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雑草と剪定枝と落ち葉の使い道

植物のある暮らしは、なんとなく自然にやさしい気がするけれど、抜いた雑草や剪定枝が大量のゴミとなってしまうのは、なんだか居心地が悪い。

雑草や剪定枝を捨てずに処理することができればいいのだが……そう思って調べてみた。堆肥化する、マルチングにする、腐葉土を作るなどなど、草や枝や落ち葉をゴミに出すのではなく、庭や畑で活用する方法に注目して実践している人が多いことを知り、感心する。

広いスペースのないわが家でも、木と木の間の地面を使えば雑草や剪定枝を埋めることができる。落ち葉も捨てずに済むなら腐葉土づくりもしてみたい。

それで昨年から、剪定枝を米ぬかと(雑草があれば雑草も)一緒に埋めている。剪定した枝を短く切る作業は捨てる場合と同様に必要だが、捨てるのではなく自然に帰すわけだから、作業は大変でも気持ちはいい。

そして今年は、春から雑草の堆肥化を試みている。庭の数か所で、抜いた草に米ぬかと土を重ねた。早く仕上げたいところのみ、さらに透明のビニールをかけ、定期的に掘り返すようにした。量も少なく日当たりもよかったせいか、7月末には茎のカタマリもなく、嫌なニオイもしない状態になっていた。

雪が降る前に腐葉土をつくるつもりでプランターに落ち葉をためていた。春になってようやく米ぬかと土と水とを混ぜて、ビニールで覆い、日当たりのいい場所へ置いた。こちらも7月末には、葉っぱの形はなくなっていた。透明袋でも同じように材料を入れて試した。

完成した雑草堆肥と腐葉土をプランターの土としてさっそく使ってみた。他のプランターから、なかなか大きくならないバジル、スープセロリ、小ネギを移植。ルッコラは種をまいた。

暑すぎたせいか、双葉までは順調だったルッコラが、その後つぎつぎに枯れて残り1株となっている。バジルはゆっくり元気に成長していて、他の場所で育てているものより葉のサイズが大きい。スープセロリと小ネギは暑さが落ち着いてから元気になってきた。それぞれ少しずつ収穫して料理に使っている。

小ぶりのプランター1つ分でしかないけれど、自作の雑草堆肥と腐葉土で野菜を育てることができた。今後も処理しきれずに雑草や剪定枝をゴミに出すことがあるかもしれない。でも、少し手をかければ確実にゴミは減らせるし、野菜用の土が手に入るというおまけもついてくる。

植物を育てるのがこれからますます楽しみだ。

自作の雑草堆肥と腐葉土で育てるバジルたち


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