kame

絵と本と花とおいしいものが好き。数年前、「うちには小さいけれど庭がある」と気づき、放置されかけていた植物たちの世話をはじめた。

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絵と本と花とおいしいものが好き。数年前、「うちには小さいけれど庭がある」と気づき、放置されかけていた植物たちの世話をはじめた。

マガジン

  • 母のキッチンより

    母のつくる日々の料理が好きだから、いつでも自分や気に入ってくれただれかがつくれるようにnoteにレシピをまとめます。

  • 家庭菜園

    花壇とプランターを使って、小さなスペースでハーブや野菜を育てています。

  • 薔薇と花

    なるべく薬剤には頼らずにバラを育てています。作業のようすや困った虫の話、そのほかの花のこともここにまとめます。

  • 英語学習

    自分の記事の英訳や、英語学習のなかで考えたことなどをまとめます。

最近の記事

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庭のばらと本のなかのばら

 庭の古いばらの木は、虫がついても、大量に葉を落としても、翌年にはあたらしく枝を伸ばし、うまくいけば花束のようにまとまって花を咲かせる。そのいかにも赤という鮮やかな赤い色のばらを見ると、『ナイチンゲールとばらの花』を思い出して、ちょっと悲しくなる。  学生の恋心を信じたナイチンゲールは自分の命を使って一輪の真紅のばらをつくりだす。その美しいばらを、学生は躊躇なく摘み取り、結局は感情に任せて捨ててしまう。淡々と進む短いお話だが、そのばらの花の印象は強く、どんなにか美しいだろうと

    • アシナガバチとコガタスズメバチ

      ここ数年は、庭のどこかにアシナガバチが巣をつくるのが当たりまえのようになっていた。それも一つではない。つるバラの葉裏が一番人気で、それから同じバラの細い枝につくるのもいて、近くの生垣を選ぶのもいる。巣が小さいうちに取っても、また同じところにつくるから困る。そのうえ女王バチがたったひとりで住まいをつくり、子育てする様子を見ていると、こちらが危ない目に合う前になんとかしないといけないのは分かるが、それでもかわいそうな気持ちになってしまう。冬眠から目覚めたばかりの女王バチは、なんと

      • 暑い夏 ところてんがおいしすぎる

        • かわいいミニトマト 芽がでて大きくなるまで

          こんなに小さなふたばから、 2か月ほどで花が咲き、 それから小さな実をつけて、 みるみる太って、しばらくすると ほんのり色づき、あっという間に 真っ赤なアイコになりました。 ・*・・*・*・・*・*・・*・ 狭い新聞紙ポット時代が長かったミニトマト アイコ。 プランターに移して、さらにサンルームから屋外へ移動させると、驚くほど元気にすくすく成長し始めました。外に出して虫の被害にあわないか、サンルームの方が暖かくていいのでは、などと過保護な気持ちになりがちですが、

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        庭のばらと本のなかのばら

        マガジン

        • 母のキッチンより
          9本
        • 家庭菜園
          18本
        • 薔薇と花
          19本
        • 英語学習
          3本

        記事

          ミニトマト・ズッキーニ・ハーブたちの成長

          春、新聞紙ポットに数年前の種をまくところから始めた今年のミニトマト。6月後半に花が咲き始め、数日後には小さな果実が現れて、それから日に日に肥えています。最初の花を確認してから20日ほどですが、あとは赤くなるばかり、という大きさまで成長しているのもあります。 ミニトマト同様、昨年あまりうまくいなかったズッキーニ。種が残っていたので、もう7月ですから時期は遅いですが、まいてみました。播種4日後に土が盛り上がり、それからゆっくり2日かけて双葉が姿を現しました。種も大きいし、双葉も

          ミニトマト・ズッキーニ・ハーブたちの成長

          今季初!バジルを収穫して食べました

          摘芯をかねてバジルを収穫しました。ジェノベーゼのおいしさに目覚めて以来、パスタやピザに使うのを楽しみに毎年種からバジルを育てています。今回はミニトマトと一緒に大きめのプランターに植えた2本のほかに鉢に植えた4本を、すでに伸びているわき芽を残して切りました。 虫のせいか、強風のせいか、少し傷んでいる葉は取り除きましたが、ペーストにしてもしっかり料理に使えるくらい(茎を除いて70g)あります。キッチンはバジルの香りでいっぱいです。 ●今季初ジェノベーゼ だいたいの分量 ・バジ

          今季初!バジルを収穫して食べました

          新聞紙ポットに種まきしたミニトマト 花が咲いています

          長いこと考えに考えて楽しみに始めたnoteでしたが、気付けばもう半年近く放置していました。春から目まぐるしく変化し、ジャングルになりつつある庭の様子をこれから少しづつ書き留めることができたらいいなあと思います。 ミニトマトの花が咲いています。数年前に購入した種ですが、今のところ順調に育っています。昨年は地植えにしましたが、天候に応じて移動できる方が都合がいいと考えて今年はプランター栽培です。 ぐんぐん伸びるミニトマトの株元には、バジルと小ネギ。バジルは暑い日が増えてきたこ

          新聞紙ポットに種まきしたミニトマト 花が咲いています

          2023年の野菜づくりを振り返ります

          もう野菜は諦めて、花をたくさん育てようかしら。 2023年の夏はとりわけ暑く、日当たりのとても良い花壇の野菜たちは高温障害というのでしょうか、思うように収穫することができませんでした。初心者でも比較的うまくいくはずのミニトマトもズッキーニも、葉はきれいでも花は咲いても、果実を大きくすることを忘れてしまったかのようでした。 下の記事を書いたころはズッキーニの収穫にまだ希望を持っていました。 こちらの記事でもどうやら希望を抱いているようです。結局秋のズッキーニもピクルスサイ

          2023年の野菜づくりを振り返ります

          山茶花

          10月半ばに金木犀と一緒に咲き始めた山茶花。金木犀は2週間ほどで終わってしまったけれど、山茶花はもう一か月以上花をつけています。落ちた花びらで地面がいっぱいになっているのを見て、もう終わりかと思って見上げれば、少し傷んだ花やきれいな葉っぱに紛れて新しい蕾がちゃんとまだそこにあります。 冷たい雨が降り、強風が吹いても、蕾のまま落ちるということはほとんどないようで、淡々と美しい白い花を咲かせています。 まだ暖かい日も多かった10月、香りに誘われて虫たちがやってきました。蜂のよ

          山茶花

          猛暑でもすくすくまっすぐわが道を行くバジルさん

          今年は実もの野菜の生育停滞にがっかりした一方で、バジルの暑さへの強さを目の当たりにした夏でした。このくらい暑さに強く、手間をかけずとも簡単に成長してくれる野菜、ほかにないものでしょうか。あってほしいなあ。なにしろバジルは毎夏つくるべき野菜のひとつといえそうです。 ペーストにしておけば長期保存もできるので、たくさん収穫したいと思い、この夏はプランターにも地面にも東の花壇にもサンルームにもいろいろなところに少しずつ植えてみました。「バジルさん、一番のお気に入りはどこですか?」

          猛暑でもすくすくまっすぐわが道を行くバジルさん

          金木犀の花がようやく咲き始めました

          長い長い夏が終わり、一気に晩秋になりました。つい10日ほど前には暖房なんて考えられなかったのがうそのよう。この急激な季節の変化に植物たちも戸惑っているのか、初夏に咲き始めたサルスベリがまだ少し咲いている一方で、キンモクセイはいっこうに咲きません。ようく見ると蕾はあるようですが。 野菜たちはというと、夏の間、暑さで枯れるということはなかったけれど、ズッキーニもミニトマトも果実はうまく育ちませんでした。後者は今になって思い出したように小さな実をつけています。これから大きく赤くな

          金木犀の花がようやく咲き始めました

          雨後の虫たち植物たち

          *虫の写真あり。とてもとても苦手な方はお気を付けください。 この夏の暑さに閉口したのは人だけではないようで、8月中はあまり虫も見かけなかった。雑草さえも成長が鈍り、暑くて草取りができなくてもさほど気にならないほどだったから、虫たちとしても熱く乾いた地上にわざわざ出かけていくこともない、ということだったのだろう。 暑さは継続していても9月半ばともなると、秋の気配が漂い始める。ただ、梅雨明けから高温乾燥が続いていたところに久しぶりに降ったのは、どしゃ降りの雨。それでも植物たち

          雨後の虫たち植物たち

          夏の休日ランチ 香味野菜とアジの干物の和風パスタ

          *母がつくる日々の料理が好きなので、noteでご紹介します。気に入ってくださった方、ぜひお試しくださいな。 毎年いつの間にか生えている大葉とミョウガ。種が飛ぶせいか大葉は家の周りのあちこちで芽を出し、ある場所では密集してみんな仲良く小さいまま、別の場所では単独でのびのびと成長します。ミョウガは決まった一角で人知れず姿を現します。 そんなたくましい香味野菜たち、大葉とミョウガは、夏の食卓で大いに活躍してくれます。そうめんや冷ややっこの薬味として使うのはもちろんですが、パスタ

          夏の休日ランチ 香味野菜とアジの干物の和風パスタ

          ズッキーニ「雌花をいくつか咲かせたら、そのあとしばらくお休みします」

          8月1週目に雌花が3つ開花してからしばらくお休みしていた花壇のズッキーニ3株。8月後半になって再び大きな雌花を咲かせました。授粉がうまくいかなかったのか、形はいまひとつですが、それなりに大きく成長しました。 今年最初の3つの雌花は、開花後に果実が育つ気配を見せず、その後は6つほど雌花がついたものの花を咲かせることすらしませんでした。ピクルス用のキュウリのように小さなズッキーニですが、この9つはそのまま収穫してありがたくいただきました。味は問題ないのです。 この異常な暑さの

          ズッキーニ「雌花をいくつか咲かせたら、そのあとしばらくお休みします」

          Zucchini growing in the garden again this year

          This is the English version of the following article. I bought a packet of zucchini seeds two years ago. In general, you should probably use seeds within the expiration date. However, I put the rest of the seeds in the refrigerator to use

          Zucchini growing in the garden again this year

          トマトとホタテのサンラータン

          旬のトマトをたっぷり使った、暑い夏にもおいしくいただける酸味の効いたピリ辛具沢山スープ。母が以前スーパーで見つけたレシピカードを参考につくり始め、わが家で大ヒットしています。たくさんつくったら、翌日にトマトを追加して簡単ランチにするのもいいですよ。 材料(鍋ひとつ分) ・トマト 2コ ・ホタテ貝柱の缶詰(ほぐし身)1コ ・たけのこ(春は採れたてを使い、その他の季節は水煮でOK)150g ・干ししいたけ or 生しいたけ 4~5コ(なければなしでも大丈夫) <A> ・鶏ガラ

          トマトとホタテのサンラータン