前で』から来ていると思われます。 知的なもの・壮大なもの・ユーモア・散りばめられた日常・ちょっとしたスパイス・ファンタジーetc. 八木幹夫さんの様々な世界観が、浮き彫りになっ

寝る前に詩を読むと、安眠できる話

寝る前に詩を読むと、なぜ安眠効果があるのか。寝る前に詩を読むと、安眠効果があると思います。 なぜ、そうなるかということを、分析してみますと、やはり、音楽やテレビ、スマホを見た後に眠ろうとすると、頭の表面的なところがゴチャゴチャして安眠できないような気がするのです。 例えば、音楽を例に取ってみますと、たとえクラシックであったとしても、音は寝る前に反芻され、刺激が強いと思われます。 一方、詩を読んで眠ろうとすると、心の奥にスッと言葉が入ってきて沁みるような気がします。 詩

HSPさんと詩の癒しについて

詩は、HSPさんにやさしい最近、HSPがブームですよね。 HSPさんの理解も進んでいると思います。 ちなみにわたしもHSPです。 今回は、HSPさんと詩の相性、どのような効果があるのかについて、述べたいと思います。 まず、HSPさんにとって、詩はほとんどやさしいものだと言えます。 もちろん、激しめの詩もありますし、醜い詩とかはありますが、名詩と呼ばれるものであれば、詩はHSPさんにとって、絵本のようでやさしい創作物になっていると思います。 わたしは、詩を、なんだか

詩を深く考えすぎてはいませんか? 自然体に詩を書く方法

詩は論理的に書きすぎると、愛がなくなる。詩を論理的に書きすぎると、読み手にとって、詩は感じるものではなく、考えるものになってしまいます。 昨今の現代詩は、そのような傾向があるように感じます。 例えば、考えに考えたアイデアというのは、柔軟性に富んだものではなくなり、結果的に受け手に、いい印象を与えることはむずかしくなりますよね? それに似ています。 詩を書くためには、マインドフルネスが大切。詩を書くためには、心を込めて、自然体で書く必要があります。 そのために、今を生

谷川俊太郎さんが書いた詩集『バウムクーヘン』に対する書評

限りなく未知に近かった谷川俊太郎さんの詩集谷川俊太郎さんの詩集『バウムクーヘン』を読みました。 個人的な感想とともに、得ることができた心の豊かさを伝えることができれば、と思います。 谷川俊太郎さんの詩集は、ある意味ベスト詩集というか、有名どころはある程度知っているものの、最近のしかもまだ世間にそれほど知られているわけではない詩集を読みたい!と思って、購入しました。 谷川俊太郎さんの詩群は、詩の本格性を帯びており、わたしの相性にも合っていたので、読みやすいものとなっており

詩の魅力って、なんだろう?

心の奥に、しっかり届く。詩の魅力は深い。 ほんとうに深い。 わからないからこそ、惹かれてしまうのが、どうも詩らしい。 詩を読めば、その詩人と深く繋がる。 つまり、魂の底で繋がるのだ。 どういうことかというと、言葉自体、人を繋ぐ役目を果たしている。 詩人が紡いた言葉は、その詩人にとって大切な宝物。 いわばその人のエッセンスそのものだ。 それを読み手が読むことによって、詩人の世界に触れる、共感する、摩訶不思議な世界に感動してしまうのだ。 わからないことが、具体的